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インドは空母ヴィクラマーディティヤのボイラーへのアスベスト使用に同意した

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『中央海軍ポータル(フロートコム)』より
【インドは「ヴィクラマーディティヤ」へのアスベスト使用に合意した】
2012年12月7日

インド航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」(旧「アドミラル・ゴルシコフ」)の為の動力装置の必要条件を改訂し、断熱材の耐火レンガを、プロジェクトにより提供されるアスベスト含有材料に交換する事に同意した。
これは、『独立軍事評論』が独自の情報源を引用して報じた。
以前、インドは、同艦の乗組員の健康を損なうと考えてアスベストの使用を拒否した。

「ヴィクラマーディティヤ」の航海試験は、2012年7月から10月に掛けてロシアで実施された。
試験中、艦上戦闘航空機の発艦と着艦、点検システムの点検が実行された。
航空母艦が全速力を出そうとした時、8基の蒸気ボイラーKVG-3Dの内7基が故障により停止した。
(註:実際には、8基のうちの3基が故障した)
これは、アスベストを含まない材料として使用された断熱材の耐火レンガの部分的崩壊によるものである。

ロシアで修理及び近代化が行なわれた航空母艦は、2012年12月4日にインドへ引き渡される予定だったが、ボイラーの断熱材の交換と修理が必要な為、2013年前半に延期された。

2012年11月末、インド国防相アラカパランビル・クリアン・アントニーは、当局は2013年末より長くは待てないと発表した。

現在、特別委員会は艦での作業を完了しており、艦の蒸気ボイラー及び動力装置の状態を判断する課題を果たした。
この委員会の作業により、今後の「ヴィクラマーディティヤ」の動力装置の修理に関する最終決定が下される。

2004年、ロシアインド「ヴィクラマーディティヤ」供給契約に署名した。
契約額は15億ドルに達した。
この金額で、インド側は、艦自体は無償で提供され、修理及び近代化、更には艦上戦闘機MiG-29K/KUB及びヘリコプターKa-27Ka-31の供給の為に金を支払った。
2009年、契約条件が改訂され、その結果、契約額は23億ドルに増加した。


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[空母ヴィクラマーディティヤ(旧ブログ)]
[空母ヴィクラマーディティヤ]

今年(2012年)12月に就役する筈だったインド空母「ヴィクラマーディティヤ」(旧ロシア海軍重航空巡洋艦「アドミラル・ゴルシコフ」)ですが、航海試験中にボイラーが損傷し、引き渡し時期が延期される事になりました。
[空母ヴィクラマーディティヤ、引渡し延期?]

今回の記事では、8基のボイラーの内7基が故障したと書かれていますが、正確には3基です

「ヴィクラマーディティヤ」は、残り5基のボイラーで23ノットまで出すことは可能であり、自力でセヴェロドヴィンスクへ向かいました。
[空母ヴィクラマーディティヤは23ノットでセヴェロドヴィンスクへ向かっている]

そして、「ヴィクラマーディティヤ」に使われた耐火レンガなどに問題が在る事が明らかにされました。
[空母ヴィクラマーディティヤに使われている外国製品に問題が生じた]
[中国はロシアへの耐火レンガ輸出を否定した]

結局、「ヴィクラマーディティヤ」の引き渡しは2013年末になるようです。
[空母ヴィクラマーディティヤは2013年10-12月にインドへ引き渡される]
[空母ヴィクラマーディティヤは2013年末にインドへ引き渡される]

重航空巡洋艦「アドミラル・ゴルシコフ」改め航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」は近代化に当たり、蒸気タービン機関ボイラーを新開発のKVG-3Dに換装しました。
『バルト工場』公式サイトより
2005年5月31日
【バルト工場は、「アドミラル・ゴルシコフ」の為の最初のボイラーを製造した】

KVG-3Dは、燃料として軽油を使用し(それまでのロシア海軍のボイラーは重油専焼)、更には、インド側の強い要望により、断熱材としてアスベスト以外の材料が使われることになりました。

しかし、これまでに報じられている通り、それは完全に裏目に出ました。

それで結局、インドは、ボイラーKVG-3Dの断熱材としてアスベストを使用する事に同意したようです。
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