ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフと大型揚陸艦コンドポガは遠距離航海へ出発した


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2019年12月3日13時42分配信
【北方艦隊戦闘艦支隊は次の遠距離航海へ出発した】
本日(12月3日)、北方艦隊戦闘艦支隊は、主要基地セヴェロモルスク泊地を去り、次の遠距離航海へ出発した。
支隊の構成は、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」と大型揚陸艦「コンドポガ」である。
遠洋ゾーンで与えられた任務を良質に遂行する戦闘艦支隊の要員は、前日の12月2日、北方艦隊司令官アレクサンドル・モイセーエフ中将に見送られた。
彼は指摘した。
「与えられた任務を遂行する大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフと大型揚陸艦コンドポガの出航は、北方艦隊の行動計画により提供される新演習年度の全ての遠距離航海シリーズの幕開けであります」
近い内に北方艦隊戦闘艦支隊は、バレンツ海を通過して大西洋への移動を行なう。
移動ルート上で艦の乗組員は、自身の海洋技量を高め、更には、海上移動中の艦支隊を防衛する様々な種類の一連の艦上演習を実施する。
大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、艦載ヘリコプターKa-27の計画飛行を行なう。
北方艦隊戦闘艦支隊の海上への出航に先行して、艦の乗組員は長期かつ緊迫した訓練を行ない、現在、北方艦隊の駐留場所及びバレンツ海の戦闘訓練射爆場におけるサイクル訓練は完全に遂行されている。
乗組員は、空中攻撃手段を撃退する為に高射ミサイル複合体を使用する複合戦闘演習を行ない、艦のダメージコントロール、対水中工作防衛の訓練を行ない、艦載ヘリコプターとの連携、部下を管理する司令部の技量の確保へ取り組んだ。
大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」と大型揚陸艦「コンドポガ」の乗組員は、2019年に北極航海の課題を成功裏に果たし、北極圏の北方海上航路のコース上のノヴァヤ・ゼムリャ列島、セヴェルナヤ・ゼムリャ諸島、フランツ・ヨシフ諸島、更にはタイミル半島地域で行動した。
北方艦隊の大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」(1982年1月10日就役)と大型揚陸艦「コンドポガ」(1976年就役)は、2019年8月初頭から9月末まで北極圏遠征を行ないました。
[ロシア北方艦隊第8次北極遠征(2019年8月-9月)]
2019年11月末にはバレンツ海で演習を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2019年11月25日16時25分配信
【大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」と大型揚陸艦「コンドポガ」はバレンツ海で連携へ取り組んだ】
これは、今回の遠距離航海の為のリハーサルだったようです。
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