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ロシア海軍の航空母艦アドミラル・クズネツォフ火災事故(2019年12月12日)続報



2019年12月12日10時16分(モスクワ時間)、ムルマンスク第35艦船修理工場で近代化改装工事中の重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」で火災が発生しました。
[近代化改装工事中の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフで火災が発生した]
その続報。

『インタファクス』より
【「アドミラル・クズネツォフ」の火災】
「アドミラル・クズネツォフ」の火災に関する記事の一覧。

『インタファクス』より
2019年12月12日12時2分配信
【『統合造船業営団』のトップは「アドミラル・クズネツォフ」の火災事件は人的要因であると認めた】
『統合造船業営団』総裁アレクセイ・ラフマノフ氏は、「アドミラル・クズネツォフ」の火災の原因が人的要因であると発言しました。
火災事故現場である発電区画は、火災が起こる前に設置されていた機器は解体されていたのですが、その解体された機器、或いは可燃性の液体が区画に残されており、溶接作業の際、それに引火した可能性が高いとの事です。

『インタファクス』より
2019年12月12日14時26分配信
【「アドミラル・クズネツォフ」はダメージコントロールの為に火災区画へ注水する】
「アドミラル・クズネツォフ」の発電機区画で発生した火災は、局限化(周囲への延焼の防止)する事は出来たものの、完全に消し止める事は出来ず、火災発生区画への注水という手段が取られるかもしれません。

『インタファクス』より
2019年12月12日15時0分配信
【発電区画の火災により「アドミラル・クズネツォフ」の引き渡しは少なくとも半年は遅れる】
今回の火災により第1発電区画が損傷した「アドミラル・クズネツォフ」は、予定されている近代化改装工事の他に、当然ながら火災発生区画の修復も行なう必要が出てくるので、艦隊への復帰は、少なく見積もっても半年は遅れる事になるようです。

『インタファクス』より
2019年12月12日17時9分配信
【情報筋は「アドミラル・クズネツォフ」の火災で12名が負傷したと述べた】
「アドミラル・クズネツォフ」の火災により、病院で医療処置を受けている負傷者は計12名となり、この他に3名が行方不明との事です。

『インタファクス』より
2019年12月12日17時48分配信
【北方艦隊は「アドミラル・クズネツォフ」の煙により10名の船員が中毒になった事を確認した】
北方艦隊広報部は、「アドミラル・クズネツォフ」の火災により、同艦の乗組員10名が火災発生時の有毒な煙により中毒となり、病院で医療処置を受けていると発表しました。

『インタファクス』より
2019年12月12日20時34分配信
【「アドミラル・クズネツォフ」の行方不明者の内の1名は死体で発見された】
「アドミラル・クズネツォフ」の火災による行方不明者3名の内の1名は、死亡した状態で発見されました。
引き続き他の2名の捜索が行なわれています。

『インタファクス』より
2019年12月12日21時12分配信
【「アドミラル・クズネツォフ」の火災の消火の際に軍人が死亡した】
北方艦隊広報部は、「アドミラル・クズネツォフ」の火災の消火に当たっていた同艦勤務の士官1名が死亡したと発表しました。
この士官は、火災発生とほぼ同時に火災発生区画へ飛び込み、作業員を避難させた後、行方不明となっていたのですが、死体となって発見されました。

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2019年12月13日11時18分配信
【「アドミラル・クズネツォフ」の火災は鎮火した】
『統合造船業営団』総裁アレクセイ・ラフマノフ氏は、「アドミラル・クズネツォフ」の火災は鎮火したと発表しました。
『統合造船業営団』副総裁ウラジーミル・コロリョーフ氏(前ロシア海軍総司令官)も加わった火災原因究明委員会が現地へ派遣されました。

『インタファクス』より
2019年12月13日12時3分配信
【「アドミラル・クズネツォフ」の火災による負傷者は14名に増えた】
「アドミラル・クズネツォフ」の火災により、病院で医療処置を受けている負傷者は計14名となり、この他に1名が死亡、もう1名が行方不明との事です。

『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2019年12月13日12時36分配信
【航空母艦「アドミラル・クズネツォフ」の火災による負傷者数名は病院で蘇生治療中である-情報筋】
「アドミラル・クズネツォフ」の火災による入院者の内の数名は生命の危険があり(急性一酸化炭素中毒)、蘇生治療を受けているとの事です。
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