ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはインド海軍との合同演習『インドラ-2019』を開始した

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2019年12月16日16時39分配信
【バルト艦隊とインド海軍の艦船は演習『インドラ-2019』の枠組みで海上での合同活動へ取り組んだ】
バルト艦隊とインド海軍の艦船は、演習『インドラ-2019』の枠組みで海上での合同活動へ取り組んだ。
海上段階の枠組みで、警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」、給油船「エリニヤ」、海洋曳船「ヴィクトール・コネツキー」、フリゲート「タルカシュ」、給油船「アディティア」が加わったロシア-インド合同艦船支隊が形成された。
国家間演習初日、支隊は組織的通信及び合同戦術操艦、更には狭い場所の通行の訓練を実施した。
この他、演習に参加した艦載ヘリコプターは、海域上空飛行、戦闘艦の甲板への相互着艦へ取り組んだ。
更に、合同艦船支隊の組織的対空防衛の合同訓練が実施された。
空中の仮想敵の役割は、ロシア-インド混成乗員により制御されるインド空軍の多目的戦闘機Su-30MKIが演じた。
これに加え、バルト艦隊とインド海軍の臨検グループは、海上船舶航行監視の演習エピソードへ参加し、その中で標準的国際手順が遂行され、海軍歩兵は容疑船の臨検活動を実施する技量を向上させた。
計画下での海上での部隊行動は火曜日まで続き、ロシアとインドの船員は、合同操艦、小口径及び中口径兵器による砲射撃、海上での物資補充、その他の戦闘訓練活動を実施する。
バルト艦隊のプロジェクト11540警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」は、2019年7月24日に就役10周年を迎えました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイは就役10周年を迎えた]
これまでに何度もインド洋へ行った事のある「ヤロスラフ・ムードルイ」ですが、今度はインド海軍との合同演習『インドラ-2019』へ参加する事になり、10月1日にバルチースクを出航しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはインドへ向かった]
「ヤロスラフ・ムードルイ」に随伴する支援船は、この2隻です。
プロジェクト745MBS海洋曳船「ヴィクトール・コネツキー」(2014年1月14日就役)

プロジェクト160中型海洋給油船「エリニヤ」(1968年6月就役)

「ヤロスラフ・ムードルイ」と随伴船は、10月5日に北海へ入りました。
[インド洋へ向かうロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイは北海へ入った]
10月7日までにラマンシュ海峡(英仏海峡)の通過を完了し、ビスケー湾へ出ました。
[インド洋へ向かうロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイは英仏海峡を通過した]
10月11日までにジブラルタル海峡の通過を完了し、地中海へ入りました。
[インド洋へ向かうロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイは地中海へ入った]
10月13日に地中海西部海域で給油船からの洋上補給を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2019年10月13日13時54分配信
【バルト艦隊の警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」は地中海で物資を補充した】
10月21日にキプロスのリマソール港へ入港しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはキプロスのリマソール港へ入港した]
10月25日にリマソール港を出航しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはキプロスを去った]
10月28日にシリアのタルトゥース港へ入りました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはシリアを訪れた]
11月初頭には地中海東部の演習へ参加しました。
[ロシア海軍とロシア航空宇宙軍は地中海東部で合同演習を実施した]
11月5日にギリシャのピレウス港を訪れました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはギリシャのピレウス港を訪れた]
11月8日にピレウス港を出航しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはギリシャを去った]
その後、地中海東部で演習を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイは地中海で演習を行なった]
11月16日に再びシリアのタルトゥース港へ入りました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはシリアのタルトゥース港へ入港した]
その後、再びキプロスのリマソール港を訪れ、11月25日に出航しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイは再びキプロスのリマソール港を訪れた]
「ヤロスラフ・ムードルイ」と2隻の支援船は、11月27日までにスエズ運河を通過して紅海へ入りました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはスエズ運河を通過して紅海へ入った]
12月2日には紅海からアデン湾を通過してアラビア海へ向かう3隻の民間船の護衛を開始しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはアデン湾で民間船団を護衛する]
12月5日に民間船の護衛を完了し(つまりアラビア海へ到達した)、インドへ向かいました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはアデン湾を通過する民間船団の護衛を完了した]
12月10日にインド東岸のマルマガオへ到着しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはインドへ到着した]
12月10日から15日までマルマガオへ滞在した後、「ヤロスラフ・ムードルイ」と2隻の支援船は、12月16日からインド海軍との合同演習『インドラ-2019』を開始しました。
インド側からは、この2隻が参加します。
プロジェクト11356フリゲート「タルカシュ」(2012年11月9日就役)

補給艦「アディティア」(2000年4月3日就役)

フリゲート「タルカシュ」は、「ヤロスラフ・ムードルイ」と同じカリーニングラードのヤンターリ造船所で建造されています。
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