ロシア海軍の偵察艦ヴィクトール・レオーノフはアメリカ東岸沖に現れた
- カテゴリ:ロシア北方艦隊(2012-2019年)

『タス通信』より
2019年12月17日配信
【CNN:アメリカ合衆国はロシア連邦の艦がフロリダ沖で相当危険な操艦を行なった事を認めた】
ニューヨーク、12月17日/タス通信
アメリカは、ロシア海軍の偵察艦「ヴィクトール・レオーノフ」がサウスカロライナ州及びフロリダ州沖の国際水域で相当危険な操艦を行なった事を公式に認めた。
月曜日、テレビ局『CNN』のサイトは公表した。
それによると、艦は、この数日間、指摘されたアメリカの州の沿岸から近いところに居た。
名前と職名が明らかにされていない公人によると、気象条件故に視界が制限されている時に、艦は幾つかの航海灯を点灯していなかった。
彼は、この海域を通行する船からの問いに答えず、乗組員は、「ヴィクトール・レオーノフ」との衝突を避ける場所の確立を試みたなどと言った。
この他にロシア艦は、テレビ局の情報提供者によると、「その他の不安定な操艦」を行なった。
資料で述べられているように、アメリカ合衆国沿岸警備隊は、ロシア艦の存在について、この海域を通過する船と人へ警告している。
ペンタゴンの代理人は、アメリカの駆逐艦は、そこから近いところに居ると述べた。
発表によると、2015年以降、「ヴィクトール・レオーノフ」はアメリカ合衆国東岸で度々発見されている。
2018年1月、CNNは、この艦が、この海域の国際水域に居たと報じた。
2017年3月、 フォックスニュースは、「ヴィクトール・レオーノフ」がアメリカ合衆国東岸の国際水域に居たと報じた。
後にペンタゴンの代理人は、ロシア艦の存在は合法である事を確認した。
『赤旗黒海艦隊情報リソース』より
【中型偵察艦「オドグラフ」】
プロジェクト864中型偵察艦SSV-175はポーランドで建造され、1988年に就役し、当初は黒海艦隊へ編入されました。
ソ連邦解体後の1995年7月に北方艦隊へ転属し、2004年4月には「ヴィクトール・レオーノフ」と改名されました。
「ヴィクトール・レオーノフ」は、2014年前半にカリブ海で活動し、同年4月末にはニカラグア、ホンジュラスとの合同演習へ参加しています。
[北方艦隊の艦船はカリブ海で対麻薬国際演習に参加した]
2015年初頭にもカリブ海で行動しており、同年5月8日に北方艦隊基地セヴェロモルスクへ帰港しました。
[ロシア海軍北方艦隊の偵察艦ヴィクトール・レオーノフはカリブ海から戻ってきた]
2017年2月中旬、「ヴィクトール・レオーノフ」はアメリカ東海岸沖に現れました。

[ロシア海軍北方艦隊の偵察艦ヴィクトール・レオーノフはアメリカ東海岸沖に現れた]
2017年3月7日にはキューバのハバナ港を訪問しました。
[ロシア海軍北方艦隊の偵察艦ヴィクトール・レオーノフはキューバのハバナ港を訪れた]
その後、2017年5月に地中海へ入り、5月14日にはキプロスのリマソール港へ寄港しました。

2018年1月23日、「ヴィクトール・レオーノフ」は再びアメリカ東海岸沖へ現れました。
その前にはカリブ海で行動しており、2018年1月中旬にはトリニダード・トバゴを訪れていたようです。
[ロシア海軍北方艦隊の偵察艦ヴィクトール・レオーノフはアメリカ東海岸(ノースカロライナ沖)に現れた]
そして2019年12月中旬、「ヴィクトール・レオーノフ」は、三度アメリカ東海岸沖~サウスカロライナ州及びフロリダ州沖に現れました。

- 関連記事
スポンサーサイト