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シリア沖でのロシア海軍地中海作戦連合部隊とシリア海軍の合同演習は完了した


『タス通信』より
2019年12月19日12時29分配信
【ロシア海軍とシリア海軍は地中海での初の合同演習を成功裏に完了した】
タルトゥース/シリア、12月19日/タス通信

ロシア海軍シリア海軍は、地中海での初の合同演習を成功裏に実施した。

報道陣へ演習統制官アレクサンドル・ユルダシェフ少将が話したように、演習の目的は全て達成された。
ロシア連邦軍シリア・アラブ共和国軍は、戦闘行動実施準備の為の合同司令部を構成して運用する実地技量を仕上げ、状況変化への即座の反応及び計画の洗練、戦術グループの合同管理及び組織的連携へ取り組んだ。
更に、敵を欺瞞する施策を含む戦闘行動実施準備の為の行動部隊の標準外の方法及び戦術動作が使用された。

タルトゥース駐留所の放射線・化学防護局長マクシム・ザボロツキーは、両国の軍人の高度な調整作業により、指示された任務へ成功裏に対処した事を指摘した。
「ロシア連邦及びシリア・アラブ共和国の軍人の任務遂行条件は、複雑かつ緊迫したものでした。
ですが、合同での巧みに調整された行動により、我々は任務へ対処しました」

彼は話した。

ザボロツキーによると、演習中に仮想テロリストは駐留所領域へ有毒物質を使用した。
軍の放射線・化学防護部門は、有毒物質の表示を行ない、化学物質汚染について軍へ警告し、汚染地域の境界場所を示し、化学物質の製造場所を特定する為、研究所へ送る物質を収集した。
シリア・アラブ共和国軍部隊は場所の除染を行なった。

12月16日に始まった演習には、フマイミーン航空基地航空機、ロシア連邦水上艦、シリア・アラブ共和国海軍ロケット艇及び掃海艇が関わった。



現在、地中海東部(シリア沖)には、少なくとも以下のロシア海軍の艦船が滞在しており、地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の指揮下で行動しています。

[黒海艦隊]
潜水艦「クラスノダール」
2019年3月中旬から地中海東部に滞在
潜水艦「ノヴォロシースク」2019年12月初頭から地中海東部に滞在
フリゲート「アドミラル・マカロフ」2019年10月初頭から地中海東部に滞在
海洋掃海艦「ワレンチン・ピクリ」:2019年10月中旬から地中海東部に滞在
中型偵察艦「キルディン」:2019年6月初頭から地中海東部に滞在
中型偵察艦「イワン・フルス」2019年12月初頭から地中海東部に滞在
大型揚陸艦「アゾフ」:2019年12月中旬から地中海東部に滞在
大型揚陸艦「オルスク」:2019年12月中旬から地中海東部に滞在
軍用輸送船「ドヴィニツァ-50」2019年11月末から地中海東部に滞在
大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」2019年6月末から地中海東部に滞在
対水中工作艇「キネリ」:2019年10月中旬から地中海東部に滞在
海洋曳船MB-304:2019年11月初頭から地中海東部に滞在
救助曳船「シャフテル」:2019年11月下旬から地中海東部に滞在

[バルト艦隊]
工作船PM-82
2019年11月上旬から地中海東部に滞在


2019年12月16日、ロシア海軍地中海作戦連合部隊は、地中海東部(タルトゥース沖)シリア海軍との合同演習を開始しました。
[ロシア海軍地中海作戦連合部隊はシリア海軍と地中海東部(シリア沖)で合同演習を開始した]

シリア海軍からは、ロケット艇掃海艇が参加したとの事ですから、おそらくはオーサ級ミサイル艇(プロジェクト205)エフゲーニャ級泊地掃海艇(プロジェクト1258)でしょう。
『Oryx Blog - ジャパン』より
2017年1月13日配信
【フォトレポート:シリア・アラブ海軍】

合同演習は12月19日に完了しました。
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