ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊は大韓民国の釜山港を去った

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2019年12月21日5時6分配信
【太平洋艦隊の艦船は朝鮮共和国(大韓民国)訪問を完了した】
本日(12月21日)、ナヒーモフ勲章・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」、大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」、中型海洋給油船「ペチェンガ」で構成される太平洋艦隊艦船支隊は、12月17日に到着した釜山港(大韓民国)への業務寄港プログラムを完了した。
停泊期間に艦船支隊指揮官アレクサンドル・シュヴァルツ1等海佐と支隊の艦長は、大韓民国海軍戦闘司令部指揮官リ・ソン・ファン中将と釜山市長を表敬訪問した。
韓国船員はロシア支隊を訪れ、太平洋艦隊将兵は韓国海軍の艦へ行った。
更にロシア支隊の艦は、釜山の地元住民及びゲストが訪れる為に開放された。
港への訪問では、2ヶ国の船員の間でサッカー、バレーボール、綱引きの親善試合が開催された。
太平洋艦隊艦船支隊は10月1日にウラジオストクからアジア-太平洋地域への遠距離航海へ出発した。
太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」(1990年1月7日就役)と大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」(1991年12月15日就役)は、他の太平洋艦隊所属艦船と共に2019年8月中旬~下旬に宗谷海峡を通過してオホーツク海へ入り、8月末~9月中旬に掛けてオホーツク海で演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の主力水上戦闘艦はオホーツク海の演習で高射ミサイルを発射した]
[ロシア海軍太平洋艦隊の主力水上戦闘艦はカムチャツカ半島で砲撃訓練を行なった]
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグとロケット艇2隻は太平洋で対艦ミサイルを発射した]
「ワリャーグ」と「アドミラル・パンテレーエフ」は、9月17日に宗谷海峡を西進して日本海へ入り、その後、ウラジオストクへ戻りました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2019年9月18日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

2019年10月1日、「ワリャーグ」と「アドミラル・パンテレーエフ」は、中型海洋給油船「ペチェンガ」(1979年10月1日就役)を伴い、アジア-太平洋地域への遠距離航海へ出発しました。
艦船支隊指揮官は、第36水上艦師団司令官アレクサンドル・シュヴァルツ1等海佐です。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはアジア-太平洋地域への遠距離航海を開始した]
10月7日に対馬海峡を通過して東シナ海へ出ました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2019年10月8日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】
10月10日に東シナ海で対テログループの訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊は東シナ海で対テロ訓練を行なった]
10月17日にタイのサッタヒープ海軍基地へ到着しました。


[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はタイを訪れた]
10月20日にサッタヒープを出航し、タイ海軍と合同演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はタイを去った]
10月27日、南シナ海に居る太平洋艦船支隊の将兵は、ロシア地理学協会(総裁はロシア国防相セルゲイ・ショイグ)のイベント『地理学ディクテーション-2019』へ参加しました。
[南シナ海のロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はロシア地理学協会のイベントへ参加した]
11月3日にブルネイのムアラ港へ到着しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はブルネイを訪れた]

11月7日にブルネイを出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はブルネイを去った]

給油船「ペチェンガ」は、物資補充の為、11月23日にフィリピンのマニラ港へ入港しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の給油船ペチェンガはフィリピンのマニラを訪れた]
その後の動向は明らかにされていませんでしたが(おそらくはフィリピン近海に居た)、12月17日には大韓民国の釜山港へ入港しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊は大韓民国の釜山港を訪れた]
12月21日に釜山を出航しました。
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