ロシア海軍のヤーセン-M級原子力水中巡洋艦ノヴォシビルスクはセヴェロドヴィンスクで進水した


『タス通信』より
2019年12月25日配信
【プロジェクト「ヤーセン-M」潜水艦の最初の生産艦「ノヴォシビルスク」はセヴェロドヴィンスクで進水した】
セヴェロドヴィンスク/アルハンゲリスク州、12月25日/タス通信
プロジェクト885M「ヤーセン-M」原子力潜水艦の最初の生産艦「ノヴォシビルスク」は、セヴェロドヴィンスク防衛造船所『セヴマシュ』の造船台から出渠し、進水した。
出渠の指揮は、同社の取締役代行セルゲイ・ヴォロニコにより行なわれ、その後の式典において、艦長マクシム・シピルコ2等海佐は艦の舷側でシャンパンを割った。
「今年の当社の記念日を、このような華々しく重要な出来事である潜水艦ノヴォシビルスクの船台からの出渠で終えるのは、非常に喜ばしい事です」
式典でヴォロニコは話した。
12月21日、『セヴマシュ』は80周年を迎えた。
[新たな潜水艦]
式典の後に機械製造局『マラヒート』総取締役ウラジーミル・ドロフェーエフが報道陣へ伝えたように、「ノヴォシビルスク」は、ロシアの原子力潜水艦で最も静粛なものとなる。
「この艦は、汎用特性を帯びており、水上艦、水上艦グループ、潜水艦と上手く戦う事が可能であり、沿岸施設へ打撃を与える事が可能です」
ドロフェーエフは付け加えた。
白海海軍基地司令官コンスタンチン・カバンツォフは、潜水艦は全ての現代的な必要条件に沿っており、その前任者-潜水艦「セヴェロドヴィンスク」と比べ、大幅に改良された事を指摘した。
「電波電子兵装の改良、目標探知能力の改善、目標指示動作、艦は、現時点において、海上戦闘の為の全ての現代的な必要条件に沿っております」
彼は話した。
式典には、更に、ノヴォシビルスク州副知事ワシーリー・スミルノフも出席した。
「これは、ノヴォシビルスクの名を持つ4隻目の潜水艦です。
私共は、潜水艦乗組員との後援関係を強化します」
彼は確約した。
[ヤーセン-M]
現在、海軍にはプロジェクト885「ヤーセン」原子力潜水艦「セヴェロドヴィンスク」が在籍している。
プロジェクト885M「ヤーセン-M」潜水艦のトップ「カザン」は試験を行なっている。
その海軍への引き渡しは2020年に予定されている。
現在、『セヴマシュ』(『統合造船業営団』へ加入)では、5隻のプロジェクト885M原子力潜水艦が様々な建造段階に在る。
2019年には更なる2隻の同プロジェクト潜水艦の建造契約へ署名された。
[プロジェクト885ヤーセン原子力水中巡洋艦 ]
プロジェクト885原子力水中巡洋艦「ヤーセン」シリーズの3番艦K-573「ノヴォシビルスク」(プロジェクト885M「ヤーセン-M」としては2隻目)は、2013年7月26日にセヴェロドヴィンスクの『セヴマシュ』造船所で起工されました。
[ヤーセン級多用途原潜3番艦ノヴォシビルスクは起工された]
起工後、まず船体の製造作業が進められ、2014年8月には船体の水圧試験が行なわれました。
[ヤーセン級多用途原潜ノヴォシビルスクの船体の水圧試験が行なわれた]
その後の建造工事の進捗状況は明らかにされていませんでしたが、2019年12月25日に『セヴマシュ』の造船台から出渠し、進水しました。
[ロシア海軍の為のヤーセン-M級原子力水中巡洋艦ノヴォシビルスクは2019年12月25日に進水する]
現在の所、「ノヴォシビルスク」は2020年末にロシア海軍への引き渡しが予定されています。
[ヤーセン-M級原子力水中巡洋艦ノヴォシビルスクは2020年にロシア海軍へ引き渡される]
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