最新鋭非金属複合材料対機雷防衛艦ウラジーミル・イェメリヤノフはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された
2019年12月28日、プロジェクト12700「アレクサンドリト」対機雷防衛艦(海洋掃海艦)の4番艦「ウラジーミル・イェメリヤノフ」はロシア連邦海軍へ就役しました。

『タス通信』より
2019年12月28日19時10分配信
【対機雷防衛艦「ウラジーミル・イェメリヤノフ」はロシア海軍へ補充された】
カリーニングラード、12月28日/タス通信
新たなプロジェクト12700対機雷防衛艦「ウラジーミル・イェメリヤノフ」はロシア海軍へ受け入れられた。
海洋掃海艦への(聖アンドレイ)旗初掲揚式典は、土曜日にカリーニングラード州のバルチースク~バルト艦隊主要基地で開催された。
『タス通信』は、西方軍管区下のバルト艦隊広報サービス・情報供給部長ローマン・マルトフより伝えられた。
「ウラジーミル・イェメリヤノフは、『中部ネヴァ川造船工場』で建造され、積極的な再装備計画の枠組みにおいてロシア海軍機雷掃海部隊へ補充されました」
彼は話し、艦は黒海艦隊へ加入する事を指摘した。
旗竿へのロシア連邦海軍旗初掲揚式典は、バルチースクの海洋掃海艦「ウラジーミル・イェメリヤノフ」が係留されている埠頭の向かい側にあるロシア海軍を創設したピョートル1世の記念碑の前で開催された。
式典には、バルト艦隊及び黒海艦隊の司令部、造船企業の代表、将兵が参加した。
「ウラジーミル・イェメリヤノフ」は、バルト艦隊の艦船が支援へ参加したバルト海での複合国家試験を成功裏に完了した。
新世代対機雷防衛艦プロジェクト12700のトップ「アレクサンドル・オブホフ」は、2017年からバルト艦隊に在籍している。
「ウラジーミル・イェメリヤノフ」の海上における国家試験プログラムの数多くの要素は、「アレクサンドル・オブホフ」と協同で取り組んだとマルトフは指摘した。
プロジェクト12700艦は中央海洋設計局『アルマーズ』により開発され、いわゆるスマート機雷を含む海洋機雷への対処の為に意図されており、それを水上や海底で探知できる。
近い将来、ロシア海軍の為に、同プロジェクトの対機雷防衛艦の数十隻のシリーズが建造される。
ロシア海軍の新世代掃海艦プロジェクト12700「アレクサンドリト」は、船体が一体成型のガラス繊維強化プラスチックで造られており、世界最大級の非金属船体艦です。


従来のソ連/ロシア海軍の掃海艦は、外洋で活動する海洋掃海艦と、自軍基地周辺海域で活動する基地掃海艦に分けられていましたが、プロジェクト12700は、基地掃海艦と海洋掃海艦を統合するものとなり、「対機雷防衛艦」とも呼ばれています。
(当初は基地掃海艦に分類されていたが、2016年に海洋掃海艦となった)

プロジェクト12700対機雷防衛艦の4番艦「ウラジーミル・イェメリヤノフ」は、サンクトペテルブルクの『中部ネヴァ川造船工場』で2017年4月20日に起工されました。
[ロシア海軍の為の新型掃海艦ウラジーミル・イェメリヤノフはサンクトペテルブルクで起工された]
2019年4月2日に屋内造船台より出渠しました。
[ロシア海軍の新世代掃海艦ウラジーミル・イェメリヤノフは屋内造船台から出渠した]
2019年5月下旬までに黒海艦隊の将兵で乗組員が編成され、サンクトペテルブルクで研修を開始しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2019年5月20日13時1分配信
【黒海艦隊は掃海艦「ウラジーミル・イェメリヤノフ」の乗組員を形成する】
2019年5月30日、「ウラジーミル・イェメリヤノフ」は進水しました。
[ロシア海軍の新世代掃海艦ウラジーミル・イェメリヤノフは進水した]
その後は造船所の岸壁で艤装工事が進められ、8月31日に係留試験が始まりました。

[ロシア海軍の最新鋭非金属複合材料対機雷防衛艦ウラジーミル・イェメリヤノフは造船所の岸壁で係留試験を開始した]
9月27日に洋上試験(工場航行試験)を開始しました。
[ロシア海軍の最新鋭非金属複合材料対機雷防衛艦ウラジーミル・イェメリヤノフは洋上試験を開始した]


12月16日から最終洋上試験である国家試験を開始しました。
[ロシア海軍の最新鋭非金属複合材料対機雷防衛艦ウラジーミル・イェメリヤノフはバルト海で最終洋上試験を開始した]
国家試験を完了した後の2019年12月28日、バルチースクで「ウラジーミル・イェメリヤノフ」は聖アンドレイ旗初掲揚式典を開催し、正式にロシア海軍へ就役しました。

「ウラジーミル・イェメリヤノフ」は黒海艦隊へ編入され、今後黒海へ回航されます。
プロジェクト12700対機雷防衛艦は、現在までに7隻が起工され、3隻がロシア海軍へ引き渡されています。
1番艦「アレクサンドル・オブホフ」は、2011年9月22日に起工され、2014年6月27日に進水し、2016年12月9日に就役し、バルト艦隊へ編入されました。

[新世代掃海艦プロジェクト12700の1番艦アレクサンドル・オブホフはロシア海軍へ就役し、バルト艦隊へ編入された]
2番艦「ゲオルギー・クルバトフ」は、2015年4月24日に起工され、2016年5月下旬までにガラス繊維強化プラスチックの船体の形成は完了しました。
[ロシア海軍の為の新型掃海艦ゲオルギー・クルバトフは起工された]
[ロシア海軍の為の新型掃海艦ゲオルギー・クルバトフの船体が形成される]
その後、艦内へ各種機器を設置する為、船体周辺に足場が組まれましたが、2016年6月7日夜に火災が発生しました。
[ロシア海軍の為に建造中の新型掃海艦ゲオルギー・クルバトフで火災が発生した]
この為、「ゲオルギー・クルバトフ」の進水と就役は延期される事になり、後続の3番艦が先に就役しました。
3番艦「イワン・アントノフ」は2017年1月25日に起工され、2018年4月25日に進水し、2019年1月26日に就役し、黒海艦隊へ編入されました。

[新世代掃海艦イワン・アントノフはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された]
[ロシア海軍黒海艦隊の最新鋭対機雷防衛艦イワン・アントノフはセヴァストーポリへ到着した]
5番艦「ヤーコフ・バリャーエフ」は2017年12月26日に起工されました。

[ロシア海軍の為の新型掃海艦ヤーコフ・バリャーエフはサンクトペテルブルクで起工された]
6番艦「ピョートル・イリイチョーフ」は2018年7月25日に起工されました。
[ロシア海軍の為のアレクサンドリト級掃海艦6番艦ピョートル・イリイチョーフは起工された]
7番艦アナトーリー・シレモフは、2019年7月12日に起工されました。
[ロシア海軍の為の第7のプロジェクト12700掃海艦アナトーリー・シレモフが起工された]
現在の所、プロジェクト12700対機雷防衛艦は、計12隻の建造が承認されています。
[ロシア海軍の為の新世代掃海艦アレクサンドリト級は12隻が建造される]
最終的には、30隻以上の建造が計画されています。

『タス通信』より
2019年12月28日19時10分配信
【対機雷防衛艦「ウラジーミル・イェメリヤノフ」はロシア海軍へ補充された】
カリーニングラード、12月28日/タス通信
新たなプロジェクト12700対機雷防衛艦「ウラジーミル・イェメリヤノフ」はロシア海軍へ受け入れられた。
海洋掃海艦への(聖アンドレイ)旗初掲揚式典は、土曜日にカリーニングラード州のバルチースク~バルト艦隊主要基地で開催された。
『タス通信』は、西方軍管区下のバルト艦隊広報サービス・情報供給部長ローマン・マルトフより伝えられた。
「ウラジーミル・イェメリヤノフは、『中部ネヴァ川造船工場』で建造され、積極的な再装備計画の枠組みにおいてロシア海軍機雷掃海部隊へ補充されました」
彼は話し、艦は黒海艦隊へ加入する事を指摘した。
旗竿へのロシア連邦海軍旗初掲揚式典は、バルチースクの海洋掃海艦「ウラジーミル・イェメリヤノフ」が係留されている埠頭の向かい側にあるロシア海軍を創設したピョートル1世の記念碑の前で開催された。
式典には、バルト艦隊及び黒海艦隊の司令部、造船企業の代表、将兵が参加した。
「ウラジーミル・イェメリヤノフ」は、バルト艦隊の艦船が支援へ参加したバルト海での複合国家試験を成功裏に完了した。
新世代対機雷防衛艦プロジェクト12700のトップ「アレクサンドル・オブホフ」は、2017年からバルト艦隊に在籍している。
「ウラジーミル・イェメリヤノフ」の海上における国家試験プログラムの数多くの要素は、「アレクサンドル・オブホフ」と協同で取り組んだとマルトフは指摘した。
プロジェクト12700艦は中央海洋設計局『アルマーズ』により開発され、いわゆるスマート機雷を含む海洋機雷への対処の為に意図されており、それを水上や海底で探知できる。
近い将来、ロシア海軍の為に、同プロジェクトの対機雷防衛艦の数十隻のシリーズが建造される。
ロシア海軍の新世代掃海艦プロジェクト12700「アレクサンドリト」は、船体が一体成型のガラス繊維強化プラスチックで造られており、世界最大級の非金属船体艦です。


従来のソ連/ロシア海軍の掃海艦は、外洋で活動する海洋掃海艦と、自軍基地周辺海域で活動する基地掃海艦に分けられていましたが、プロジェクト12700は、基地掃海艦と海洋掃海艦を統合するものとなり、「対機雷防衛艦」とも呼ばれています。
(当初は基地掃海艦に分類されていたが、2016年に海洋掃海艦となった)

プロジェクト12700対機雷防衛艦の4番艦「ウラジーミル・イェメリヤノフ」は、サンクトペテルブルクの『中部ネヴァ川造船工場』で2017年4月20日に起工されました。
[ロシア海軍の為の新型掃海艦ウラジーミル・イェメリヤノフはサンクトペテルブルクで起工された]
2019年4月2日に屋内造船台より出渠しました。
[ロシア海軍の新世代掃海艦ウラジーミル・イェメリヤノフは屋内造船台から出渠した]
2019年5月下旬までに黒海艦隊の将兵で乗組員が編成され、サンクトペテルブルクで研修を開始しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2019年5月20日13時1分配信
【黒海艦隊は掃海艦「ウラジーミル・イェメリヤノフ」の乗組員を形成する】
2019年5月30日、「ウラジーミル・イェメリヤノフ」は進水しました。
[ロシア海軍の新世代掃海艦ウラジーミル・イェメリヤノフは進水した]
その後は造船所の岸壁で艤装工事が進められ、8月31日に係留試験が始まりました。

[ロシア海軍の最新鋭非金属複合材料対機雷防衛艦ウラジーミル・イェメリヤノフは造船所の岸壁で係留試験を開始した]
9月27日に洋上試験(工場航行試験)を開始しました。
[ロシア海軍の最新鋭非金属複合材料対機雷防衛艦ウラジーミル・イェメリヤノフは洋上試験を開始した]


12月16日から最終洋上試験である国家試験を開始しました。
[ロシア海軍の最新鋭非金属複合材料対機雷防衛艦ウラジーミル・イェメリヤノフはバルト海で最終洋上試験を開始した]
国家試験を完了した後の2019年12月28日、バルチースクで「ウラジーミル・イェメリヤノフ」は聖アンドレイ旗初掲揚式典を開催し、正式にロシア海軍へ就役しました。

「ウラジーミル・イェメリヤノフ」は黒海艦隊へ編入され、今後黒海へ回航されます。
プロジェクト12700対機雷防衛艦は、現在までに7隻が起工され、3隻がロシア海軍へ引き渡されています。
1番艦「アレクサンドル・オブホフ」は、2011年9月22日に起工され、2014年6月27日に進水し、2016年12月9日に就役し、バルト艦隊へ編入されました。

[新世代掃海艦プロジェクト12700の1番艦アレクサンドル・オブホフはロシア海軍へ就役し、バルト艦隊へ編入された]
2番艦「ゲオルギー・クルバトフ」は、2015年4月24日に起工され、2016年5月下旬までにガラス繊維強化プラスチックの船体の形成は完了しました。
[ロシア海軍の為の新型掃海艦ゲオルギー・クルバトフは起工された]
[ロシア海軍の為の新型掃海艦ゲオルギー・クルバトフの船体が形成される]
その後、艦内へ各種機器を設置する為、船体周辺に足場が組まれましたが、2016年6月7日夜に火災が発生しました。
[ロシア海軍の為に建造中の新型掃海艦ゲオルギー・クルバトフで火災が発生した]
この為、「ゲオルギー・クルバトフ」の進水と就役は延期される事になり、後続の3番艦が先に就役しました。
3番艦「イワン・アントノフ」は2017年1月25日に起工され、2018年4月25日に進水し、2019年1月26日に就役し、黒海艦隊へ編入されました。

[新世代掃海艦イワン・アントノフはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された]
[ロシア海軍黒海艦隊の最新鋭対機雷防衛艦イワン・アントノフはセヴァストーポリへ到着した]
5番艦「ヤーコフ・バリャーエフ」は2017年12月26日に起工されました。

[ロシア海軍の為の新型掃海艦ヤーコフ・バリャーエフはサンクトペテルブルクで起工された]
6番艦「ピョートル・イリイチョーフ」は2018年7月25日に起工されました。
[ロシア海軍の為のアレクサンドリト級掃海艦6番艦ピョートル・イリイチョーフは起工された]
7番艦アナトーリー・シレモフは、2019年7月12日に起工されました。
[ロシア海軍の為の第7のプロジェクト12700掃海艦アナトーリー・シレモフが起工された]
現在の所、プロジェクト12700対機雷防衛艦は、計12隻の建造が承認されています。
[ロシア海軍の為の新世代掃海艦アレクサンドリト級は12隻が建造される]
最終的には、30隻以上の建造が計画されています。
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