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ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは黒海へ入った

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2019年12月29日13時55分配信
【大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は黒海海峡の通行を開始した】

遠距離航海任務を遂行している北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、黒海海峡の通行を開始した。

現在、艦は、地中海マルマラ海を結ぶダーダネルス海峡の通行を完了している。

夕方には大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」ボスポラス海峡を通行して黒海へ入り、明日(12月30日)に艦は黒海艦隊主要基地~セヴァストーポリへ到着しなければならない。

大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は12月3日に北方艦隊主要基地から出航した。
北方艦隊将兵の北大西洋、ビスケー湾の航行は、激しい嵐という条件下で行なわれた。
航海開始以来、艦は3000海里以上を進んだ。

地中海の移動時に大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」乗組員は、潜水艦捜索任務へ取り組み、対空及び対潜防衛の一連の艦上演習を行なった。



北方艦隊の大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」(1982年1月10日就役)と大型揚陸艦「コンドポガ」(1976年就役)は、2019年8月初頭から9月末まで北極圏遠征を行ないました。
[ロシア北方艦隊第8次北極遠征(2019年8月-9月)]

2019年11月末にはバレンツ海で演習を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2019年11月25日16時25分配信
【大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」と大型揚陸艦「コンドポガ」はバレンツ海で連携へ取り組んだ】

12月3日に遠距離航海へ出発しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフと大型揚陸艦コンドポガは遠距離航海へ出発した]

ノルウェー海では暴風に遭遇しましたが、無事に通り抜けました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフと大型揚陸艦コンドポガは嵐のノルウェー海を航行している]

12月10日、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」バルト海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはバルト海へ入る]

ただし、「コンドポガ」バルト海へは入らず、北海に留まりました。

「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、12月12日にバルト艦隊基地バルチースクへ寄港しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
バルト地域情報供給部(カリーニングラード市)発表
2019年12月12日14時48分配信
【北方艦隊の軍艦はバルチースクで物資を補充する】

12月13日にバルチースクを出航しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2019年12月13日13時36分配信
【北方艦隊の軍艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は物資補充後にバルチースクから出航した】

北海「コンドポガ」と合流した後、ラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2019年12月16日17時6分配信
【北方艦隊艦船支隊はラマンシュ海峡の通行を準備する】

その後、ビスケー湾を通行し、12月21日にジブラルタル海峡を通って地中海へ入りました。

12月23日、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、アルボラン海中型海洋給油船「ヴャジマ」(1982年9月29日就役)から洋上での燃料補給を受けました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは地中海を東へ進む]

中型海洋給油船「ヴャジマ」は、元々は北方艦隊ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」の遠距離航海に同行しており、12月18日にジブラルタル海峡を通って地中海へ入っています。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは再び地中海へ入った]

その後、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」地中海を東へ進み、12月29日にはボスポラス海峡ダーダネルス海峡を通過して黒海へ入りました。

今後、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」セヴァストーポリへ向かいます。

なお、同じ北方艦隊所属のロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」も12月24日に黒海へ入り、12月29日にセヴァストーポリへ到着しています。

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