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ゼレノドリスク造船所はロシア海軍黒海艦隊の為に4隻の小型ロケット艦と4隻の哨戒艦を建造する

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『タス通信』より
2019年12月28日21時57分配信
【2024年までにタタールスタンで黒海艦隊の為の8隻の哨戒艦及び小型ロケット艦が建造される】
セヴァストーポリ、12月28日/タス通信

造船営団『アク・バルス』(タタールスタン共和国)で、黒海艦隊の為の4隻の哨戒艦及び4隻の小型ロケット艦が2024年までに建造される。
土曜日、営団の総取締役レナート・ミスタホフは報道陣へ伝えた。

土曜日(12月28日)、セヴァストーポリで、小型ロケット艦「イングシェチア」黒海艦隊へ受け入れられた。
それは近代化されたプロジェクト21631「ブヤン-M」艦シリーズの8番艦である。
2019年6月に進水した。

「私共は、ここ(黒海艦隊)へ、更に4隻(の小型ロケット艦)を供給いたします。
毎年1隻ずつ」
ミスタホフ
は話した。
2020年には、同社は黒海艦隊21631シリーズ艦「グライヴォロン」の引き渡しを計画している。

彼は更に、黒海艦隊には既に2隻のプロジェクト22160哨戒艦が引き渡されており、もう4隻は、2020年~2023年に艦隊への引き渡しを計画している事を想い起こした。

ミスタホフは、2020年初頭には、プロジェクト21631「ブヤン-M」の発展を含め、同社の更なる作業が討議されると付け加えた。
このシリーズ艦の為のミサイル複合体及び対空防衛兵装の強化が計画されている。

[プロジェクト艦について]
ゼレノドリスク造船工場
の船台で建造されたプロジェクト22160哨戒艦「ワシーリー・ブイコフ」「ドミトリー・ロガチョフ」は、2018年12月と2019年6月に黒海艦隊へ受け入れられた。
プロジェクト22160コルベットは、北方計画設計局(『統合造船業営団』へ加入)により開発された。
海上経済ゾーンの防護及び保護の為に意図されている。

プロジェクト21631艦は、海上及び沿岸目標の攻撃の為に意図されている高精度汎用ミサイル複合体「カリブル-NK」含む最新の風貌の砲、ミサイル、対水中工作、高射、電波工学兵装で武装している。
プロジェクト「ブヤン-M」艦の用途は、国家経済ゾーンの保護及び防護である。



現在、ロシア内陸部タタールスタン共和国ゼレノドリスク市に在る『ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』では、ロシア海軍向けの新型水上艦~プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦及びプロジェクト22160哨戒艦の建造が進められています。

プロジェクト21631小型ロケット艦の8番艦「イングシェチア」は、2019年12月28日にロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入されました。
[最新鋭小型ロケット艦イングシェチアはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された]

プロジェクト21631は、カスピ小艦隊に3隻、バルト艦隊に2隻、黒海艦隊に3隻が配備されていますが、後続の4隻(9番艦~12番艦)も全て黒海艦隊へ配備される事になるようです。

プロジェクト22160哨戒艦は、1番艦「ワシーリー・ブイコフ」、2番艦「ドミトリー・ロガチョフ」黒海艦隊へ配備されていますが、後続の4隻も全て黒海艦隊へ配備されます。
[2023年までに6隻のプロジェクト22160哨戒艦がロシア海軍へ就役する]

今後のプロジェクト21631小型ロケット艦及びプロジェクト22160哨戒艦の就役スケジュールは、こうなります。
2020年:小型ロケット艦「グライヴォロン」、哨戒艦「パーヴェル・デルジャーヴィン」
2021年:小型ロケット艦「グラード」、哨戒艦「セルゲイ・コトフ」
2022年:小型ロケット艦「ナロ・フォミンスク」、哨戒艦「ヴィクトール・ヴェリキー」
2023年:小型ロケット艦「スタヴロポリ」、哨戒艦「ニコライ・シピャーギン」


最終的には、7隻のプロジェクト21631小型ロケット艦と6隻のプロジェクト22160哨戒艦黒海艦隊へ配備される事になります。
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