ヴィリュチンスク原潜基地の近代化はスケジュール通りに進んでいる

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
【ヴィリュチンスク原潜基地の更新はスケジュール通りであるとプーチンは確言した】
モスクワ、12月13日-ロシア通信社ノーボスチ

ヴィリュチンスク(カムチャッカ)における原子力潜水艦基地の更新は続けられている。
ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンは表明した。

そこ(ヴィリュチンスク)には、太平洋艦隊の全ての原子力潜水艦の主要基地が所在する。
現在、ヴィリュチンスクで進行中の近代化は、原子力潜水艦「ボレイ」型及び「ヤーセン」型を駐留させるための作業である。
これら(の原子力潜水艦)は、来年に軍備採用されるだろう。

「ロシアは、我々の原子力潜水艦の為に、ちょうど2つの基地を必要としております~ヨーロッパ方面と極東で。
領域を確保し、我々の安全を保障する非常に協力でバランスのとれた国を作る事が必要です。
これらの遠く離れた2つのセンターは、軍事戦略的見地から非常に重要であります」

木曜日、プーチン氏は、立法議会の会議において話した。

彼は、原子力潜水艦隊が発展する事を強調し、国家防衛力強化プログラムの枠組み内において、陸軍と海軍の軍備は更新され、新たな原子力ロケット艦が受領される。

「ヴィリュチンスク基地を含む装備更新計画は、全てスケジュール通りに進んでおります」
プーチン氏は強調した。

更に、基地の海軍将兵の家庭の生活環境は改善されていると大統領は付け加えた。
(2012年12月13日17時06分配信)


カムチャツカ半島ペトロパブロフスク-カムチャツキー湾内にあるヴィリュチンスクには、ロシア太平洋艦隊原子力潜水艦が配備されています。
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現在は、3タイプで計13隻の原子力潜水艦が配備されています。
(ただし、修理の為、沿海地方へ回航されている艦も有ります)

・プロジェクト667BDR(デルタIII級)原子力戦略用途水中巡洋艦×3隻
K-223「ポドリスク」
K-433「シヴィャトイ・ゲオルギー・ポベドノーセッツ」
K-44「リャザン」

・プロジェクト949A(オスカーII級)原子力水中巡洋艦×5隻
K-132「イルクーツク」
K-442「チェリャビンスク」
K-456「トヴェリ」
K-186「オムスク」
K-150「トムスク」

・プロジェクト971(アクラ級)原子力巡洋潜水艦×5隻
K-263「バルナウル」
K-322「カシャロート」
K-391「ブラーツク」
K-331「マガダン」
K-419「クズバス」


将来的には、新世代の原子力潜水艦「ボレイ」級及び「ヤーセン」級が配備されます。
[新世代戦略原潜ボレイ級(旧ブログ)]
[新世代戦略原潜ボレイ級]

[新世代多用途原潜ヤーセン級(旧ブログ)]
[新世代多用途原潜ヤーセン級]

ヴィリュチンスクでは、新世代原潜を配備する為の然るべきインフラ整備が行なわれます。
[カムチャツカ半島の基地設備はボレイ級戦略原潜に適していない]
[ボレイ級戦略原潜の為、カムチャツカ半島に新たな設備が建設される]

2012年9月5日のヴィリュチンスク基地の画像を見ると、左端の原潜用桟橋に何かが増設されています。
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2010年4月17日の画像には見当たりませんから、この2年で増設されたようです。
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最初に太平洋艦隊へ配備される「ボレイ」級戦略原潜は、「アレクサンドル・ネフスキー」になります。
[2014年にロシア太平洋艦隊へ新世代戦略原潜ボレイ級が配備される]
[新世代戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキーは2013年に就役する]

「ヤーセン」級多用途原潜は、現在のところ、太平洋艦隊配備の具体的な計画は有りません。
1番艦「セヴェロドヴィンスク」北方艦隊へ配属されます。

ただ、将来的には7、8隻以上の建造が予定されている「ヤーセン」級原潜の何隻かは太平洋艦隊へ配備されるでしょう。

『ロシースカヤ・ガゼータ』より。
2012年2月20日配信
ウラジーミル・プーチン寄稿論文
【強くあれ:ロシアの為の確実な国家安全保障】

この論文の中でプーチン氏は、「ボレイ」級戦略原潜と、同級のカムチャツカ半島への配備に言及しています。

「2002年当時の参謀総長は覚えている。むろん、良い印象ではなかったが。
彼は、カムチャツカに配備されている全ての戦略潜水艦の撤収を提案してきたのだ。
だが、それでは、我々は太平洋における海洋核戦力を失ってしまう。
私は、そのような決断を下さなかった」
「そして今、我々は、すぐにでも新世代潜水艦ボレイ型が戦闘当直を実施できる最新の基地をヴィリュチュンスクに有している」
(註:「最新の基地」はプーチン氏の勘違いであり、実際には、福利厚生の為の施設がヴィリュチュンスクに建設された)


更にプーチン氏は、今後10年で「8隻の戦略用途ロケット水中巡洋艦」「約20隻の多用途潜水艦」「約50隻の水上戦闘艦」を取得するとも述べています。


プーチン大統領は、今年7月末、2020年までに51隻の水上艦と24隻の潜水艦を取得すると発言しています。
[ロシア海軍は2020年までに51隻の新型水上艦と24隻の新型潜水艦を取得する]
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