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ロシア海軍黒海艦隊は地中海東部で機雷源突破演習を行なった

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア黒海地域情報供給部(セヴァストーポリ市)発表
2020年2月6日11時18分配信
【黒海艦隊艦船支隊は地中海で機雷源を突破する演習を実施した】

地中海黒海艦隊の艦の乗組員は、仮想機雷源を通過する艦船支隊の掃海先導の演習を実施した。

演習は、地中海の常設グループの一員として任務を遂行しているロシア海軍の艦船の戦闘訓練計画に沿って実施された。

演習には、フリゲート「アドミラル・エッセン」、哨戒艦「ドミトリー・ロガチョフ」、そして掃海先導を保障する対機雷防衛艦「イワン・アントノフ」が関わった。

演習計画により、対機雷防衛艦「イワン・アントノフ」乗組員は、対機雷偵察を行なう為に機雷捜索・探知水中複合体を使用した。

その後、フリゲート「アドミラル・エッセン」哨戒艦「ドミトリー・ロガチョフ」の乗組員は、機雷危険海域の通行を行なう為の航行隊列による連携及び合同操艦の要素へ取り組んだ。

対機雷防衛艦「イワン・アントノフ」乗組員は、艦船支隊の為の機雷源の通行を保障し、掃海回廊を突破するという指示された任務を成功裏に遂行し、砲撃戦闘班は浮遊機雷の破壊活動へ取り組んだ。

哨戒艦「ドミトリー・ロガチョフ」及び対機雷防衛艦「イワン・アントノフ」乗組員にとって、これは黒海艦隊の艦船編制へ受け入れられた後の遠海ゾーンにおける初めての合同演習である。

現在、黒海艦隊の編制には、2隻の最新の対機雷防衛艦が有る。
第2の最新対機雷防衛艦「ウラジーミル・イェメリヤノフ」は、2019年12月末に黒海艦隊へ受け入れられた。



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ロシア黒海艦隊プロジェクト11356Rフリゲート2番艦「アドミラル・エッセン」(2016年6月7日就役)は、2019年12月20日頃にセヴァストーポリを出航し、翌12月21日にボスポラス海峡ダーダネルス海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"は地中海東部へ派遣される]

2020年1月14日には地中海東部で対空戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"は地中海東部で対空戦闘訓練を行なった]

その後も地中海東部で行動し、1月30日にキプロスリマソール港を訪問しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"はキプロスのリマソールを訪れた]


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プロジェクト12700「アレクサンドリト」掃海艦の3番艦「イワン・アントノフ」(2019年1月26日就役)は、2020年1月中旬にセヴァストーポリを出航し、1月16日にボスポラス海峡、ダーダネルス海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新鋭対機雷防衛艦イワン・アントノフは地中海東部へ行く]


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プロジェクト22160哨戒艦の2番艦「ドミトリー・ロガチョフ」は、2019年6月11日に就役しました。
[新型哨戒艦ドミトリー・ロガチョフはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された]

2020年1月25日にボスポラス海峡、ダーダネルス海峡を通過して地中海へ入りました。



2020年2月6日、この3隻は地中海東部機雷源を突破する演習を行ないました。


現在、地中海東部(シリア沖)には、少なくとも以下のロシア海軍の艦船が滞在しており、地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の指揮下で行動しています。

[黒海艦隊]
潜水艦「クラスノダール」
2019年3月中旬から地中海東部に滞在
潜水艦「ノヴォロシースク」2019年12月初頭から地中海東部に滞在
フリゲート「アドミラル・エッセン」2019年12月下旬から地中海東部に滞在
対機雷防衛艦「イワン・アントノフ」2020年1月中旬から地中海東部に滞在
哨戒艦「ドミトリー・ロガチョフ」:2020年1月末から地中海東部に滞在
大型揚陸艦「ツェーザリ・クニコフ」:2020年1月下旬から地中海東部に滞在
対水中工作艇「キネリ」:2019年10月中旬から地中海東部に滞在
海洋曳船MB-304:2020年1月初頭から地中海東部に滞在
救助曳船「シャフテル」:2019年11月下旬から地中海東部に滞在
救助曳船「プロフェッソル・ニコライ・ムール」:2020年1月中旬から地中海東部に滞在

[バルト艦隊]
工作船PM-82
2019年11月上旬から地中海東部に滞在
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