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ロシア海軍バルト艦隊のコルベット"ストイーキー"と大型揚陸艦コロリョーフは大西洋へ向かった

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2020年2月19日10時43分配信
【コルベット「ストイーキー」と大型揚陸艦「コロリョーフ」は大西洋へ進路を取った】

2月19日・水曜日、コルベット「ストイーキー」と大型揚陸艦「コロリョーフ」で構成されるバルト艦隊艦船支隊は遠距離航海へ向かった。
軍当局の広報サービスが伝えたように、艦は大西洋へ進路を取った。


ロシア連邦国防省の代理人は、艦にはバルト艦隊海軍歩兵連合部隊からの対テログループが乗っている事を指摘した。

航海中に支隊は、標準装備の対潜手段及び艦上ヘリコプターKa-27の助力による仮想敵潜水艦捜索、仮想敵からの仮想航空打撃及びミサイル打撃を撃退するといった一連の任務を遂行する。
これに加え、艦の乗組員は、小型砲及び射撃武器により海上標的を撃破する。

艦内に居る海軍歩兵部隊は、無防備の泊地への停泊及び海峡ゾーンを越える際の仮想テロリストによる艦への攻撃を撃退する対テロ訓練を実施する。

「ストイーキー」プロジェクト20380コルベットであり、2014年7月から勤務に就いている。
艦の全長は100メートルを超え、排水量は2220トンになる。
それは4000海里までの距離の航行を行なう事が出来る。
兵装は、対艦ミサイル複合体「ウラン」、高射ミサイル複合体「リドゥート」、魚雷の強力な弾薬庫、電波位置測定兵装及び電波電子兵装、大口径機関砲及び擲弾装置である。

「コロリョーフ」プロジェクト775M大型揚陸艦であり、1992年から勤務に就いている。
艦内には、増強された戦車中隊:12両の戦車或いは17両の歩兵戦闘車もしくは戦闘輸送車両、更には250名の揚陸隊員を載せる事が可能である。
自立航行期間は6ヶ月である。



プロジェクト20380コルベットの4番艦「ストイーキー」(545)は2006年11月10日に起工され、2012年5月30日に進水し、2014年7月18日に納入され、7月27日に正式に就役しました。
[コルベット「ストイーキー」は2ヶ月遅れでロシア海軍へ引き渡された]

2016年夏以降は、度々北大西洋(北海)へ進出しています。

2016年6月には同型艦「ボイキー」(532、2013年5月16日就役)と共に北海へ進出しました。
(2016年6月中旬にバルチースクを出航し、7月5日に帰港)
[ロシア海軍バルト艦隊の最新コルベット2隻は北海から戻ってきた]

2018年6月中旬にも同型艦「ボイキー」と共に北大西洋へ進出し、7月上旬に帰投しました。
[ロシア海軍バルト艦隊のコルベット"ボイキー"と"ストイーキー"は北大西洋遠征を終えた]

2018年10月22日、同型艦「ソーブラジテルヌイ」(531、2011年10月14日就役)と共に北大西洋への航海へ出発し、11月13日に母港バルチースクへ帰投しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の最新コルベット"ソーブラジテルヌイ"と"ストイーキー"は北大西洋遠征から戻ってきた]

2019年6月25日、同型艦「ボイキー」と共に北大西洋への航海へ出発し、7月8日に母港バルチースクへ帰投しました。
[ロシア海軍バルト艦隊のコルベット"ボイキー"と"ストイーキー"は北海での演習を終えてバルチースクへ帰投した]

2019年8月にはバルト海で行なわれたロシア海軍演習『大洋の盾-2019』へ参加しました。
[バルト海のロシア海軍演習『大洋の盾-2019』(2019年8月)]


プロジェクト775M大型揚陸艦「コロリョーフ」(130、1992年1月5日就役)は、これまでに2回地中海東部へ派遣され、黒海沿岸シリアを往航する貨物輸送任務(シリア・エクスプレス)に就いています。

1回目:2015年5月20日にバルチースクを出航、2016年1月23日に帰投。
計10回のシリアへの輸送任務を遂行。
[ロシア海軍バルト艦隊の大型揚陸艦コロリョーフは地中海任務(シリア・エクスプレス)を終えて母港バルチースクへ戻った]

2回目:2016年11月頃に出航、2017年5月7日に帰投。
計5回のシリアへの輸送任務を遂行。
[ロシア海軍バルト艦隊の大型揚陸艦コロリョーフはシリア沖から母港バルチースクへ帰投した]

「コロリョーフ」も、2019年8月のロシア海軍演習『大洋の盾-2019』へ参加しました。


そして2020年2月19日、「ストイーキー」「コロリョーフ」バルチースクを出航し、大西洋へ向かいました。
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