ロシア海軍の為のヘリコプター発着練習船の建造は再開された
- カテゴリ:ロシア新世代水上艦

『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2020年1月20日18時3分配信
【海上航空隊の為の練習「ヘリコプター母艦」の建造は再開された】
ゴロジェッツ『造船-造修営団』は、海軍の為のプロジェクト14400海上特殊船の建造を再開した。
『Mil.Press FlotProm』は2名の事情に通じた(造船)分野の情報提供者より伝えられた。
海上航空隊の為の練習「ヘリコプター母艦」の建造の一時停止は、昨年3月に伝えられた。
対談者によると、作業は2019年10月に再開された。
遅延は、設計局、中央設計局『バルト船舶設計』、造船所『造船-造修営団』の特異な連携、更には設計文書の完全な一式の欠如により説明される。
2018年9月、設計局の主任設計者マクシム・ヴォロスニコフは、『造船-造修営団』が2019年半ばに船の文書を受け取ると表明した。
2019年、設計局と工場は修正を続けた。
同社は公式なコメントを出さなかった。
プロジェクトには一連の変化を被った。
例えば、推進複合体:噴水推進装置はスクリューに替えられた。
設計社と発注主は更に、電波航法機器システムについても同意したと情報提供者の1人は『Mil.Press FlotProm』へ話した。
プロジェクト14400船の作成は、海上航空隊、特に艦上ヘリコプターのパイロットの訓練形式を更新する大規模な作業の構成要素である。
出版物によると、船は、エイスクの海軍海上航空隊第859戦闘適応・飛行再訓練センターの為に意図されている。
その流体動力学特性は、アゾフ海のタガンログ湾エリアに対応している。

対応するコンセプトの開発には、フライトシミュレーターを専門とする科学技術サービスセンター『ディナーミカ』が従事している。
このテーマに関連する試験設計作業は、試験設計作業「ラズゴーン」により実施されていると他の対談者は付け加えた。
プロジェクト14400船は、試験設計作業「ラズゴーン-海軍」の枠組みにより起工された。
[『Mil.Press FlotProm』参照]
プロジェクト14400海上特殊船は、航空艦でのヘリコプターKa-27/29/31の着艦及び発艦の為の飛行要員の技量の習熟を含む艦上ヘリコプター乗員の訓練の為に意図されている。
その満載排水量は842トン、最大長66.9メートル、最大幅12.7メートル、吃水線までの吃水は2.1メートル。
船の最大速力は12ノット、燃料満載での航続距離は500海里、食料及び真水を補充した際の自立航行期間は2日。
設計社は中央設計局『バルト船舶設計』である。
草案設計は2014年、技術設計は2015年に用意された。
船の建造契約は2017年に署名された。
発注はクルイロフ国立研究センターにより出された。
船は造船所『造船-造修営団』で2018年6月28日に起工された。

「ヘリコプター母艦」は、2019年7月に国家試験へ入る予定だった。



プロジェクト14400海上特殊船は、艦載ヘリコプターの発着訓練を行なう為の船です。
2018年6月28日にロシア内陸部ニジニ・ノヴゴロド州のゴロジェッツ市の『造船-造修営団』で起工されました。


プロジェクト14400海上特殊船は、クラスノダール州のエイスクにあるロシア海軍の飛行試験訓練センターの近くの海上でヘリコプターの発着訓練を行なう為「だけ」に建造されます。


2018年6月に起工されたものの、その後、建造工事は中断し、2019年末に再開されました。
現在の所、ロシア海軍の水上艦でヘリコプターを大量に搭載できるのは、近代化改装中の重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」くらいしか無く、それ以外は大抵1機か、多くても2機(プロジェクト1155大型対潜艦)か3機(プロジェクト1144重原子力ロケット巡洋艦)程度ですが、2020年5月9日には新世代汎用揚陸艦(ヘリコプター母艦)2隻が起工されます。
[ロシア海軍の為の新世代汎用揚陸艦(ヘリコプター母艦)2隻は大祖国戦争勝利75周年記念日の2020年5月9日に起工される]
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