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新型海洋曳船セルゲイ・バルクはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された

2020年2月21日、プロジェクト23470海洋曳船の1番船「セルゲイ・バルク」はロシア連邦海軍へ就役しました。

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2020年2月21日14時23分配信
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
【新たな海洋曳船「セルゲイ・バルク」は黒海艦隊の一員として受け入れられた】

本日(1月21日)、黒海艦隊主要基地セヴァストーポリ市で、海洋曳船「セルゲイ・バルク」補助艦隊支援船支隊の一員として受け入れられた。

聖アンドレイ旗の掲揚が始まる前、艦隊司令部、曳船の乗組員、製造工場の代表、黒海艦隊の退役将兵及び聖職者が参加する清めの儀式が行なわれた。
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艦隊へ加わった後、船の乗組員には海上への出航準備の点検が控えており、その後、曳船は計画戦闘訓練任務を遂行する。

[参照]
海洋曳船「セルゲイ・バルク」
黒海艦隊の為に建造されたプロジェクト23470のトップ船である。
それは、氷上及び澄んだ水上での船、浮揚物体及び建造物の海上曳航、港湾海域での艦船の先導、海上での護衛作戦実施の為に意図されている。

船上に在る特殊機器のお陰により、「セルゲイ・バルク」は、水上物体の様々な種類の火災を消火する為の操作を実行できる。



プロジェクト23470海洋曳船の1番船「セルゲイ・バルク」は、2014年10月30日にロシア内陸部ヤロスラヴリ造船工場で起工され、2016年12月27日に進水しました。
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2018年7月末にヤロスラヴリから内陸水路経由でセヴァストーポリへ回航され、最終艤装が行なわれました。
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2019年8月初頭から航行試験が始まりました。
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そして2020年2月21日にセヴァストーポリ聖アンドレイ旗初掲揚式典(就役式典)が開催され、正式にロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入されました。
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プロジェクト23470海洋曳船は、現在までに3隻が起工されています。

2番船「アンドレイ・ステパノフ」は2015年7月23日に起工され、2017年6月29日に進水しました。
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3番船「カピタン・ナイデン」は2016年に起工され、2019年11月28日に進水しました。
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今後、4番船「カピタン・セルゲーエフ」も起工されます。
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