ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフはスリランカのコロンボ港へ到着した
- カテゴリ:ロシア太平洋艦隊(2020年)

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア沿海地域情報供給部(ウラジオストク市)発表
2020年3月7日8時30分配信
【太平洋艦隊の大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」は業務寄港の為にスリランカへ到着した】
本日(3月7日)、太平洋艦隊の大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」は、以前に達成された合意に沿って、業務寄港の為にスリランカ共和国最大の港コロンボへ到着した。
埠頭で行なわれたロシア戦闘艦の歓迎式典には、スリランカのロシア連邦大使館の代表、受け入れ国の海軍の士官、更には港湾サービスの専門家が参加した。
停泊期間に艦は水と燃料の在庫を完全な基準まで補充する。
乗組員の為に、休養及び市内への観光旅行が提供される。
大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」のスリランカ寄港は3月10日まで続く予定である。
ロシア太平洋艦隊の大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」(572、1989年5月1日就役)は、2019年4月初頭から6月中旬まで東南アジアへの遠距離航海を行ないました。
(2019年4月1日出航、6月15日帰投)
[ロシア太平洋艦隊の東南アジア遠征(2019年4月-6月)]
遠距離航海から帰投後、2019年8月8日に宗谷海峡を通過してオホーツク海へ入りました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2019年8月9日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】
その後、オホーツク海で演習を行ない、2019年10月末にウラジオストクへ帰投しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の艦船はオホーツク海での演習を終えて母港へ戻る]
2019年11月初頭には太平洋艦隊の潜水艦の演習の相手役を務めました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の通常動力潜水艦は日本海で魚雷攻撃訓練を行なった]
「アドミラル・ヴィノグラードフ」は、2020年1月下旬に短期間出航しています。


「アドミラル・ヴィノグラードフ」は、中型海洋給油船「ペチェンガ」(1979年10月1日就役)を伴い、2月10日頃にウラジオストクを出航しました。
(ロシア海軍当局からの公式発表無し)
2月12日に対馬海峡を南下して東シナ海へ入りました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2020年2月13日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】
その後の動向も全く公表されていませんでしたが、3月7日にスリランカのコロンボ港へ到着しました。
なお、コロンボには、前日(3月6日)までバルト艦隊の警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」が寄港していました。
(3月4日入港、3月6日出港)
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはスリランカを去った]
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