ロシア海軍北方艦隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142は再び大西洋上空の長距離飛行を行なった
- カテゴリ:遠距離対潜哨戒機Tu-142
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2020年3月11日22時51分配信
【2機の航空機Tu-142は大西洋上空で計画飛行を実施した】
モスクワ、3月11日-ロシア通信社ノーボスチ
北方艦隊の対潜航空機Tu-142は水曜日に北氷洋及び大西洋上空で計画飛行を実施した。
同艦隊の広報サービスは発表した。
「3月11日、北方艦隊の遠距離対潜航空機Tu-142の2組の乗組員は、バレンツ海、ノルウェー海、北海及び大西洋~ビスケー湾、イベリア北部~の中立水域上空で次の計画飛行を実施しました」
声明では、こう述べられた。
飛行は14時間以上に渡って続けられ、ルートの長さは1万キロメートル以上となった事が指摘された。
飛行は、空域使用に関する国際法規に厳密に沿って実施された事が強調された。
ソ連/ロシア海軍の遠距離対潜哨戒機Tu-142は、戦略爆撃機Tu-95の海軍向けヴァージョンであり、1968年6月18日に初飛行し、1972年11月15日に軍備採用されました。
1968年から1994年までに合計で100機生産され、この内の8機はインドへ輸出されました。
現在、ロシア海軍航空隊では、北方艦隊と太平洋艦隊に各12機が在籍しています。
北方艦隊所属機はキぺロヴォ飛行場へ配備されています。
キぺロヴォ飛行場



ロシア海軍航空隊のTu-142は、度々遠方海域へ進出しています。
北方艦隊のTu-142は、2016年6月初頭と2018年3月末に地中海東部へ進出しています。
[ロシア海軍航空隊の対潜哨戒機Tu-142M3はシリア上空で目撃された]
[シリア上空で目撃されたロシア海軍航空隊の長距離哨戒機Tu-142M3は、地中海で警備艦アドミラル・グリゴロヴィチと合同演習を行なっていた]
[ロシア海軍航空隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142M3は地中海南東部で潜水艦探知演習を行なった]
2019年8月6日、太平洋艦隊の2機のTu-142がアラスカ、カナダ及びアリューシャン列島沖を飛行しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の対潜哨戒機Tu-142はアリューシャン列島、アラスカ、カナダ沖を飛行した]
2020年3月4日、北方艦隊の2機のTu-142がクリミア半島まで進出し、黒海艦隊航空隊と共に演習を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142はクリミア半島上空で空中給油訓練を行なった]
2020年3月8日、北方艦隊の2機のTu-142が大西洋まで進出しました。
[ロシア海軍北方艦隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142は大西洋上空の長距離飛行を行なった]
2020年3月9日、太平洋艦隊の2機のTu-142がアラスカ周辺を長時間飛行しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142はアラスカ周辺を長時間飛行した]
そして3月11日、北方艦隊の2機のTu-142は再び大西洋まで進出しました。
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