fc2ブログ

ロシア海軍バルト艦隊のコルベット"ストイーキー"と大型揚陸艦コロリョーフは遠距離航海を終えてバルチースクへ帰投した

20-0316e.jpg
20-0316f.jpg
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2020年3月16日13時16分配信
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
【バルト艦隊艦支隊は遠距離航海を完了した】

コルベット「ストイーキー」大型揚陸艦「コロリョーフ」で構成されるバルト艦隊艦支隊は、北海及びバルト海で遠距離航海任務を遂行した。
艦の乗組員は3週間海上に滞在した。

航海中に支隊は5000海里以上を進み、乗組員は艦上演習及び訓練活動へ取り組んだ。
コルベットの戦闘班は対艦ミサイルの電子発射を実施した。
これに加え、艦の乗組員は仮想敵の空中攻撃を撃退し、無防備の泊地へ停泊中の対水中工作防護の問題へ取り組んだ。

コルベットに駐留する艦上ヘリコプターKa-27は数回の飛行勤務を行なった。
支隊の艦と連携してヘリコプターは仮想敵潜水艦の捜索へ従事し、更には水上での救助訓練を行なった。

支隊の艦に乗っている海軍歩兵部隊は、様々な対テロのシナリオと、射撃兵器からの海上標的への射撃へ取り組んだ。

バルチースク軍港では、支隊の乗組員の歓迎式典が開催された。
戦闘任務を果たした軍事船員は、埠頭バルト艦隊参謀長ウラジーミル・ヴォロビエフ少将、司令部の代表と艦隊の連合部隊の将兵、軍楽隊、バルト艦隊船員の家族及び親類に出迎えられた。

航海から戻った艦の機器は好調であり、必要な物資を補充した後、指示された任務を遂行する準備が整う。
遠距離航海で顕著な働きを見せた将兵には、艦隊司令部から高価な贈答品が贈られた。



プロジェクト20380コルベットの4番艦「ストイーキー」(545)は2006年11月10日に起工され、2012年5月30日に進水し、2014年7月18日に納入され、7月27日に正式に就役しました。
[コルベット「ストイーキー」は2ヶ月遅れでロシア海軍へ引き渡された]

2016年夏以降は、度々北大西洋(北海)へ進出しています。

2016年6月には同型艦「ボイキー」(532、2013年5月16日就役)と共に北海へ進出しました。
(2016年6月中旬にバルチースクを出航し、7月5日に帰港)
[ロシア海軍バルト艦隊の最新コルベット2隻は北海から戻ってきた]

2018年6月中旬にも同型艦「ボイキー」と共に北大西洋へ進出し、7月上旬に帰投しました。
[ロシア海軍バルト艦隊のコルベット"ボイキー"と"ストイーキー"は北大西洋遠征を終えた]

2018年10月22日、同型艦「ソーブラジテルヌイ」(531、2011年10月14日就役)と共に北大西洋への航海へ出発し、11月13日に母港バルチースクへ帰投しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の最新コルベット"ソーブラジテルヌイ"と"ストイーキー"は北大西洋遠征から戻ってきた]

2019年6月25日、同型艦「ボイキー」と共に北大西洋への航海へ出発し、7月8日に母港バルチースクへ帰投しました。
[ロシア海軍バルト艦隊のコルベット"ボイキー"と"ストイーキー"は北海での演習を終えてバルチースクへ帰投した]

2019年8月にはバルト海で行なわれたロシア海軍演習『大洋の盾-2019』へ参加しました。
[バルト海のロシア海軍演習『大洋の盾-2019』(2019年8月)]


プロジェクト775M大型揚陸艦「コロリョーフ」(130、1992年1月5日就役)は、これまでに2回地中海東部へ派遣され、黒海沿岸シリアを往航する貨物輸送任務(シリア・エクスプレス)に就いています。

1回目:2015年5月20日にバルチースクを出航、2016年1月23日に帰投。
計10回のシリアへの輸送任務を遂行。
[ロシア海軍バルト艦隊の大型揚陸艦コロリョーフは地中海任務(シリア・エクスプレス)を終えて母港バルチースクへ戻った]

2回目:2016年11月頃に出航、2017年5月7日に帰投。
計5回のシリアへの輸送任務を遂行。
[ロシア海軍バルト艦隊の大型揚陸艦コロリョーフはシリア沖から母港バルチースクへ帰投した]

「コロリョーフ」も、2019年8月のロシア海軍演習『大洋の盾-2019』へ参加しました。


2020年2月19日、「ストイーキー」「コロリョーフ」バルチースクを出航し、大西洋(北海)へ向かいました。
[ロシア海軍バルト艦隊のコルベット"ストイーキー"と大型揚陸艦コロリョーフは大西洋へ向かった]

3週間ほど北海で行動し、各種の演習を行なった後、3月16日にバルチースクへ帰投しました。
関連記事
スポンサーサイト