ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"は地中海東部で演習を行なった
- カテゴリ:地中海情勢(2020年)

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア黒海地域情報供給部(セヴァストーポリ市)発表
2020年3月20日10時7分配信
【フリゲート「アドミラル・エッセン」乗組員は地中海で演習を実施した】
地中海の海軍常設連合部隊の一員としての任務を遂行している黒海艦隊のフリゲート「アドミラル・エッセン」乗組員は、海上移動時の複合演習を実施した。
戦闘訓練計画に沿って、フリゲート乗組員は、単艦での仮想敵水上艦との戦闘実施及び組織的対空防衛の戦術を改善した。
演習の枠組みで、乗組員は電波電子戦闘複合体による妨害設置の行動様式へ取り組み、その中で仮想敵のミサイル打撃を撃退し、そしてフリゲートに駐留する艦上ヘリコプターKa-27PL乗員は計画訓練を実施し、潜水艦の組織的な捜索と追尾の課題へ取り組んだ。
フリゲート乗組員は、地中海で任務遂行を続ける。
ロシア黒海艦隊のプロジェクト11356Rフリゲート2番艦「アドミラル・エッセン」(2016年6月7日就役)は、2019年12月20日頃にセヴァストーポリを出航し、翌12月21日にボスポラス海峡とダーダネルス海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"は地中海東部へ派遣される]
2020年1月14日には地中海東部で対空戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"は地中海東部で対空戦闘訓練を行なった]
その後も地中海東部で行動し、1月30日にキプロスのリマソール港を訪問しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート"アドミラル・エッセン"はキプロスのリマソールを訪れた]
2月6日には、対機雷防衛艦「イワン・アントノフ」(2019年1月26日就役)及び哨戒艦「ドミトリー・ロガチョフ」(2019年6月11日就役)と共に地中海東部で機雷源を突破する演習を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊は地中海東部で機雷源突破演習を行なった]
その後も地中海東部に留まっており、3月20日には各種戦闘訓練を実施しました。
現在、地中海東部(シリア沖)には、少なくとも以下のロシア海軍の艦船が滞在しており、地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の指揮下で行動しています。
[黒海艦隊]
潜水艦「クラスノダール」:2019年3月中旬から地中海東部に滞在
潜水艦「ノヴォロシースク」:2019年12月初頭から地中海東部に滞在
フリゲート「アドミラル・エッセン」:2019年12月下旬から地中海東部に滞在
フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」:2020年2月末から地中海東部に滞在
フリゲート「アドミラル・マカロフ」:2020年2月末から地中海東部に滞在
哨戒艦「ドミトリー・ロガチョフ」:2020年1月末から地中海東部に滞在
対機雷防衛艦「イワン・アントノフ」:2020年1月中旬から地中海東部に滞在
対水中工作艇「キネリ」:2019年10月中旬から地中海東部に滞在
救助曳船「シャフテル」:2020年2月下旬から地中海東部に滞在
救助曳船「プロフェッソル・ニコライ・ムール」:2020年1月中旬から地中海東部に滞在
[バルト艦隊]
工作船PM-82:2019年11月上旬から地中海東部に滞在
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