新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は2013年3月に乗組員を受け入れる

『中央海軍ポータル(フロートコム)』より
【乗組員は3月末に「アドミラル・ゴルシコフ」へ移住する】
2012年12月21日
フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は、2013年3月末に乗組員を定住させる予定である。
『中央海軍ポータル』特派員は、建造企業-「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」より伝えられた。
今日(12月21日)、工場総取締役アレクサンドル・ウシャコーフは、発注番号921号・プロジェクト22350フリゲートのトップ「アドミラル・ゴルシコフ」の乗組員の移住時期、更には、係留試験開始及び航海試験への出航時期についての建造完了スケジュールを承認した。
対談者は『中央海軍ポータル』に指摘した。
「スケジュールをスムーズに遵守できるかどうかは、契約相手からの機器、材料およびコンポーネントの供給が適切な時期に行なわれるかどうかにより決まります。
2013年からは、作業を大幅に拡大し、艦上の全ての専門技術者を増やす必要があります」
優先される課題は、乗組員の定住である。
既に構成施設は点検され、船室への設備の取り付けは開始されている。
施設の最初の塗装は実施されている。
船室と水兵室には、既に最初の家具が取り付けられている。
フリゲートの炊事室には各種設備-換気装置、炊事用機器の土台が供給されている。
今年末までに、支所の株式会社「北方電子電波自動機器」の専門技術者は、他の作業所や請負業者の参加を得てケーブル線の主要部分敷設の正面作業を完了するだろう。
発注締切の与えられた期間の23日までに194の証明が交付される。
来年4月までの締切期間には、残る50の証明交付が計画されている。
フリゲートの乗組員は契約軍人だけ構成されており、資料や機器の勉強を始めている。
艦長オレグ・グセフ1等海佐は毎日要望を出しており、積極的に建造段階での問題を解決する。
係留試験を待つ事無く。
「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ指導部は、フリゲートが2013年7月の国際海軍サロンに参加できる事を確認しました-艦の外観の形状が完成する事を条件として」
対談者は『中央海軍ポータル』に指摘した。
[新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」型]
[アドミラル・ゴルシコフ型フリゲート(旧ブログ)]
プロジェクト22350フリゲートの1番艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」(ソ連邦海軍元帥ゴルシコフ)は、2006年2月1日に起工され、2010年10月28日に進水しました。
現在、サンクトペテルブルク市の「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」の岸壁で艤装工事が進められています。

「アドミラル・ゴルシコフ」は2013年10月以降に航海試験を開始する予定です。
[新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は2013年に航海試験を実施する]
就役は2014年にずれ込む可能性も有ります。
[新世代フリゲート「アドミラル・ ゴルシコフ」、2014年春に就役?]
「アドミラル・ゴルシコフ」に搭載される新型130mm砲は開発が難航しており、この為に建造工事も遅れているようです。
[新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」の建造は長期化する]
[空母とフリゲートに対するロシア海軍の不満には根拠が無い]
今回の記事によると、居住区の工事は比較的順調に進んでいるようであり、来年3月には乗組員の艦内居住が可能になるとの事です。
北方艦隊将兵で構成される「アドミラル・ゴルシコフ」乗組員は、今年3月にサンクト-ペテルブルク市へ到着しています。
[ロシア海軍新型フリゲート及びコルベットの乗員はサンクト・ペテルブルク市へ到着した]
「アドミラル・ゴルシコフ」は満載排水量約4500トン程度ですが、艦長には1等海佐(カピタン・1ランガ)が任命されています。
通常、このサイズの艦の艦長は2等海佐が充てられるのですが、それよりも高位の佐官が充てられているという事実からも、ロシア海軍がこのクラスの艦を重要視している事が伺えます。
更に、今回の記事では、以前にも一度出た「アドミラル・ゴルシコフ」の2013年の国際海軍サロン出展の件に触れられています。
[新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は2013年の国際海軍サロンに出展されるかもしれない]
国際海軍サロン「IMDS-2013」は、来年の7月3日から7日までサンクト-ペテルブルク市で開催されます。

【国際海軍サロン(IMDS)公式サイト】
今回の記事によると、外観だけでも完成させれば国際海軍サロンに出展させられるとの事ですが、この場合、130mm砲塔などはダミーを乗せるのでしょうか。
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