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ロシア海軍バルト艦隊の工作船PM-82は地中海東部を去り、バルチースクへの帰路に就いた

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
バルト地域情報供給部(カリーニングラード市)発表
2020円3月31日13時54分配信
【バルト艦隊の水上修理所は地中海での任務遂行を完了した】

バルト艦隊水上修理所PM-82は、地中海ロシア海軍常設連合部隊の一員としての任務遂行を完了した。

2019年11月から2020年3月まで、船は遠方作戦ゾーンで活動する海軍の艦船の技術的整備を保障した。

現在、PM-82は、恒久駐留場所であるバルチースクへの移動を行なっている。

PM-82は、5隻から成るプロジェクト304水上修理所シリーズの3番船である。
水上修理所は、基礎駐留地点から遠く離れた海域で艦船の兵装及び機器を修理する為に意図されている。



この数年間、黒海艦隊水上修理所(工作船)PM-56PM-138は交代で地中海東部へ派遣され、半年程度のローテーションでシリアタルトゥースへ駐留し、同海域で行動するロシア海軍艦船の修理やメンテナンスを行なっていました。
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工作船PM-56
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工作船PM-138
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タルトゥースロシア海軍物資・技術サービス供給所
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プロジェクト304水上修理所(工作船)PM-82は、1977年12月22日にポーランド『アドルフ・ワルスキー記念シュチェチン造船所』で起工され、1978年5月13日に進水し、同年9月30日にソ連海軍へ引き渡されました。
就役後、赤旗2度受賞バルト艦隊へ編入されました。

2014年からバルチースク「第33艦船修理工場」で近代化改装が行なわれ、2016年秋に復帰しました。
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PM-82は、2017年6月中旬にシリアへ派遣され、地中海東部で行動するロシア海軍艦船の修理やメンテナンスに従事しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の工作船PM-82はシリア沖に到着した]

その後、2017年10月下旬には黒海艦隊工作船PM-56と交代して地中海東部を去り、11月13日に母港バルチースクへ帰投しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2017年11月13日17時11分配信
【バルト艦隊の水上修理所(工作船)は地中海からバルチースクへ戻った】


2018年7月、PM-82は再びシリアへ派遣される事になりました。
[ロシア海軍バルト艦隊の工作船PM-82は地中海東部へ向かっている]

8月11日にシリアタルトゥースへ到着しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の工作船PM-82はシリアのタルトゥースへ到着した]

その後、PM-82地中海東部で行動するロシア海軍艦船の修理やメンテナンスに従事しました。


2019年1月21日、PM-82と交代する黒海艦隊工作船PM-56ボスポラス海峡を南下し、地中海へ入りました。

2019年2月初頭、PM-82地中海東部を離れ、母港バルチースクへの帰路に就きました。
[ロシア海軍バルト艦隊の工作船PM-82は母港バルチースクへの帰路に就いた]

2月18日にバルチースクへ帰投しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の工作船PM-82はシリアから母港バルチースクへ帰投した]


2019年10月23日、PM-82は3度目の地中海遠征へ出発しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
バルト地域情報供給部(カリーニングラード市)発表
10月23日9時53分配信
【バルト艦隊の水上修理所は地中海へ向かう】

11月8日までに地中海東部シリアタルトゥース港へ到着しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の工作船PM-82はシリアのタルトゥースへ到着した]

12月7日、PM-82は、物資補充の為にキプロスリマソール港を訪れました。
[ロシア海軍バルト艦隊の工作船PM-82はキプロスのリマソール港へ寄港した]

2020年3月下旬には地中海東部へ向かった黒海艦隊工作船PM-56と交代し、バルチースクへの帰路に就きました。
[ロシア海軍黒海艦隊の工作船PM-56は地中海東部へ向かった]

タルトゥース港では2019年10月中旬から艦船修理施設が稼働しており、工作船は専ら海上へ出てロシア海軍艦船の修理やメンテナンスを行なっているようです。
[シリアのタルトゥース港のロシア海軍艦船修理所は2019年10月15日に操業を開始する]
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