大洋調査研究船アカデミック・アレクサンドロフは2020年3月にロシア海軍へ就役した
- カテゴリ:ロシア新世代水上艦

『タス通信』より
2020年4月12日14時45分配信
【『ズヴェズドーチカ』は国防省へ研究船「アカデミック・アレクサンドロフ」を引き渡した】
モスクワ、4月12日/タス通信
艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』は、ロシア連邦国防省へプロジェクト20183大洋調査研究船「アカデミック・アレクサンドロフ」を引き渡した。
『タス通信』は日曜日に造船分野の情報提供者より伝えられた。
「船への(海軍)旗掲揚式典は、特に告知される事無く今年3月に開催されました」
対談者は説明した。
彼は、このような告知を欠いた行事は、船がロシア連邦国防省の深海調査管理総局の発注の下で建造された事に関係していると考えている。
『ズヴェズドーチカ』(『統合造船業営団』へ加入)広報サービスは、『タス通信』に対し、船が軍当局へ引き渡された事を確認した。
株式会社『中央海洋設計局アルマーズ』(サンクトペテルブルク)により開発されたプロジェクト20183船「アカデミック・アレクサンドロフ」は、当初、海洋支援船或いは救助曳船として2012年12月20日に起工された。
船の製造と供給に関する国家契約は、2012年8月1日に締結された。
起工の際、この強化耐氷クラスの多目的船は、捜索救助作業、重くて大規模な容貌の貨物、海上機器コンテナ、科学研究試験機材、軍用及び特殊車両の海上輸送の為に意図されていると伝えられた。
船は2017年5月11日に造船台から出渠した。
その試験は1年以上続いた。
「アカデミック・アレクサンドロフ」は、『ズヴェズドーチカ』で建造されたプロジェクト20180ラインの3番船である。
プロジェクト20183大洋調査研究船「アカデミック・アレクサンドロフ」は、セヴェロドヴィンスクの艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』で2012年12月20日に起工されました。
2017年5月11日に進水しました。
2018年12月15日から洋上試験を開始しました。

その後、何度かの洋上試験を行ないました。
2019年4月9日出航
2019年6月4日出航
2019年11月17日出航
「アカデミック・アレクサンドロフ」のロシア海軍への引き渡しは何度も延期され、結局、2020年3月に非公表で海軍旗初掲揚式典(就役式典)が開催され、ロシア海軍へ就役しました。
プロジェクト20180支援船(救助曳船/海洋兵器輸送船)シリーズは4隻が起工され、3隻がロシア海軍へ就役しています。
救助曳船「ズヴェズドーチカ」(プロジェクト20180):2004年9月3日起工/2007年12月20日進水/2010年7月24日就役
北方艦隊へ配備

海洋兵器輸送船「アカデミック・コワリョーフ」(プロジェクト20180TV):2011年12月20日起工/2014年7月28日進水/2015年12月18日就役
太平洋艦隊へ配備

大洋調査研究船「アカデミック・アレクサンドロフ」(プロジェクト20183):2012年12月20日起工/2017年5月11日進水/2020年3月就役
北方艦隊へ配備

海洋兵器輸送船「アカデミック・マケ―エフ」(プロジェクト20183TV):2015年7月23日起工
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