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原子力水中無人機システム"ポセイドン"を搭載する特殊用途原子力潜水艦ハバロフスクは2020年5月に進水する

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2020年4月20日3時33分配信
【情報筋は「ポセイドン」搭載潜水艦が何時進水するのか伝えた】
モスクワ、4月20日-ロシア通信社ノーボスチ

無人水中装置「ポセイドン」の標準搭載艦となるプロジェクト09851原子力潜水艦「ハバロフスク」は、今月~来月の進水が計画されており、試験は少なくとも2年間続く。
『ロシア通信社ノーボスチ』は、月曜日に防衛産業企業体の情報提供者より伝えられた。

同プロジェクトの原子力潜水艦の建造は、セヴェロドヴィンスクの工場『セヴマシュ』で進められている。

「ハバロフスクは今春の進水が計画されております。4月~5月に。
試験は少なくとも2年間続きます」

対談者は話した。

以前、同じ情報提供者は、「ハバロフスク」は2019年末までに進水しなければならず、浮上状態で艤装が行なわれると述べた。

(2019年)4月、セヴェロドヴィンスクの工場『セヴマシュ』では、水中無人機を搭載する最初の試験潜水艦「ベルゴロド」(プロジェクト09852)の公式の進水式典が開催された。

多目的原子力潜水艦「ベルゴロド」は、無人機「ポセイドン」の為の実験潜水艦である。
潜水艦はプロジェクト949A「アンテイ」(「クルスク」の同類)に属し、「ポセイドン」システムの為に特別に改造された。

「ポセイドン」の開発は、大統領ウラジーミル・プーチンが2018年の連邦教書演説において初めて表明した。

彼によると、このような無人機は通常弾頭または核弾頭を装備でき、航空母艦グループ、沿岸防御施設及びインフラストラクチュアを含む広範囲の目標の撃破が可能である。

プロジェクト09851潜水艦「ハバロフスク」の戦術-技術的特性は、公式には知らされていない。
しかし、情報筋から公開されているデータによると、その排水量は約1万トンとなり、速力は30~32ノット、潜航深度500メートル、自立航行期間は120日、乗組員は少なくとも100名である。



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プロジェクト09851特殊用途原子力潜水艦「ハバロフスク」は、2014年7月27日にセヴェロドヴィンスク『セヴマシュ』で起工されました。
[原子力潜水艦ハバロフスクはロシア海軍の日に起工された]
[秘密のプロジェクト09851特務原潜ハバロフスク]

「ハバロフスク」の詳細や具体的なスペック(艦の大きさなど)は、一切公表されていませんが、無人小型潜水艇を搭載するようです。
[ロシア海軍の為の特務原潜ハバロフスクの3Dモデルが作成された]

2018年5月下旬には船体の水圧試験(強度試験)が始まりました。
[ロシア海軍のプロジェクト09851特殊用途原子力潜水艦ハバロフスクの船体の水圧試験が始まった]

「ハバロフスク」は、原子力水中無人機(大洋多目的システム)「ポセイドン」の搭載母艦としての機能も有しており、合計6基の「ポセイドン」を搭載します。

[スーパーキャビテーション原子力水中無人機システム"ポセイドン"は2021年にロシア海軍へ制式採用される]

「ハバロフスク」の進水は、2020年の春~4月か5月になるようです。
[スーパーキャビテーション原子力水中無人機システム"ポセイドン"搭載原潜ハバロフスクは2020年春に進水し、2022年にロシア海軍へ就役する]

2019年4月23日には、「ポセイドン」搭載原潜「ベルゴロド」が進水しています。

[ロシア海軍の為の特殊用途原子力潜水艦ベルゴロドは進水した]

「ベルゴロド」北方艦隊へ配備されるので(乗組員は北方艦隊から集められている)、「ハバロフスク」太平洋艦隊へ配備される可能性が高いでしょう。
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