ロシア海軍バルト艦隊航空隊の戦闘機Su-27はバルト海上空でベルギー空軍の戦闘機F-16に対するスクランブル発進を行なった
- カテゴリ:戦闘機Su-27(バルト艦隊)
『タス通信』より
2020年4月25日17時46分配信
【ロシアの戦闘機Su-27はバルト海上空でベルギーのF-16へ同行した】
カリーニングラード、4月25日/タス通信
2機のロシア戦闘機Su-27は、ベルギー空軍の航空機F-16の識別及び同行の為に空へ上がった。
土曜日にバルト艦隊広報サービスは報道機関へ伝えた。
金曜日、バルト海の中立水域上空でのバルト艦隊海上航空隊の乗員の計画飛行の実施中、空域監視手段によりロシア境界線へのコース上を飛行する空中目標が探知された。
その識別の為、2機のSu-27が上がった。
「ロシアの戦闘機飛行士は、接近後にベルギー空軍所属の航空機F-16と、その機体番号を識別し、同行しました」
軍当局は指摘した。
広報サービスは、外国の航空機がロシア連邦国境線から飛行進路を変更した後、戦闘機は計画戦闘演習任務の遂行を続けたと説明した。
ロシア航空機の飛行は「空域使用に関する国際規則に厳密に沿って」行なわれている事を広報サービスは強調した。
バルト艦隊海軍航空隊の戦闘機や爆撃機は、ロシア連邦の飛び地カリーニングラード州へ配備されています。

カリーニングラード州のチカロフスク飛行場に駐留する第689親衛戦闘機航空連隊は、18機程度の戦闘機Su-27及びSu-27UBを保有しています。
ロシア海軍で戦闘機Su-27を保有しているのは、バルト艦隊航空隊のみです。


第689親衛戦闘機航空連隊は1939年9月5日に創設され、大祖国戦争に参戦し、1953年秋に海軍航空隊へ移管されたものの、1978年には空軍へ戻り、1986年には防空軍へ移管され、1994年12月には再び海軍へ移管され、現在に至っています。
現在の装備機Su-27は1990年に導入されました。

駐留している場所が場所なだけに、外国機と接触する機会も少なくありません。
例えば2019年1月24日には、バルト海のロシア側防空識別圏へ接近するスウェーデン空軍の航空機を探知し、スクランブル発進しています。
[ロシア海軍バルト艦隊航空隊の戦闘機Su-27はスウェーデンの偵察機に対するスクランブル発進を行なった]
2019年8月13日には、カリーニングラードを視察してモスクワへ戻るセルゲイ・ショイグ国防相を乗せた旅客機を護衛中、NATO軍の戦闘機が接近してきたので、これを追い払いました。
[ロシア海軍バルト艦隊航空隊の戦闘機Su-27はNATOの戦闘機を追い払った]
そして2020年4月24日には、バルト海のロシア側防空識別圏へ接近するベルギー空軍の戦闘機F-16を探知し、スクランブル発進しました。
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