ロシア海軍艦船は地中海とアデン湾へ派遣される

『ロシア通信社ノーボスチ』より
【ロシア連邦海軍艦船は地中海で演習を実施する】
モスクワ、12月25日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシアの全ての4艦隊の戦闘艦は、地中海及びアデン湾へ差し向けられる。
この非常に重要な地域におけるロシアの地政学的利益の為の演習実施の必要性故に。
ロシア通信社ノーボスチは、火曜日にロシア連邦軍参謀本部の高位の代理人より伝えられた。

現在、これらのエリアには、北方艦隊、太平洋艦隊、バルト艦隊、黒海艦隊の艦船支隊が差し向けられている。

「世界の大洋の同エリアは、ここ(シリア)にロシア海軍の物資・技術供給所が存在するという事実からも、ロシアの地政学的利益の観点から見て非常に重要な場所です。
故に、様々な演習が計画されております」

参謀本部の代理人は、このエリアにおけるロシア艦船の密度が濃い点についての質問に対し、こう話した。

更に彼は、艦が地中海において対空、対艦、対潜防衛、組織的な通信の課題の仕上げ、水上での部隊への指示に関する演習を実施すると伝えた。
シリアタルトゥースを含む外国の港への艦船の寄港が計画されている。

参謀本部の代理人は、大型揚陸艦の艦上にシリア軍の為を意図した軍用車両が有るか否かに関する質問に答えなかった。
「地中海へ艦船を差し向ける主な目的は、艦隊司令部から支持された任務の遂行、演習の実施、そして海軍旗を示す事であります」
彼は強調した。

前日、ロシア連邦国防長官代理アナトーリー・アントノフは、シリアへ派遣される艦には特殊部隊が乗っているという複数のメディアの報道を否定した。
しかし彼は、これらの艦にはシリアの為の軍事車両が載せられているという報道に関してはコメントしなかった。

黒海艦隊は、間もなく地中海大型揚陸艦「アゾフ」、「ニコライ・フィリチェンコフ」、巡洋艦 「モスクワ」、警備艦「スメトリーヴイ」を派遣する。

バルト艦隊艦船支隊は、警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」、大型揚陸艦「カリーニングラード」、「アレクサンドル・シャバリン」、救助曳船SB-921、給油船「レナ」で構成されている。

海賊と戦う為、地中海を通過してアデン湾へ派遣される北方艦隊艦船支隊は、大型対潜艦「セヴェロモルスク」、救助曳船「アルタイ」、中型海洋給油船「ドゥブナ」で構成されている。

大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」、給油船「イルクト」、救助曳船「アラタウ」で構成される太平洋艦隊海賊対処艦船支隊インド洋に位置しており、アデン湾へ派遣される。
(2012年12月25日17時11分配信)


黒海艦隊及びバルト艦隊の艦船は地中海東部へ派遣されます。
[ロシア海軍の地中海東部戦闘勤務]
12-1226e.jpg
[黒海艦隊の大型揚陸艦は地中海東部へ向かった]
[バルト艦隊艦船は地中海へ向かった]

地中海東部へは、大型揚陸艦を中核とする部隊が派遣されています。


北方艦隊及び太平洋艦隊の艦船は海賊対処任務の為、アデン湾へ派遣されます。
[ロシア北方・太平洋艦隊合同アデン湾海賊対処活動]
12-1226f.jpg
[北方艦隊アデン湾海賊対処部隊は英仏海峡を通過する]
[太平洋艦隊の軍艦はイランを訪れた]

アデン湾には、大型対潜艦を中核とする部隊が派遣されています。


今回の記事では、「地政学」Геополитикаという言葉が登場しております。
地中海とアデン湾は、ロシアにとって地政学上からも重要なエリアであると。

この場合は、地政学用語で言う所の「交通地域」として重要という事のようです。
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