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ロシアの無人深海潜水艇ヴィーチャズィ-Dはマリアナ海溝へ潜航した

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2020年5月12日9時11分配信
【ロシアの「ヴィーチャズィ」はマリアナ海溝を征服した】

最新のロシア製自動無人水中科学研究装置「ヴィーチャズィ-D」は、太平洋艦隊の救助船「フォーチー・クルイロフ」船上からマリアナ海溝の底へ潜航した。
この装置を開発した海洋工学中央設計局『ルビーン』広報サービスが伝えたように、降下は大祖国戦争の戦勝75周年に合わせられた。


任務中、海底地図の作成とビデオ録画、海洋環境パラメータの調査が行なわれたと『ルビーン』の代理人は付け加えた。

複合体「ヴィーチャズィ-D」作成の為の作業は2017年9月に始まり、この時に『ルビーン』『高等研究財団』と共同でロボット水中複合体の実験室を形成した。
「ヴィーチャズィ-D」は、以前には人間が到達し得なかったものを含め、世界の大洋のあらゆる海域で超深海潜航を実施し、科学研究を行なう為に意図されている。

海洋工学中央設計局『ルビーン』広報サービスは、プロジェクトの実施中、必要な強度特性と浮力を保障する新たな建設材料、自動超深海装置、航法及び通信機器、有効積載量の制御に必要な機器が作成された事を指摘した。

複合体「ヴィーチャズィ-D」の構成には、自動無人装置(ANPA SGP)、深海底ステーション(GDS SN)、そして制御所機器が含まれている。
艦載機器複合体は、水中音響チャンネルを介し、搭載船から水中装置と海底ステーションとのリアルタイムモードでの情報交換を保障する。
複合体は、完全に国内製造のセットで構成されている事を『ルビーン』は指摘した。

ANPA SGP「ヴィーチャズィ-D」は、浮力ゼロの透過性構造で構成されており、動力基盤はチタン合金で製造されている。
外部輪郭は球状プラスチックから成り、装置の過剰な重量を補い、流線型形状を提供する。
装置は、4基の推進器と10基の操舵電動機により駆動する。

「ヴィーチャズィ-D」の積載物には、音響測探機、水中音響装置、航法及び通信機器、側面観察水中探知機、ビデオカメラ、更には他の科学研究機器が含まれる。
これらの装置を装備しているお陰で、海域の調査探索と水深測量、底土の上層構造の調査の為のサンプル採取、底部地形の水中音響調査、海洋環境の水文物理学パラメーターの測定を実行できる。
装置は、制御システムの人工知能要素を使用し、限られた空間からの離脱を含めたコース内の障害物の個別回避が可能であると『ルビーン』広報サービスは付け加えた。



自動無人水中装置「ヴィーチャズィ-D」は、ロシア海軍潜水艦を設計している海洋工学中央設計局『ルビーン』により開発されました。

2020年5月8日22時34分(モスクワ時間)、太平洋艦隊救助曳船「フォーチー・クルイロフ」に搭載された「ヴィーチャズィ-D」は、マリアナ海溝の底(深度10028メートル)へ到達しました。
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救助曳船「フォーチー・クルイロフ」
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「ヴィーチャズィ-D」
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