新世代戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキーは12月30日にロシア海軍へ納入される予定である
『アルムス-タス』より
【新型原子力潜水艦プロジェクト955「ボレイ」のトップである「ユーリー・ドルゴルーキー」は12月30日にロシア海軍へ引き渡す予定である】
アルハンゲリスク、12月28日(アルムス-タス)
最新の第4世代原子力潜水艦プロジェクト955「ボレイ」のトップである「ユーリー・ドルゴルーキー」は12月30日にロシア海軍へ引き渡す予定である。
イタル-タス通信は、原子力艦を建造しているセヴェロドヴィンスクの防衛造船所「セヴマシュ」広報サービスより伝えられた。
「この日、受注番号201の受領への署名が行なわれます」
広報サービスは説明した。
戦略用途ロケット水中巡洋艦「ユーリー・ドルゴルーキー」は1996年に同工場で起工され、2007年4月に進水した。
その後、「セヴマシュ」は、2004年、2006年、そして2012年に同プロジェクト艦シリーズ3隻~「アレクサンドル・ネフスキー」、「ウラジーミル・モノマーフ」、「クニャージ・ウラジーミル」(改良型プロジェクト955A)を起工した。
「アレクサンドル・ネフスキー」は、現在、国家試験を行なっており、「ウラジーミル・モノマーフ」は12月30日に造船台から出て進水し、水上で完成する。
「ボレイ」級潜水艦は、サンクト-ペテルブルク海洋工学中央設計局「ルビーン」により設計された。
その建造には、新たな成果により作られた艦載電波電子機器が使用され、水中騒音は低減した。
戦闘艦の主要兵装は、新たなミサイル複合体「ブラヴァー」である。
各々のプロジェクト955潜水艦は、飛翔範囲8000kmで、個々に目標へ誘導される分離弾頭を有する大陸間弾道固体燃料ミサイルR-30「ブラヴァー」16基を搭載できる。
潜水艦には、乗組員全員の為の救助室が装備されている。
艦の長さは170メートル、幅13.5メートル、潜航深度450メートル、乗組員107名である。
弾道ミサイル「ブラヴァー」を装備する「ボレイ」は、今後10年間のロシア海洋戦略核戦力の基礎を提供する。
以前に報じられたように、2020年までに8隻の「ボレイ」の建造が計画されている。
この内の3隻はプロジェクト955、5隻はプロジェクト955A(近代化型、騒音は減少し、武装は強化され、各艦は大陸間弾道ミサイル「ブラヴァー」20基となる)
トップ艦「ユーリー・ドルゴルーキー」の建造費は230億ルーブルであり、同シリーズ巡洋艦の建造費は、これよりも低くならなければならない。
「セヴマシュ」はロシア最大の造船複合体であり、白海沿岸に位置している。
同社は、高度な機械製造及び冶金基盤を有する。
その生産能力は、従来型或いは核動力装置を有する100000トンまでの艦船を建造できる。
同社では、約26000人が働いている。
「セヴマシュ」は、統合造船業営団の一員である。
70年以上に渡る造船所の歴史において、45隻の水上艦と163隻の潜水艦が建造され、この内の128隻は核動力装置を有していた。
現在、「セヴマシュ」は、2つの新世代原子力潜水艦グループ~打撃型(整理名「ヤーセン」)及び戦略型(整理名「ボレイ」)を建造している。
(2012年12月28日11時59分配信)
[新世代戦略原潜ボレイ級(旧ブログ)]
[新世代戦略原潜ボレイ級]

1996年11月2日に起工され、2007年4月15日に進水、2009年6月18日から航海試験を開始したロシア第4世代戦略原潜「ユーリー・ドルゴルーキー」ですが、ロシア海軍への引き渡しは2010年、2011年、2012年と何度も延期されました。
2012年10月下旬、当時のロシア連邦国防長官アナトーリー・セルジュコフ氏は、「ユーリー・ドルゴルーキー」の軍備採用(ロシア海軍への引き渡し)は2013年に延期されると発言しました。
[新世代戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキーは2013年に就役する]
しかし、そのセルジュコフ氏が国防長官を解任(11月6日)されてから1ヶ月以上経った12月19日、ロシア海軍総司令官ヴィクトル・チルコフ提督は、「ユーリー・ドルゴルーキー」は今年12月30日までに軍備採用できると記者会見で明らかにしました。

[新世代戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキー、12月30日に就役?]
12月26日、ロシア連邦国防省の新指導部の一員である国防長官代理ユーリー・ボリソフ氏も、「ユーリー・ドルゴルーキー」は今年12月末に軍備採用できると記者会見で表明しました。

[ロシア国防省は戦略原潜「ユーリー・ドルゴルーキー」と海洋弾道ミサイル「ブラヴァー」を今年末に採用する意向である]
そして今回(12月28日)、「ユーリー・ドルゴルーキー」を建造したセヴェロドヴィンスクの造船所「セヴマシュ」の広報部が、同艦は12月30日にロシア海軍への納入が予定されている事を明らかにしました。

つまり、「セヴマシュ」は、「ユーリー・ドルゴルーキー」をロシア海軍へ引き渡す準備が整ったという事です。
記事中の「受注番号201」というのは、「セヴマシュ」における「ユーリー・ドルゴルーキー」の建造番号です。
ロシア・ソ連潜水艦総合情報サイト『ディープストーム』より
【プロジェクト955/955A「ボレイ」】
「セヴマシュ」で建造される「ボレイ」級4隻の建造番号は以下の通りです。
「ユーリー・ドルゴルーキー」:201
「アレクサンドル・ネフスキー」:202
「ウラジーミル・モノマーフ」:203
「クニャージ・ウラジーミル」:204
5番艦は205、6番艦は206、7番艦は207、8番艦は208となるでしょう。
【新型原子力潜水艦プロジェクト955「ボレイ」のトップである「ユーリー・ドルゴルーキー」は12月30日にロシア海軍へ引き渡す予定である】
アルハンゲリスク、12月28日(アルムス-タス)
最新の第4世代原子力潜水艦プロジェクト955「ボレイ」のトップである「ユーリー・ドルゴルーキー」は12月30日にロシア海軍へ引き渡す予定である。
イタル-タス通信は、原子力艦を建造しているセヴェロドヴィンスクの防衛造船所「セヴマシュ」広報サービスより伝えられた。
「この日、受注番号201の受領への署名が行なわれます」
広報サービスは説明した。
戦略用途ロケット水中巡洋艦「ユーリー・ドルゴルーキー」は1996年に同工場で起工され、2007年4月に進水した。
その後、「セヴマシュ」は、2004年、2006年、そして2012年に同プロジェクト艦シリーズ3隻~「アレクサンドル・ネフスキー」、「ウラジーミル・モノマーフ」、「クニャージ・ウラジーミル」(改良型プロジェクト955A)を起工した。
「アレクサンドル・ネフスキー」は、現在、国家試験を行なっており、「ウラジーミル・モノマーフ」は12月30日に造船台から出て進水し、水上で完成する。
「ボレイ」級潜水艦は、サンクト-ペテルブルク海洋工学中央設計局「ルビーン」により設計された。
その建造には、新たな成果により作られた艦載電波電子機器が使用され、水中騒音は低減した。
戦闘艦の主要兵装は、新たなミサイル複合体「ブラヴァー」である。
各々のプロジェクト955潜水艦は、飛翔範囲8000kmで、個々に目標へ誘導される分離弾頭を有する大陸間弾道固体燃料ミサイルR-30「ブラヴァー」16基を搭載できる。
潜水艦には、乗組員全員の為の救助室が装備されている。
艦の長さは170メートル、幅13.5メートル、潜航深度450メートル、乗組員107名である。
弾道ミサイル「ブラヴァー」を装備する「ボレイ」は、今後10年間のロシア海洋戦略核戦力の基礎を提供する。
以前に報じられたように、2020年までに8隻の「ボレイ」の建造が計画されている。
この内の3隻はプロジェクト955、5隻はプロジェクト955A(近代化型、騒音は減少し、武装は強化され、各艦は大陸間弾道ミサイル「ブラヴァー」20基となる)
トップ艦「ユーリー・ドルゴルーキー」の建造費は230億ルーブルであり、同シリーズ巡洋艦の建造費は、これよりも低くならなければならない。
「セヴマシュ」はロシア最大の造船複合体であり、白海沿岸に位置している。
同社は、高度な機械製造及び冶金基盤を有する。
その生産能力は、従来型或いは核動力装置を有する100000トンまでの艦船を建造できる。
同社では、約26000人が働いている。
「セヴマシュ」は、統合造船業営団の一員である。
70年以上に渡る造船所の歴史において、45隻の水上艦と163隻の潜水艦が建造され、この内の128隻は核動力装置を有していた。
現在、「セヴマシュ」は、2つの新世代原子力潜水艦グループ~打撃型(整理名「ヤーセン」)及び戦略型(整理名「ボレイ」)を建造している。
(2012年12月28日11時59分配信)
[新世代戦略原潜ボレイ級(旧ブログ)]
[新世代戦略原潜ボレイ級]

1996年11月2日に起工され、2007年4月15日に進水、2009年6月18日から航海試験を開始したロシア第4世代戦略原潜「ユーリー・ドルゴルーキー」ですが、ロシア海軍への引き渡しは2010年、2011年、2012年と何度も延期されました。
2012年10月下旬、当時のロシア連邦国防長官アナトーリー・セルジュコフ氏は、「ユーリー・ドルゴルーキー」の軍備採用(ロシア海軍への引き渡し)は2013年に延期されると発言しました。
[新世代戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキーは2013年に就役する]
しかし、そのセルジュコフ氏が国防長官を解任(11月6日)されてから1ヶ月以上経った12月19日、ロシア海軍総司令官ヴィクトル・チルコフ提督は、「ユーリー・ドルゴルーキー」は今年12月30日までに軍備採用できると記者会見で明らかにしました。

[新世代戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキー、12月30日に就役?]
12月26日、ロシア連邦国防省の新指導部の一員である国防長官代理ユーリー・ボリソフ氏も、「ユーリー・ドルゴルーキー」は今年12月末に軍備採用できると記者会見で表明しました。

[ロシア国防省は戦略原潜「ユーリー・ドルゴルーキー」と海洋弾道ミサイル「ブラヴァー」を今年末に採用する意向である]
そして今回(12月28日)、「ユーリー・ドルゴルーキー」を建造したセヴェロドヴィンスクの造船所「セヴマシュ」の広報部が、同艦は12月30日にロシア海軍への納入が予定されている事を明らかにしました。

つまり、「セヴマシュ」は、「ユーリー・ドルゴルーキー」をロシア海軍へ引き渡す準備が整ったという事です。
記事中の「受注番号201」というのは、「セヴマシュ」における「ユーリー・ドルゴルーキー」の建造番号です。
ロシア・ソ連潜水艦総合情報サイト『ディープストーム』より
【プロジェクト955/955A「ボレイ」】
「セヴマシュ」で建造される「ボレイ」級4隻の建造番号は以下の通りです。
「ユーリー・ドルゴルーキー」:201
「アレクサンドル・ネフスキー」:202
「ウラジーミル・モノマーフ」:203
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