ロシア海軍太平洋艦隊の10隻の艦船は洋上で『太平洋艦隊の日』を迎えた
- カテゴリ:ロシア太平洋艦隊(2020年)
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2020年5月21日4月15日配信
【10隻の戦闘艦及び支援船の乗組員は『太平洋艦隊の日』を海上で迎えた】
5月21日はロシアの『太平洋艦隊の日』である。
艦隊の誕生日を10隻以上の戦闘艦及び補助艦隊の船の乗組員が祝う。
特に、今年4月から太平洋艦隊で遠距離航海を行なっているコルベット「ソヴェルシェーンヌイ」と「グロームキー」で構成される支隊、大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」、砕氷船「サドコ」、水路調査船「マルシャル・ゲロヴァーニ」、海洋曳船と救助曳船、サルベージ船、そして更に数隻の海洋給油船が指示された任務を遂行している。
祭日を記念し、艦では乗組員が整列して式典を開催し、太平洋艦隊司令官からの祝電が読み上げられ、艦長の指示により顕著な働きを見せた将兵は表彰され、昇進した。
コルベット「ソヴェルシェーンヌイ」333(2017年7月20日就役)と「グロームキー」335(2018年12月25日就役)は、2020年4月1日から遠距離航海を行なっており、現在は太平洋上に居ます。


[ロシア海軍太平洋艦隊の最新コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"と"グロームキー"は太平洋上で対テロ訓練を行なった]
大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」548(1991年12月15日就役)は、2020年5月14日にピョートル大帝湾でヘリコプターの発着訓練を行ないました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフはヘリコプターの発着訓練を行なった]
その後、日本海を南下し、5月17日に対馬海峡を通過して東シナ海へ入っています。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2020年5月18日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】
水路調査船「マルシャル・ゲロヴァーニ」(1983年7月29日就役)は、2020年3月3日から南極遠征航海を行なっています。

[ロシア海軍太平洋艦隊の水路調査船マルシャル・ゲロヴァーニはオーストラリアのタウンズビル港を去った]
砕氷船「サドコ」(1968年11月6日就役)は、2020年3月末に宗谷海峡付近の結氷海域を通過する太平洋艦隊水上艦部隊を先導し、その後も洋上で行動しているようです。

[ロシア海軍太平洋艦隊の砕氷船は宗谷海峡の結氷海域を通過する艦船部隊を先導した]
この他にもサルベージ船、海洋曳船、救助曳船、数隻の給油船が、海上行動中に5月21日の『太平洋艦隊の日』を迎えました。

アンナ皇帝治世下の1731年5月21日、ロシア帝国元老院は、ロシア極東方面のオホーツク軍港の開設とオホーツク軍小艦隊の創設を布告しました。
これがロシア太平洋艦隊の起源になります。

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