原子力潜水艦チャクラ(ネルパ)はコンポーネントを交換する

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2012年月25日16時39分配信
【インドは原子力潜水艦「ネルパ」の幾つかのユニットの交換をロシアへ求めた】
モスクワ、12月25日-ロシア通信社ノーボスチ
インド海軍は、ニューデリーがリースしている原子力潜水艦「ネルパ」の幾つかのコンポーネントの交換をロシアへ求めた。
火曜日、PTI通信は、インド海軍の情報提供者の談話を引用して報じた。
情報提供者によると、潜水艦の幾つかのユニットで重大な問題点が発見された。
「それは、潜水艦の戦闘即応性に影響を与及ぼすものです」
しかし、潜水艦のコンポーネントのどの部分が問題になっているのかについては明確にされなかった。
ロシアは、インドへ2012年1月に潜水艦を引き渡し、新たに「チャクラ」と命名された。
契約額は約9億ドルであり、潜水艦は10年間に渡りインド海軍の編制に在籍する。
潜水艦の排水量は8140/12770トン、最大速力30ノット、最大潜航深度600メートル、自立行動期間100日、乗員73名。
兵装は、4門の533mm魚雷発射装置及び4門の650mm魚雷発射装置である。
ロシア通信社ノーボスチは、インド側とロシア連邦国防省の公式コメントを得ていない。
2012年12月26日15時21分配信
【インド海軍の原子力潜水艦「チャクラ」は、必要に応じて修理が保証されている】
モスクワ、12月26日-ロシア通信社ノーボスチ
リースの為にインド海軍へ引き渡されている原子力潜水艦「チャクラ」(前「ネルパ」)の機器準備状態の回復或いはユニットの修理の保証は、以前に締結された契約により提供される。
水曜日、軍事産業企業体の高位の代理人はロシア通信社ノーボスチに伝えた。
前日、インドのメディアは、原子力潜水艦「チャクラ」で問題点が発見されたと報じ、既にデリーは、幾つかのユニットの交換をモスクワへ求めている。
「締結された契約には、5年間の潜水艦のサービスが含まれています。
この場合、運航者ではなく、工場-製造者の落ち度が証明された場合には、保証の対象になります。
ロシアの専門技術者は、インドへ出発する準備を整えています。
苦情に対処して障害を検出する為に」
対談者は話した。
彼は、同じ慣習はロシア海軍の艦船にも存在している事を指摘した。
「今後5年間で海軍への受領に署名された艦は、工場-製造者の保証が存在します」
軍事産業企業体の代理人は、今回の場合には、コムソモリスク-ナ-アムーレのアムール造船工場について話していると付け加えた。
更に彼は、初期情報によると、修理の為にロシアへ戻る必要が有ると指摘した。
インドは、2012年4月初頭に原子力潜水艦「チャクラ」を軍備採用した。
同艦は10年間のリースの為にインド側へ引き渡された。
インド海軍への「チャクラ」引き渡しはロシア海軍参謀部で2011年12月末に署名され、艦船修理企業「ズヴェズダー」で2012年1月23日に同艦は引き渡された。
インド海軍へリースされる「チャクラ」の費用は約9億ドルだった。
潜水艦の排水量は12800トン、深度600メートルまでの潜航及び30ノットの速力発揮が可能である。
同艦にはミサイル複合体「クラブ-S」と新たな魚雷が装備されている。
原子力潜水艦「ネルパ」改め「チャクラ」は、ロシアの多用途原子力潜水艦プロジェクト971(アクラ級)の最終艦です。
[プロジェクト971多用途原潜(アクラ級)近況]
2012年1月23日、ロシア沿海地方でインドへ引き渡されました。
[原子力潜水艦「ネルパ」改め「チャクラ」はインド海軍に引き渡された]
2012年4月4日、インド本国へ回航され、正式にインド海軍へ就役しました。
[原潜ネルパはインド海軍へ就役した]
[原潜ネルパ改めチャクラはインド海軍に就役した]
[原潜チャクラ(ネルパ)は10億ドルで10年間リースされる]
今回の記事によると、「チャクラ」は、ここ8ヶ月ほどの運航期間中に幾つかの機器で不具合が発生したとの事です。
ロシア側によれば、引渡しから5年間は「保証期間」であり、運用者側に落ち度が無ければ保証修理が行なわれるとの事です。
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