ロシア海軍のプロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)フリゲートは近代化される
『イズベスチヤ』より
2020年6月1日0時1分配信
【海の変化:フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は近代化を待っている】
ミサイル複合体「ツィルコン」搭載艦は新たな兵器システムと機器を受け取る。

現代的なロシアのフリゲート・プロジェクト22350は近代化される。
まず初めに、「アドミラル・ゴルシコフ」。
それは改善された電波電子機器の受領を計画している:レーダー、偵察手段、電波電子戦闘複合体。
更に、電子機器の中身も更新される~それは、ミサイル複合体「ツィルコン」の信頼できる動作を保障する。
同シリーズ艦の最初の2隻の運用結果により、変更が加えられた。
専門家は、フリゲートが強力かつ信頼できるものになる事を指摘した。
[シリーズの最初]
全てのプロジェクト22350フリゲートが、同様に完成する計画であると国防省の情報提供者は『イズベスチヤ』へ話した。
このタイプの新たな艦は、兵器システムの運用、居住保障、そして現行の戦闘艦の制御の経験を考慮して建造されている。
大きなシリーズになると、普通、最初の艦と後続の艦は異なるものになる。
同様の慣習は、ソヴィエト時代には一般的であったと元海軍総参謀長ワレンチン・セリヴァノフ提督は述べた。

「このような状況は、重要な造艦プログラムが有る外国でも同じです」
彼は説明した。
「シリーズは何年間も建造されており、この間に運用経験が蓄積され、新たな機器、材料、通信システム、そして兵器が登場します。
プロジェクトの最初のフリゲート~アドミラル・ゴルシコフは、長年に渡り造られました。
それは2006年に起工され、設計は更に前から始まりました。
国内の兵器と造船は、この間に大いなる一歩を踏み出す事に成功しました。
調整の導入無しでは、もはや丸く収まりませんでした。
艦は30~40年間勤務し、この期間を大いなる変更無しに勤めあげなければなりません」
フリゲートの完成にプロジェクトの改正は必要無いとワレンチン・セリヴァノフは確信している。
今や設計局は、より大規模な作業を行なう為の余裕を持たせている。
重要なのは、「アドミラル・ゴルシコフ」が積極的に運用されている事であると軍事専門家ドミトリー・ボルテンコフは指摘した。

「この間に、問題点が明確にされました」
彼は説明した。
「航行性能、兵器システムと居住保障システムの動作が点検され、更に、船体構造の弱点も明らかになりました。
得られたデータに基づいて結論が導き出されます」
分析の為の資料は十分に蓄積されている。
2019年にフリゲートは世界一周航海を行なった。
遠距離航海で軍事船員は175日間滞在し、4万海里(約74000km)以上を航行した。
フリゲートは、スリランカ、中国、エクアドル、キューバ、その他の国の港を訪れた。
スエズ運河とパナマ運河を通過し、インド洋、太平洋、大西洋を横断した。
このような航海は、様々な気象ゾーンでの機器及び兵器システムの試験を可能にした事を軍事専門家は指摘した。
この他、今年2月、「アドミラル・ゴルシコフ」は、バレンツ海エリアから最新の極超音速ミサイル「ツィルコン」を発射した最初の水上艦となった。
弾丸は500km以上を飛翔し、北ウラルの射爆場の1つの地上目標へ正確に命中した事が知られている。
現代的な要件に立脚する改造の実例は、プロジェクト1155「ウダロイ」大型対潜艦の近代化である。
当初、それは敵潜水艦へ対処する為に建造され、結果として上手く行動する方法を学んだが、残念な事に、海上と陸上の目標へ打撃を与える可能性を有していなかった。
これに加え、対空防衛手段は弱かった。
このような特徴の為、海軍では冗談半分に「平和の鳩」と綽名を付けられた。
今、この問題点は修正される。

最初に、大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」が、有翼ミサイル「カリブル」、極超音速ミサイル「ツィルコン」、そしてS-400「リドゥート」対空防衛複合体により強化される。
[艦上の新製品]
以前、『イズベスチヤ』は、同プロジェクトの第2のフリゲート「アドミラル・カサトノフ」が新たなロボット化システムを装備すると報じた。
特に、それは無人飛行装置「オルラン-10」を受け取る。
行動半径120kmのドローンはフリゲートの為の偵察機となる。
艦の機器構成には、海上施設や沿岸の偵察の為に使用できる無人艇が含まれる。
必要なら、容疑船の遠隔臨検を提供する。
更に、プロジェクト22350艦シリーズの最後は、以前の16基では無く、打撃ミサイル「カリブル」、「オーニクス」或いは「ツィルコン」の為の24基の垂直発射装置を受け取る事は周知の通りである。。
今、海軍には1隻のプロジェクト22350フリゲートが含まれている~「アドミラル・ゴルシコフ」。
第2の「アドミラル・カサトノフ」は、現在、国家試験を行なっている。
それは年末までに海軍への引き渡しが予定されている。
第3の「アドミラル・ゴロフコ」と第4の「アドミラル・イサコフ」は、2年で海軍へ補充されなければならない。
更に同プロジェクト艦2隻が起工されている。
今後は、ユニークな対機雷複合体「ディアマンド」を取得する。

それは艦から10kmまでの距離で動作し、深度100mmまでの機雷を探知し、除去できる。
フリゲートは、ステルス技術を使用して造られている。
特徴として、複合構造材料の使用、更には船体と上部構造物の新たな建造方式に注目する事が出来る。
これら全てが複合し、電波位置測定範囲での艦の視認性の低減を可能にする。
打撃ミサイルに加え、フリゲートは対空防衛兵器複合体「ポリメント-リドゥート」を有しており、同時に16基までの目標を攻撃出来る。
それは先ず初めに、航空機、ヘリコプター、有翼ミサイルの迎撃の為に意図されている。
その実用距離は400kmである。
この他、2基の高射ミサイル砲複合体「パラシ」が有る。
水上及び地上目標は、更に、130mm砲装置A-192Mでも破壊できる。
フリゲートの自動制御システムは、他を簡単に単一戦闘回路へ統合できる。
同プロジェクトの最新艦は、近い将来に黒海へ配置される。
その為に、セヴァストーポリへ全ての必要なインフラストラクチャが建設される。
攻撃兵器を展開できるアメリカの対ミサイル防衛基地がルーマニアに在る事を考慮に入れると、それは地域の重要な抑止力となる。
このような決定は、中距離及び短距離ミサイルの廃止に関する条約から脱退した後のアメリカ合衆国への回答と見なせるだろう。

ロシア海軍の為の1等多目的フリゲート・プロジェクト22350は、現在までにサンクトペテルブルクの『北方造船所』で6隻が起工されており、1番艦は2018年7月28日に就役しました。
1番艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」(ソヴィエト連邦海軍元帥ゴルシコフ)(艦番号454)は2006年2月1日に起工、2010年10月28日に進水し、2018年7月28日にロシア海軍へ引き渡されました。

[プロジェクト22350フリゲート1番艦アドミラル・ゴルシコフはロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ編入された]
その後、2019年2月末から7月末まで世界を一周する遠距離航海を行ないました。
[フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"遠距離航海(2019年2月-7月)]
2番艦「アドミラル・フロータ・カサトノフ」(海軍元帥カサトノフ)(艦番号431)は2009年11月26日に起工、2014年12月12日に進水し、2018年12月下旬から洋上試験が始まり、現在も続いています。
ロシア海軍への引き渡しは2020年末までに予定されています。

[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバルト海で最終洋上試験を開始した]
3番艦「アドミラル・ゴロフコ」は2012年2月1日に起工され、2020年5月22日に進水しました。

[ロシア海軍のアドミラル・ゴルシコフ型フリゲート3番艦アドミラル・ゴロフコは進水した]
4番艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・イサコフ」(ソヴィエト連邦海軍元帥イサコフ)は2013年11月14日に起工されました。
[サンクトペテルブルク北方造船所はプロジェクト22350フリゲート「アドミラル・イサコフ」(と偵察艦「イワン・フルス」)を起工した]
3番艦と4番艦は、ガスタービンエンジンの供給が大幅に遅延した為、建造も遅延しています。
[ロシア海軍のプロジェクト22350フリゲート3番艦と4番艦のガスタービンエンジンはロシア国内で製造されている]
3番艦は2021年末、4番艦は2022年末にロシア海軍への引き渡しが予定されています。
[プロジェクト22350フリゲート3番艦と4番艦は2021年末と2022年末にロシア海軍へ引き渡される]
建造は4隻で打ち切られる筈だったプロジェクト22350フリゲートですが、2018年7月末に就役した1番艦「アドミラル・ゴルシコフ」の運用実績を踏まえ、建造が続行される事になりました。
2019年4月23日、プロジェクト22350フリゲートの第2シリーズとなる5番艦と6番艦が『北方造船所』で一斉に起工されました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト22350フリゲート"アドミラル・アメリコ"と"アドミラル・チチャーゴフ"はサンクトペテルブルクで起工された]
プロジェクト22350フリゲート5番艦「アドミラル・アメリコ」起工記念板

プロジェクト22350フリゲート6番艦「アドミラル・チチャーゴフ」起工記念板

プロジェクト22350フリゲートの5番艦~8番艦は、有翼ミサイルの発射機が24基に増加します。
1番艦~4番艦は16基ですから、もう8基増やす事になります。
[ロシア海軍のプロジェクト22350フリゲートの5番艦以降は24基の巡航ミサイル(対艦ミサイル)を搭載する]
「アドミラル・アメリコ」は2024年、「アドミラル・チチャーゴフ」は2025年に就役予定です。
2020年にも2隻のプロジェクト22350フリゲート(7番艦と8番艦)が起工されます。
[ロシア海軍は改アドミラル・ゴルシコフ型フリゲートを追加発注する]
今後、プロジェクト22350フリゲートは近代化されます。
先ず初めに、1番艦「アドミラル・ゴルシコフ」が極超音速ミサイル「ツィルコン」の運用に関する部分的な近代化改装を行なうようです。
[ロシア海軍北方艦隊の最新フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はセヴェロドヴィンスクへ到着した]
[ロシア海軍北方艦隊の最新フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はセヴェロドヴィンスクで極超音速ミサイル"ツィルコン"を積載する]
2020年6月1日0時1分配信
【海の変化:フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は近代化を待っている】
ミサイル複合体「ツィルコン」搭載艦は新たな兵器システムと機器を受け取る。

現代的なロシアのフリゲート・プロジェクト22350は近代化される。
まず初めに、「アドミラル・ゴルシコフ」。
それは改善された電波電子機器の受領を計画している:レーダー、偵察手段、電波電子戦闘複合体。
更に、電子機器の中身も更新される~それは、ミサイル複合体「ツィルコン」の信頼できる動作を保障する。
同シリーズ艦の最初の2隻の運用結果により、変更が加えられた。
専門家は、フリゲートが強力かつ信頼できるものになる事を指摘した。
[シリーズの最初]
全てのプロジェクト22350フリゲートが、同様に完成する計画であると国防省の情報提供者は『イズベスチヤ』へ話した。
このタイプの新たな艦は、兵器システムの運用、居住保障、そして現行の戦闘艦の制御の経験を考慮して建造されている。
大きなシリーズになると、普通、最初の艦と後続の艦は異なるものになる。
同様の慣習は、ソヴィエト時代には一般的であったと元海軍総参謀長ワレンチン・セリヴァノフ提督は述べた。

「このような状況は、重要な造艦プログラムが有る外国でも同じです」
彼は説明した。
「シリーズは何年間も建造されており、この間に運用経験が蓄積され、新たな機器、材料、通信システム、そして兵器が登場します。
プロジェクトの最初のフリゲート~アドミラル・ゴルシコフは、長年に渡り造られました。
それは2006年に起工され、設計は更に前から始まりました。
国内の兵器と造船は、この間に大いなる一歩を踏み出す事に成功しました。
調整の導入無しでは、もはや丸く収まりませんでした。
艦は30~40年間勤務し、この期間を大いなる変更無しに勤めあげなければなりません」
フリゲートの完成にプロジェクトの改正は必要無いとワレンチン・セリヴァノフは確信している。
今や設計局は、より大規模な作業を行なう為の余裕を持たせている。
重要なのは、「アドミラル・ゴルシコフ」が積極的に運用されている事であると軍事専門家ドミトリー・ボルテンコフは指摘した。

「この間に、問題点が明確にされました」
彼は説明した。
「航行性能、兵器システムと居住保障システムの動作が点検され、更に、船体構造の弱点も明らかになりました。
得られたデータに基づいて結論が導き出されます」
分析の為の資料は十分に蓄積されている。
2019年にフリゲートは世界一周航海を行なった。
遠距離航海で軍事船員は175日間滞在し、4万海里(約74000km)以上を航行した。
フリゲートは、スリランカ、中国、エクアドル、キューバ、その他の国の港を訪れた。
スエズ運河とパナマ運河を通過し、インド洋、太平洋、大西洋を横断した。
このような航海は、様々な気象ゾーンでの機器及び兵器システムの試験を可能にした事を軍事専門家は指摘した。
この他、今年2月、「アドミラル・ゴルシコフ」は、バレンツ海エリアから最新の極超音速ミサイル「ツィルコン」を発射した最初の水上艦となった。
弾丸は500km以上を飛翔し、北ウラルの射爆場の1つの地上目標へ正確に命中した事が知られている。
現代的な要件に立脚する改造の実例は、プロジェクト1155「ウダロイ」大型対潜艦の近代化である。
当初、それは敵潜水艦へ対処する為に建造され、結果として上手く行動する方法を学んだが、残念な事に、海上と陸上の目標へ打撃を与える可能性を有していなかった。
これに加え、対空防衛手段は弱かった。
このような特徴の為、海軍では冗談半分に「平和の鳩」と綽名を付けられた。
今、この問題点は修正される。

最初に、大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」が、有翼ミサイル「カリブル」、極超音速ミサイル「ツィルコン」、そしてS-400「リドゥート」対空防衛複合体により強化される。
[艦上の新製品]
以前、『イズベスチヤ』は、同プロジェクトの第2のフリゲート「アドミラル・カサトノフ」が新たなロボット化システムを装備すると報じた。
特に、それは無人飛行装置「オルラン-10」を受け取る。
行動半径120kmのドローンはフリゲートの為の偵察機となる。
艦の機器構成には、海上施設や沿岸の偵察の為に使用できる無人艇が含まれる。
必要なら、容疑船の遠隔臨検を提供する。
更に、プロジェクト22350艦シリーズの最後は、以前の16基では無く、打撃ミサイル「カリブル」、「オーニクス」或いは「ツィルコン」の為の24基の垂直発射装置を受け取る事は周知の通りである。。
今、海軍には1隻のプロジェクト22350フリゲートが含まれている~「アドミラル・ゴルシコフ」。
第2の「アドミラル・カサトノフ」は、現在、国家試験を行なっている。
それは年末までに海軍への引き渡しが予定されている。
第3の「アドミラル・ゴロフコ」と第4の「アドミラル・イサコフ」は、2年で海軍へ補充されなければならない。
更に同プロジェクト艦2隻が起工されている。
今後は、ユニークな対機雷複合体「ディアマンド」を取得する。

それは艦から10kmまでの距離で動作し、深度100mmまでの機雷を探知し、除去できる。
フリゲートは、ステルス技術を使用して造られている。
特徴として、複合構造材料の使用、更には船体と上部構造物の新たな建造方式に注目する事が出来る。
これら全てが複合し、電波位置測定範囲での艦の視認性の低減を可能にする。
打撃ミサイルに加え、フリゲートは対空防衛兵器複合体「ポリメント-リドゥート」を有しており、同時に16基までの目標を攻撃出来る。
それは先ず初めに、航空機、ヘリコプター、有翼ミサイルの迎撃の為に意図されている。
その実用距離は400kmである。
この他、2基の高射ミサイル砲複合体「パラシ」が有る。
水上及び地上目標は、更に、130mm砲装置A-192Mでも破壊できる。
フリゲートの自動制御システムは、他を簡単に単一戦闘回路へ統合できる。
同プロジェクトの最新艦は、近い将来に黒海へ配置される。
その為に、セヴァストーポリへ全ての必要なインフラストラクチャが建設される。
攻撃兵器を展開できるアメリカの対ミサイル防衛基地がルーマニアに在る事を考慮に入れると、それは地域の重要な抑止力となる。
このような決定は、中距離及び短距離ミサイルの廃止に関する条約から脱退した後のアメリカ合衆国への回答と見なせるだろう。

ロシア海軍の為の1等多目的フリゲート・プロジェクト22350は、現在までにサンクトペテルブルクの『北方造船所』で6隻が起工されており、1番艦は2018年7月28日に就役しました。
1番艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」(ソヴィエト連邦海軍元帥ゴルシコフ)(艦番号454)は2006年2月1日に起工、2010年10月28日に進水し、2018年7月28日にロシア海軍へ引き渡されました。

[プロジェクト22350フリゲート1番艦アドミラル・ゴルシコフはロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ編入された]
その後、2019年2月末から7月末まで世界を一周する遠距離航海を行ないました。
[フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"遠距離航海(2019年2月-7月)]
2番艦「アドミラル・フロータ・カサトノフ」(海軍元帥カサトノフ)(艦番号431)は2009年11月26日に起工、2014年12月12日に進水し、2018年12月下旬から洋上試験が始まり、現在も続いています。
ロシア海軍への引き渡しは2020年末までに予定されています。

[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"はバルト海で最終洋上試験を開始した]
3番艦「アドミラル・ゴロフコ」は2012年2月1日に起工され、2020年5月22日に進水しました。

[ロシア海軍のアドミラル・ゴルシコフ型フリゲート3番艦アドミラル・ゴロフコは進水した]
4番艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・イサコフ」(ソヴィエト連邦海軍元帥イサコフ)は2013年11月14日に起工されました。
[サンクトペテルブルク北方造船所はプロジェクト22350フリゲート「アドミラル・イサコフ」(と偵察艦「イワン・フルス」)を起工した]
3番艦と4番艦は、ガスタービンエンジンの供給が大幅に遅延した為、建造も遅延しています。
[ロシア海軍のプロジェクト22350フリゲート3番艦と4番艦のガスタービンエンジンはロシア国内で製造されている]
3番艦は2021年末、4番艦は2022年末にロシア海軍への引き渡しが予定されています。
[プロジェクト22350フリゲート3番艦と4番艦は2021年末と2022年末にロシア海軍へ引き渡される]
建造は4隻で打ち切られる筈だったプロジェクト22350フリゲートですが、2018年7月末に就役した1番艦「アドミラル・ゴルシコフ」の運用実績を踏まえ、建造が続行される事になりました。
2019年4月23日、プロジェクト22350フリゲートの第2シリーズとなる5番艦と6番艦が『北方造船所』で一斉に起工されました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト22350フリゲート"アドミラル・アメリコ"と"アドミラル・チチャーゴフ"はサンクトペテルブルクで起工された]
プロジェクト22350フリゲート5番艦「アドミラル・アメリコ」起工記念板

プロジェクト22350フリゲート6番艦「アドミラル・チチャーゴフ」起工記念板

プロジェクト22350フリゲートの5番艦~8番艦は、有翼ミサイルの発射機が24基に増加します。
1番艦~4番艦は16基ですから、もう8基増やす事になります。
[ロシア海軍のプロジェクト22350フリゲートの5番艦以降は24基の巡航ミサイル(対艦ミサイル)を搭載する]
「アドミラル・アメリコ」は2024年、「アドミラル・チチャーゴフ」は2025年に就役予定です。
2020年にも2隻のプロジェクト22350フリゲート(7番艦と8番艦)が起工されます。
[ロシア海軍は改アドミラル・ゴルシコフ型フリゲートを追加発注する]
今後、プロジェクト22350フリゲートは近代化されます。
先ず初めに、1番艦「アドミラル・ゴルシコフ」が極超音速ミサイル「ツィルコン」の運用に関する部分的な近代化改装を行なうようです。
[ロシア海軍北方艦隊の最新フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"はセヴェロドヴィンスクへ到着した]
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