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ロシア海軍バルト艦隊航空隊の戦闘機Su-27はバルト海上空でアメリカ空軍の戦略爆撃機B-52Hに対するスクランブル発進を行なった


『タス通信』より
2020年6月16日0時29分配信
【戦闘機Su-27はバルト海上空のアメリカ合衆国の爆撃機を迎撃する為に上がった】
カリーニングラード、6月15日/タス通信

戦闘機Su-27は、バルト海上空のアメリカ合衆国空軍爆撃機B-52H及び偵察航空機を迎撃する為に上がった事がロシア連邦の境界線から著しく離れた西方軍管区対空防衛当直部隊により記録された。
月曜日にロシア国防省は表明した。

「2020年6月15日、西方軍管区の対空防衛当直部隊は、バルト海中立水域上空におけるアメリカ合衆国空軍の戦略爆撃機B-52H及び外国航空隊の偵察航空機の行動を適時に暴き、ロシア戦闘機が同行しました。
ロシア連邦の国境から著しく離れた場所の航空機を、ロシアの電波位置測定手段は絶え間なく監視していました。
目標迎撃の為、バルト艦隊海上航空隊の戦闘機Su-27が空中へ上がりました」

声明では、こう述べられた。

国防省は、北大西洋同盟演習『バルトップス-2020』の枠組みにおいてアメリカ合衆国及びNATO(北大西洋条約機構)加盟国空軍偵察機及び爆撃機バルト海上空での飛行を行なっていると説明した。

国防省が強調したように、航空機ロシア連邦の国境を侵犯しなかった。
ロシア航空機の乗員は、空域使用に関する国際法規に厳密に沿って飛行を実施した。

以前、バルト艦隊の戦力及び手段は、バルト海南方および中央海域で行なわれているアメリカ合衆国及びヨーロッパ諸国海軍演習『バルトップス-2020』を監視している事が報じたれた。
それは、17ヶ国のNATO加盟国及び2つのパートナー国~スウェーデン及びフィンランドが参加している。
演習には、3000名の将兵、28隻の艦船と28機の航空機及びヘリコプターが従事している。




バルト艦隊海軍航空隊戦闘機爆撃機は、ロシア連邦の飛び地カリーニングラード州へ配備されています。
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カリーニングラード州チカロフスク飛行場に駐留する第689親衛戦闘機航空連隊は、18機程度の戦闘機Su-27及びSu-27UBを保有しています。
ロシア海軍戦闘機Su-27を保有しているのは、バルト艦隊航空隊のみです。
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第689親衛戦闘機航空連隊は1939年9月5日に創設され、大祖国戦争に参戦し、1953年秋に海軍航空隊へ移管されたものの、1978年には空軍へ戻り、1986年には防空軍へ移管され、1994年12月には再び海軍へ移管され、現在に至っています。
現在の装備機Su-27は1990年に導入されました。
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駐留している場所が場所なだけに、外国機と接触する機会も少なくありません。
例えば2019年1月24日には、バルト海ロシア側防空識別圏へ接近するスウェーデン空軍航空機を探知し、スクランブル発進しています。
[ロシア海軍バルト艦隊航空隊の戦闘機Su-27はスウェーデンの偵察機に対するスクランブル発進を行なった]

2019年8月13日には、カリーニングラードを視察してモスクワへ戻るセルゲイ・ショイグ国防相を乗せた旅客機を護衛中、NATO軍戦闘機が接近してきたので、これを追い払いました。
[ロシア海軍バルト艦隊航空隊の戦闘機Su-27はNATOの戦闘機を追い払った]

2020年4月24日には、バルト海ロシア側防空識別圏へ接近するベルギー空軍戦闘機F-16を探知し、スクランブル発進しました。
[ロシア海軍バルト艦隊航空隊の戦闘機Su-27はバルト海上空でベルギー空軍の戦闘機F-16に対するスクランブル発進を行なった]

そして2020年6月15日にはバルト海ロシア側防空識別圏へ接近するアメリカ空軍戦略爆撃機B-52Hを探知し、スクランブル発進しました。
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