ロシア海軍太平洋艦隊の最新コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"と"グロームキー"は遠距離航海を終えてウラジオストクへ帰投した



『タス通信』より
2020年6月20日11時58分配信
【ウラジオストクへ遠距離航海からコルベット「グロームキー」と「ソヴェルシェーンヌイ」が戻ってきた】
ウラジオストク、6月20日/タス通信
コルベット「ソヴェルシェーンヌイ」と「グロームキー」で構成される太平洋艦隊戦闘艦支隊は、長期航海の後にウラジオストクへ戻ってきた。
太平洋艦隊広報サービスは発表した。
「ウラジオストクで、3ヶ月間の遠距離航海から戻ってきたプロジェクト20380コルベット"グロームキー"と"ソヴェルシェーンヌイ"で構成される戦闘艦支隊の歓迎式典が開催されました。
これらのコルベットは、初めて駐留所を遠く離れたアジア-太平洋地域での任務を合同で果たしました。
84日間の航海で、彼らは16000海里以上を航行しました」
声明では、こう述べられた。
歓迎式典は太平洋艦隊の艦船岸壁の軍用埠頭で開催され、沿海地方小艦隊の主要連合部隊の艦の要員の隊列が出迎えた。
太平洋艦隊司令官セルゲイ・アヴァキャンツ大将は、遠距離航海を成功裏に完了した船員を祝福し、その勤務に感謝し、伝統に沿って航海指揮官セルゲイ・アランティエフ1等海佐へ子豚の丸焼きを贈った。
太平洋艦隊司令官は、新たな艦は、良好な面を示し、その技術的能力が確認された事を指摘した。
太平洋艦隊艦支隊はウラジオストクから4月1日に遠距離航海へ出発した。
航海中、戦術グループを構成する艦の為に一連の演習と訓練が計画された。
特に、ウラジオストクから出た後、ピョートル大帝湾でコルベットとヘリコプターKa-27PL乗員は、航空艦の艦上での組織的な発艦及び着艦の練習を行ない、駐留の為にヘリコプターを艦へ受け入れた。
ロシア太平洋艦隊向けプロジェクト20380コルベットの1隻目となる「ソヴェルシェーンヌイ」(333)は、2006年6月30日にコムソモリスク・ナ・アムーレのアムール造船工場で起工され、2015年5月22日に進水し、2017年7月20日に就役しました。
[コムソモリスク・ナ・アムーレで建造された最初の新世代コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"はロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]
2隻目となる「グロームキー」(335)は、2012年4月20日に起工され、2017年7月28日に進水し、2018年12月25日に就役しました。
[プロジェクト20380コルベット"グロームキー"はロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]

2隻のコルベットは就役後もウラジオストクに留まり、主に日本海とオホーツク海で行動していました。
2019年8月末、2隻のコルベットは他の太平洋艦隊の艦船と共に宗谷海峡を通過してオホーツク海へ入り、演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊水上艦艇部隊はオホーツク海で演習を行なった]
8月29日にカムチャツカ半島の軍港(ペトロパヴロフスク・カムチャツキー)へ到着しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊水上艦艇部隊はカムチャツカ半島へ到着した]
9月初頭には他の艦と共にオホーツク海で対艦ミサイルの迎撃演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の主力水上戦闘艦はオホーツク海の演習で高射ミサイルを発射した]
9月3日と4日には太平洋側(つまりクリル諸島の南側の海域)へ移動して対潜戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新鋭コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"と"グロームキー"は太平洋上で対潜戦闘訓練を行なった]
9月5日にはカムチャツカ沖で海上標的への砲撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の主力水上戦闘艦はカムチャツカ半島で砲撃訓練を行なった]
9月7日夜~9月8日未明には、アヴァチンスキー湾に停泊中、水中工作部隊の襲撃を撃退する訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦2隻とコルベット2隻はカムチャツカ沖で水中工作部隊の撃退訓練を行なった]
その後オホーツク海に留まり、10月中旬に実施されたロシア連邦軍戦略部隊の演習『グロム-2019』において、オホーツク海から弾道ミサイルを発射した戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦「リャザン」のサポートに回りました。。
[戦略演習『グロム-2019』においてロシア海軍の原潜と水上艦は弾道ミサイルと巡航ミサイルを発射した]
「ソヴェルシェーンヌイ」と「グロームキー」は、他の艦船と共に10月末にウラジオストクへ戻りました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の艦船はオホーツク海での演習を終えて母港へ戻る]
2020年3月7日、2隻のコルベットはウラジオストク付近で潜水艦捜索演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"と"グロームキー"はウラジオストク沖で潜水艦捜索訓練を行なった]
3月19日と20日にもピョートル大帝湾で演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"と"グロームキー"はピョートル大帝湾で演習を行なった]
4月1日、「ソヴェルシェーンヌイ」と「グロームキー」は、ウラジオストクから遠距離航海へ出発しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"と"グロームキー"は遠距離航海へ出発した]
4月3日に対馬海峡を南下して東シナ海へ入りました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2020年4月6日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】
その後も太平洋に留まり、演習を行なっていました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の最新コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"と"グロームキー"は太平洋上で対テロ訓練を行なった]
[ロシア海軍太平洋艦隊の10隻の艦船は洋上で『太平洋艦隊の日』を迎えた]
6月17日には沖縄本島と宮古島の間を通過して東シナ海へ入り、その後、対馬海峡を通過して日本海へ入りました。

『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2020年6月19日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】
6月20日にウラジオストクへ帰投しました。
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