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ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海とノルウェー海で演習を行なう

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2020年6月26日15時12分配信
【巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」はミサイル兵器使用を伴う演習の為にバレンツ海へ出航した】
モスクワ、6月26日、インタファクス

北方艦隊ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」は、計画戦闘訓練任務を遂行する為に海へ出た。
金曜日に北方艦隊広報サービスは伝えた。

「北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは、夏季訓練期間の計画戦闘訓練任務を遂行する為にバレンツ海へ出航しました」
広報サービスは話した。

出航に先立ち、巡洋艦の乗組員は、基地での艦の準備、艦の出航の許可、戦闘訓練実施の基礎的な許可に関する問題へ取り組んだ。

「今回の出航中、巡洋艦の乗組員は、航空・防空軍の航空機及びヘリコプター、更には北方艦隊の他の水上艦及び潜水艦の乗組員と協同で戦闘演習任務へ取り組みます」
広報サービスは言った。

出航の様々な段階で、巡洋艦バレンツ海及びノルウェー海の中立水域で行動する。
「最終段階で艦は、ミサイル及び砲兵器の複合戦闘訓練を実施します」
広報サービスは言った。

以前の出航の際、「マルシャル・ウスチーノフ」は、一連の対潜任務へ取り組み、海上目標への砲射撃演習を実施した事が想い起こされる。



ロシア北方艦隊プロジェクト1164「アトラント」(「スラヴァ」級)ロケット巡洋艦の2番艦「マルシャル・ウスチーノフ」(1986年11月5日就役)は、2011年6月にセヴェロドヴィンスク市艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』へ回航されて近代化改装が始まり、2016年12月末に工事と洋上試験を終えて艦隊へ復帰しました。
[ロシア海軍のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは近代化改装を終えて北方艦隊へ復帰した]

2017年7月末の『ロシア海軍の日』クロンシュタットでの観艦式へ参加した後、8月11日にセヴェロモルスクへ帰投しました。
[クロンシュタットの『ロシア海軍の日』観艦式へ参加した北方艦隊の艦船はセヴェロモルスクへ帰投した]

2018年7月末の『ロシア海軍の日』クロンシュタットでの観艦式へ参加した後、母港へ戻らずに30年ぶりの遠距離航海へ出発し、地中海で行動した後、2018年11月23日にセヴェロモルスクへ帰投しました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは地中海遠征を終えて母港セヴェロモルスクへ帰投した]

2019年4月には重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」(1998年4月18日就役)と共にバレンツ海ノルウェー海で演習を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーとロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは洋上演習を終えて母港へ帰投した]

2019年7月末に『ロシア海軍の日』クロンシュタットでの観艦式へ参加した後、母港へ戻らずに遠距離航海へ出発し、地中海、大西洋、黒海で行動した後、2020年2月8日にセヴェロモルスクへ帰投しました。
[巡洋艦マルシャル・ウスチーノフ遠距離航海(2019年8月-2020年2月)]

2020年5月5日、砲撃訓練を行なう為、セヴェロモルスクを抜錨してバレンツ海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは射撃演習の為にバレンツ海へ出航した]

この時、アメリカ海軍ミサイル駆逐艦3隻とイギリス海軍フリゲート1隻がバレンツ海で行動しており、「マルシャル・ウスチーノフ」も監視に当たったようです。
[ロシア海軍北方艦隊はバレンツ海へ進入したアメリカ海軍とイギリス海軍の艦を監視している]

『AFPBB News』より
2020年5月5日13時31分配信
【米海軍、ロシア沖バレンツ海で軍事演習 30年以上ぶり】

5月22日から26日まで大型対潜艦「セヴェロモルスク」と共にバレンツ海で対潜演習を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊のバレンツ海対潜演習は完了した]

6月8日に演習を行なう為、セヴェロモルスクを抜錨してバレンツ海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海で演習を行ない、NATOの艦を監視する]

6月10日には海上戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海で海上戦闘演習を行なった]

その後、セヴェロモルスクへ帰投していましたが、6月26日に再び出航しました。
今度はバレンツ海だけでは無く、ノルウェー海でも演習を行なうようです。
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