ロシア海軍太平洋艦隊の対潜艦部隊と対潜哨戒機は日本海で潜水艦捜索演習を行なった
- カテゴリ:ロシア太平洋艦隊(2020年)

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア沿海地域情報供給部(ウラジオストク市)発表
2020年6月28日4時0分配信
【太平洋艦隊の捜索打撃艦グループと海上航空隊は日本海で仮想敵潜水艦を捜索する課題へ取り組んだ】
演習中、大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」、「アドミラル・パンテレーエフ」、小型対潜艦「コレーエツ」、「ソヴィエツカヤ・ガヴァニ」、MPK-221で構成される太平洋艦隊の沿海地方多種戦力小艦隊の2個捜索打撃艦グループは、指定海域で仮想敵潜水艦を捜索する課題を与えられた。
対潜部隊に対抗したのは、太平洋艦隊のディーゼル潜水艦である。
対潜戦術艦グループは、演習で海上航空隊の航空機と連携した。
日本海エリア上空の飛行中、対潜航空機Il-38は、仮想敵潜水艦を捜索、分類し、追跡する課題を解決した。
対潜機は、電波位置測定手段及び設置型ブイの投下式水中音響探知手段を複合使用し、それをてきぱきと使用して受信した情報を分析した。
総計して対潜航空隊は6時間以上空中に滞在した。
演習中の水上艦と対潜航空隊の合同活動は。成功と認められた。
演習訓練任務の遂行には、太平洋艦隊の5隻の水上艦、潜水艦、海上航空隊の2機の対潜航空機の乗員が参加した。
ロシア太平洋艦隊の大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」(1986年2月15日就役)は、最近では2020年6月初頭にピョートル大帝湾で砲撃訓練を行なっています。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・トリブツはピョートル大帝湾で砲撃訓練を行なった]
大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」(1991年12月15日就役)は、2020年5月17日に対馬海峡を南下して東シナ海へ入り、その後、太平洋上で行動した後、5月19日に対馬海峡を北上して日本海へ入り、ウラジオストクへ帰投しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の10隻の艦船は洋上で『太平洋艦隊の日』を迎えた]
小型対潜艦「コレーエツ」(1990年2月28日就役)と「ソヴィエツカヤ・ガヴァニ」(1990年12月29日就役)は、6月下旬に日本海で対潜戦闘訓練を行なっています。
[ロシア海軍太平洋艦隊の小型対潜艦ソヴィエツカヤ・ガヴァニとコレーエツは日本海で対潜戦闘訓練を行なった]
この4隻に小型対潜艦MPK-221(1987年12月30日就役)も加えた5隻は、6月28日に日本海で潜水艦捜索演習を行ないました。
沿海地方のニコラエフカ飛行場に駐留する対潜哨戒機Il-38も演習へ参加しました。


演習の「敵役」は、ウラジオストク南部のウリス湾に駐留する第19潜水艦旅団所属の通常動力潜水艦(プロジェクト877)が務めました。

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