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ロシア海軍太平洋艦隊の第82号小型対潜艦と第107号小型対潜艦はオホーツク海及び太平洋への1ヶ月間の航海を終えてカムチャツカへ帰投した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2020年7月1日6時24分配信
【太平洋艦隊の捜索打撃艦グループは太平洋海域で任務を遂行した後にカムチャツカへ戻った】

ロシア北東軍集団水域保護連合部隊捜索打撃艦グループは、遠海ゾーンで戦闘演習任務を成功裏に遂行した後にカムチャツカの駐留所へ戻った。

30日間に渡った航海で、第82号小型対潜艦(MPK-82)第107号小型対潜艦(MPK-107)は指定海域のパトロールを実施し、ロシア連邦旗のデモンストレーションを行ない、自身で、そして海上航空隊の対潜機と連携し、太平洋及びオホーツク海で仮想敵潜水艦を捜索する演習任務へ取り組んだ。
乗組員は、対潜兵器の実地使用、敵の空中攻撃手段からの攻撃の撃退の技量を向上させ、駐留場所から離れた航海海域を調査した。

1ヶ月間で捜索打撃艦グループの艦は2300海里を航行し、40回の戦闘訓練を実施した。

支隊の歓迎式典の枠組みで、練兵場で連合部隊の艦の乗組員の隊列更新が行なわれた。
2隻の小型対潜艦の艦長は、伝統により子豚の丸焼きを贈られた。
更に、航海の結果により、多くの将兵が昇進した。



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プロジェクト1124M「アリバトロース」小型対潜艦第82号小型対潜艦(MPK-82)は、ウクライナ『キエフ造船工場』で1989年4月20日に起工され、1991年4月20日に進水し、同年10月6日に就役しました。
1992年2月11日に太平洋艦隊へ編入され、同年10月1日にセヴァストーポリを出航し、12月20日にペトロパヴロフスク・カムチャツキー港へ到着しました。


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プロジェクト1124M「アリバトロース」小型対潜艦第107号小型対潜艦(MPK-107)は、極東『ソヴィエト社会主義共和国連邦60周年記念ハバロフスク造船工場』で1988年2月22日に起工され、1990年6月5日に進水し、1991年3月14日に就役しました。
就役後は太平洋艦隊へ編入され、ペトロパヴロフスク・カムチャツキー港に駐留しています。

2隻の小型対潜艦は、第114水域防護艦旅団第117水域防護艦大隊に所属しています。
[ロシア海軍太平洋艦隊はカムチャツカ方面に2個対潜打撃群を形成する]


第82号小型対潜艦(MPK-82)第107号小型対潜艦(MPK-107)は、2020年春からカムチャツカ方面の演習へ何度も参加しています。
[ロシア海軍太平洋艦隊カムチャツカ方面部隊の小型対潜艦4隻と小型ロケット艦4隻は演習を開始した]
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦と小型対潜艦はカムチャツカ半島沖で対潜演習を行なった]

2隻の小型対潜艦は2020年6月1日にペトロパヴロフスク・カムチャツキーを出航し、オホーツク海及び太平洋で1ヶ月間に渡り演習を行なった後、7月1日に帰投しました。

航海期間と行動海域から見て、太平洋艦隊の2隻のコルベット(「ソヴェルシェーンヌイ」「グロームキー」)と一緒に行動していた事も有るようです。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"と"グロームキー"は遠距離航海を終えてウラジオストクへ帰投した]
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