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52mm自走砲コアリツィア-SVの艦載ヴァージョンが開発される?


『タス通信』より
2020年7月3日14時6分配信
【陸上曲射砲「コアリツィア-SV」はロシア戦闘艦の武装となる】
モスクワ、7月3日/タス通信

自走砲兵器「コアリツィア-SV」の戦闘特性は、陸上部門のみならず、ロシア海軍の艦の武装となる事を可能にする。
金曜日、『タス通信』のインタビューに対し、この装置を開発した中央科学研究所『ブレヴェーストニク』の科学設計センター所長パーヴェル・コワリョーフは述べた。

「『ブレヴェーストニク』の専門家は、コアリツィアのポテンシャルを非常に高く評価しています:将来に作成される152mm砲統一モジュールは、陸軍と沿岸防衛の必要性の為の様々な車体の戦闘車両の開発の為の基礎として使用されるのみならず、海軍の艦へ設置する事も出来ます」
彼は話した。

対談者は、2000年代初頭の科学研究作業の段階でさえ、完全に機能する砲モジュールが全てのラインの戦闘車両作成の為の統一の基礎となった時、軍種間適用に基づく砲複合体の開発の理由付けが合理的となったと説明した。

「おそらくは、これでロシア国防省のロケット-砲管理総局が、この将来複合体をコアリツィア(連合)と命名した事を説明できるでしょう」
コワリョーフ
は指摘した。

自走砲2S35「コアリツィア-SV」は、潜在敵の指揮所、通信ユニット、砲兵大隊及び迫撃砲大隊、戦車、対戦車手段、対空防衛手段及び対ミサイル防衛手段を含む装甲車両、更には人員を破壊する為に意図されている。

「コアリツィア-SV」には、射撃速度が毎分10発以上の口径152mm砲が設置されており、他の同類の砲システムよりも高い。
これは、装填機構の設計のお陰で得られた。
更に、兵器一式には、機関銃「コルド」遠隔操作装置も含まれる。
以前に『タス通信』コンツェルン『ウラルヴァゴンザヴォード』広報サービスより伝えられたように、自走砲の試験は2022年に完了する。



2S35「コアリツィア-SV」は、ロシア陸軍の新型152mm自走砲です。

当初は、2連152mm砲を搭載していました。
koalitia1.jpg
koalitia2.jpg

しかし、2連装型は2010年春に開発中止が決定され、その後、新たに単装型が開発され、2015年5月9日の大祖国戦争勝利70周年記念パレードで公開されました。
15-0715c.jpg

今後、ロシア陸軍へ配備される「コアリツィア-SV」ですが、開発元の『ブレヴェーストニク』によると、ロシア海軍の水上艦に搭載する艦載砲ヴァージョンも開発できるとの事です。
ただし、ロシア海軍の水上艦へ搭載する計画は未だ有りませんし、発注も有りませんが・・・
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