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ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーとロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海で対空防衛訓練を行なった

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2020年7月10日19時0分配信
【北方艦隊の艦はバレンツ海での複合対空防衛演習中に8基のミサイル標的を撃破した】

本日(7月10日)、重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」率いる北方艦隊多種打撃グループは、バレンツ海での仮想敵の空中攻撃手段を撃退する複合演習中に8基のミサイル標的を撃破した。

演習中、ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」「マルシャル・ウスチーノフ」の電波工学戦闘班とミサイル-砲戦闘部門は、電波工学手段により目標を探知、分類、追跡し、様々な兵器複合体により破壊する連携の実地技量へ習熟した。

打撃艦グループへのコースへの4基のミサイル標的「サマン」の発射は、小型ロケット艦「ラッスヴェート」により行なわれ、ロケット巡洋艦の砲撃戦闘班の砲複合体AK-130及びAK-630の砲撃により破壊された。

更なる4基のミサイル標的「サマン」は、巡洋艦高射ミサイル複合体「キンジャール」戦闘班により成功裏に撃破された。

戦闘射撃の実施中、ロケット巡洋艦の乗組員は、海上での水上艦グループの空中目標の探知から破壊までの複合対空防衛任務を完全に果たした。

砲及び高射ミサイルの射撃は、北方艦隊司令官アレクサンドル・モイセーエフの指揮下でバレンツ海で行なわれている集合航海の枠組みで実行された。

北方艦隊の多種グループは、海洋戦略核戦力の戦闘安定性を保障する複合演習、仮想敵潜水艦の捜索・破壊、仮想敵艦グループの撃破、海岸の防衛、海上交通線の防護、海上経済活動の安全を保障する戦術動作及び方法へ取り組んだ。

北方艦隊の集合航海中、バレンツ海エリアで課題を解決し、25万平方メートルを超える場所へ展開する。
集合航海の様々な段階で、艦隊の30隻以上の水上艦、潜水艦、支援船、20機以上の飛行装置と、対空防衛部隊沿岸ミサイル砲部隊の40両の車両が関与する。



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ロシア北方艦隊旗艦・重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」(1998年4月18日就役)は、今年5月からバレンツ海への出航を準備していました。
[ロシア海軍北方艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはバレンツ海への出航準備を完了した]

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ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」(1986年11月5日就役)は、今年6月末にバレンツ海ノルウェー海で演習を行なっていました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海とノルウェー海で演習を行なう]


2020年7月7日、この2隻を中核とする北方艦隊の艦船部隊はバレンツ海へ出航し、演習を開始しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーとロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海で演習を開始した]

演習の指揮官は、北方艦隊司令官アレクサンドル・モイセーエフ中将です。
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翌7月8日、「ピョートル・ヴェリキー」「マルシャル・ウスチーノフ」は、130mm連装砲による沿岸目標への艦砲射撃訓練を行ないました。

[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーとロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは艦砲射撃訓練を行なった]

7月9日、「ピョートル・ヴェリキー」「マルシャル・ウスチーノフ」は、バレンツ海対艦ミサイルを発射しました。

「ピョートル・ヴェリキー」が発射したのは「グラニート」「マルシャル・ウスチーノフ」が発射したのは「ヴルカーン」です。

この2隻の他に、ロシア航空宇宙軍超音速爆撃機Tu-22M3対艦ミサイルを発射しました。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーとロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは、ロシア航空宇宙軍の超音速爆撃機Tu-22M3と共にバレンツ海で対艦ミサイルを発射した]

7月10日、「ピョートル・ヴェリキー」「マルシャル・ウスチーノフ」は、バレンツ海で対空防衛訓練を行ないました。
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