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ロシア海軍の100mm艦載砲A-190-01ウニヴェルサールの誘導砲弾が開発される


『タス通信』より
2020年7月20日14時2分配信
【ロシア海軍の艦は誘導砲弾を受け取る】
モスクワ、7月20日/タス通信

砲装置A-190-01で武装するロシア戦闘艦は、近い将来に誘導砲弾を受け取る。
月曜日に中央科学研究所『ブレヴェーストニク』総取締役ゲオルギー・ザカメンヌイフは、『タス通信』のインタビューに対し、こう述べた。

「演習中のA-190-01の実地使用により、その有効性は確認されており、誘導弾を含めて作成される新世代の弾薬の導入により、更に強化されます。
これは近い将来の問題です」
ザカメンヌイフ
は話した。

彼は、100mm砲装置A-190-01が、2012年からロシア海軍の艦への装備の為に供給されている事を想い起こした。
それは、最近まで海軍において最も大規模だったAK-176砲を置き換えるという海軍総司令部の指示により開発された。


中央科学研究所『ブレヴェーストニク』は、1970年代末にAK-176を開発し、それ以来、その近代化のポテンシャルは、事実上使い果たされている。
ザカメンヌイフは、A-190-01が、その重要な特性の点において、それ(AK-176)を大幅に超えている事を強調した。




ロシア海軍100mm単装速射砲A-190-01「ウニヴェルサール」は、中央科学研究所『ブレヴェーストニク』により1990年代初頭に開発が始まりました。

開発のベースになったのは、同社が1970年代に開発した76mm単装速射砲AK-176です。

A-190-01は2000年代後半から就役し始めたロシア海軍の新世代艦艇に搭載されています。
プロジェクト21630「ブヤン」小型砲艦
プロジェクト20380「ステレグーシチー」型コルベット
プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦
プロジェクト11356「アドミラル・グリゴロヴィチ」型フリゲート
プロジェクト20385「グレミャーシチー」型コルベット

この他、近代化改装されたプロジェクト1155Mフリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」にも搭載されています。
[近代化改装されるロシア海軍太平洋艦隊のフリゲート"マルシャル・シャーポシニコフ"は新たな100mm砲を得る]

既に制式採用から10年近く経過しているA-190-01ですが、現在は誘導砲弾などの新型砲弾の開発が進められています。

今回の記事では、AK-176の後継とされているA-190-01ですが、ベースとなったAK-176の直接の改良型AK-176MAロシア海軍へ採用され、新型艦艇に搭載されています。
[ロシア海軍の為の新たな76mm砲AK-176MAの試験は完了した]
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