fc2ブログ

ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・トリブツとアドミラル・ヴィノグラードフは東南アジアへの遠距離航海へ出発した

20-0802a.jpg
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2020年8月1日7時30分配信
【太平洋艦隊戦闘艦支隊はウラジオストクから遠距離航海へ出発した】

本日(8月1日)、大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」「アドミラル・ヴィノグラードフ」、更には大型海洋給油船「ボリス・ブトマ」で構成される太平洋艦隊沿海地方多種戦力小艦隊戦闘艦支隊は、承認された計画に沿ってウラジオストクから遠距離航海へ出発した。

艦は2ヶ月以上に渡り、アジア-太平洋地域での任務遂行を計画している。
この期間に、一連の外国の港への支隊の業務寄港が提示される。



20-0716a.jpg
プロジェクト1155大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」(1986年2月15日就役)は、2014年からウラジオストク艦船修理工場『ダーリザヴォード』で近代化改装を行ない、2016年7月に艦隊へ復帰しました。
[近代化改装を終えた大型対潜艦アドミラル・トリブツは2016年7月にロシア海軍太平洋艦隊へ復帰する]

改装後は積極的に遠距離航海や国際海軍演習へ参加しており、最近では2020年6月初頭にピョートル大帝湾で砲撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・トリブツはピョートル大帝湾で砲撃訓練を行なった]

2020年6月末には日本海で行なわれた潜水艦捜索演習へ参加しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の対潜艦部隊と対潜哨戒機は日本海で潜水艦捜索演習を行なった]


20-0716b.jpg
大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」(1989年5月1日就役)は、2020年2月上旬から3月末まで南アジアへの遠距離航海を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフはスリランカを去った]

スリランカを訪問した後に帰路へ就き、3月26日に対馬海峡を北上し、その後、ウラジオストクへ帰投しました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2020年3月27日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】


2020年7月16日、2隻の大型対潜艦ウラジオストクを出航し、海上での砲撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・トリブツとアドミラル・ヴィノグラードフは日本海で砲撃訓練を行なった]

7月28日、2隻の大型対潜艦日本海で対潜戦闘演習を行ないました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・トリブツとアドミラル・ヴィノグラードフは日本海で対潜戦闘演習を行なった]


そして8月1日、2隻の大型対潜艦は、大型海洋給油船「ボリス・ブトマ」(1978年10月30日就役)を伴い、東南アジア地域への遠距離航海へ出発しました。
20-0802b.jpg

7月後半に何度も2隻で一緒に演習を行なっていたのは、今回の遠距離航海の事前訓練だったようです。

なお、この2隻のコンビは、2019年4月~6月にも東南アジアへの遠距離航海を行なっています。
[ロシア太平洋艦隊の東南アジア遠征(2019年4月-6月)]
関連記事
スポンサーサイト