ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはアルジェリアを訪れた

『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2020年8月11日13時59分配信
【ロシアの対潜艦はアルジェリア首都への業務寄港を行なった】
モスクワ、8月11日、インタファクス
地中海で遠距離航海任務を遂行している大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、港湾都市アルジェへの業務寄港を行なった。
北方艦隊は発表した。


「本日(8月11日)午後、艦は埠頭へ係留されました。
大型対潜艦の乗組員にとって、これは、遠距離航海開始以来、初めての外国港への訪問となりました」
艦隊広報サービスは伝えた。
ロシア艦の業務寄港プログラムでは、物資の補充と要員の休養が提供される。
「航海指揮官スタニスラフ・ヴァリク1等海佐と艦長アレクサンドル・エゼーエフ1等海佐は、アルジェリア人民海軍司令部要員への一連の表敬訪問を行ないます。
艦上には、ロシア外交団の代表が到着します」
北方艦隊は伝えた。
広報サービスは、困難な感染状況に関連し、要員の市内への外出は最大限に制限されると指摘した。
「アルジェリア民間人のロシア艦への訪問も又、提供されておりません。
北方艦隊省への訪問は3日間続きます」
広報サービスは指摘した。
艦隊の代理人は、ロシア艦のアルジェリア訪問は、国際海軍協力を維持する目的で行なわれると言った。
北方艦隊の大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」(1982年1月10日就役/2010年12月7日再就役)は、2020年6月13日にセヴェロモルスクを出航し、バルト海へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはバルト海へ向かった]
しかし、バレンツ海とノルウェー海を通過した「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、北海からバルト海へは入らず、更に南下してラ・マンシュ海峡(英仏海峡)を通過しました。

[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは英仏海峡を通過した]
その後、バルト海へ入り、7月26日にクロンシュタットで行なわれた『ロシア海軍の日』観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。
観艦式が終わった後も母港セヴェロモルスクへの帰路には就かず、そのまま地中海への遠距離航海へ出発しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは地中海へ行く]
8月6日にはビスケー湾で潜水艦捜索演習を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2020年8月6日22時0分配信
【大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」はビスケー湾で潜水艦の捜索へ取り組んだ】
8月7日にはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは地中海へ入った]
8月11日、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」はアルジェリアの首都アルジェを訪問しました。
なお、現在、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」を含め、北方艦隊と太平洋艦隊の計4隻のプロジェクト1155大型対潜艦が遠距離航海を行なっています。
北方艦隊の大型対潜艦「セヴェロモルスク」は、8月5日に北極圏への遠距離航海へ出発しました。
[ロシア海軍北方艦隊の第9次北極遠征部隊はディクソン港へ到着した]
太平洋艦隊の大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」と「アドミラル・ヴィノグラードフ」は、8月1日に東南アジアへの遠距離航海へ出発しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・トリブツとアドミラル・ヴィノグラードフは東南アジアへの遠距離航海へ出発した]
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