ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはアルジェリアを去った

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2020年8月13日17時52分配信
【北方艦隊の大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」はアルジェリアへの業務寄港を完了し、地中海へ出た】
遠海ゾーンで航海任務を遂行している大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、港湾都市アルジェ~北アフリカの国と同名の首都~への業務寄港を完了した。
本日(8月13日)の正午頃に艦は港から出て地中海へ向かった。
ロシア船員の訪問は3日間続いた。
この間に艦の乗組員は、真水と食料の在庫を補充し、資材の必要な作業を行ない、航行当直から解放された。
アルジェリアにおける将兵の為の小旅行や文化大衆行事は行なわれなかった。
市内への外出は、困難な感染状況に関連し、厳しく制限された。
大型対潜艦の乗組員にとって、これは、遠距離航海開始以来、初めての外国港への訪問となった。
今後、彼らは更に、地中海諸国への数回の業務寄港を行なう。
ロシア艦のアルジェリア及び他の国への訪問は、国際海軍協力を維持する目的で行なわれる。
大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」の遠距離航海の主な任務は、ロシア海軍の聖アンドレイ旗のデモンストレーションと、この地域におけるロシア連邦の海軍の存在の確保に在る。
北方艦隊の大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」(1982年1月10日就役/2010年12月7日再就役)は、2020年6月13日にセヴェロモルスクを出航し、バルト海へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはバルト海へ向かった]
しかし、バレンツ海とノルウェー海を通過した「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、北海からバルト海へは入らず、更に南下してラ・マンシュ海峡(英仏海峡)を通過しました。

[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは英仏海峡を通過した]
その後、バルト海へ入り、7月26日にクロンシュタットで行なわれた『ロシア海軍の日』観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。
観艦式が終わった後も母港セヴェロモルスクへの帰路には就かず、そのまま地中海への遠距離航海へ出発しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは地中海へ行く]
8月6日にはビスケー湾で潜水艦捜索演習を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2020年8月6日22時0分配信
【大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」はビスケー湾で潜水艦の捜索へ取り組んだ】
8月7日にはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは地中海へ入った]

8月11日、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」はアルジェリアの首都アルジェを訪問しました。

[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはアルジェリアを訪れた]
8月13日にアルジェを出航しました。
今後、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は地中海東部へ向かいます。
なお、現在、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」を含め、北方艦隊と太平洋艦隊の計4隻のプロジェクト1155大型対潜艦が遠距離航海を行なっています。
北方艦隊の大型対潜艦「セヴェロモルスク」は、8月5日に北極圏への遠距離航海へ出発しました。
[ロシア海軍北方艦隊の第9次北極遠征部隊はディクソン港へ到着した]
太平洋艦隊の大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」と「アドミラル・ヴィノグラードフ」は、8月1日に東南アジアへの遠距離航海へ出発しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・トリブツとアドミラル・ヴィノグラードフは東南アジアへの遠距離航海へ出発した]
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