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ロシア海軍北方艦隊の第9次北極遠征部隊はドゥディンカ港へ到着した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2020年8月15日17時28分配信
【北方艦隊北極グループはドゥディンカへ到着した】

本日(8月15日)、艦隊副司令官オレグ・ゴルべフ中将指揮下の北方艦隊北極グループの艦船はドゥディンカ港へ到着した。
ディクソン港からエニセイ川上流のドゥディンカまでの移動には2日間が費やされた。
艦船は大型対潜艦「セヴェロモルスク」が先頭の縦列隊形で河川水路を約10ノットの平均速力で進んだ。
隊列の殿は砕氷船「イリヤー・ムーロメツ」KIL-143が務めた。

初めて北方艦隊の艦において、軍事船員と共に8名のタイミル全ロシア軍事スポーツ少年団員ディクソンからドゥディンカまでの移動を行なった。
この見学旅行は、教育、規律、社会活動の高さを示す為に奨励された。

ドゥディンカへ到着した大型対潜艦「セヴェロモルスク」は埠頭へ停まり、大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」「コンドポガ」は港の泊地に投錨停泊した。

北方艦隊将兵は、タイミル・ドルガノ・ネネツ市地域、ドゥディンカ、ノリリスクの幹部と会った。
会合の後、彼らは北極グループの司令部と共にタイミルの重要な産業施設の防衛に関する兵種間戦術演習の組織的な問題と、合同スポーツ行事及び文化大衆行事に関する作業の打ち合わせを行なった。

この2日間、軍事船員は、沿岸への艦の進入や海軍歩兵部隊の要員及び車両を無防備の海岸へ上陸させる幾つかの訓練を行なう。
『無防備の海岸への海上揚陸部隊の上陸戦闘』と呼ばれる北極グループの演習は、8月18日に実施される。
それには、大型対潜艦「セヴェロモルスク」、大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」「コンドポガ」北方艦隊海軍歩兵の将兵及び車両、更にはヘリコプターKa-27の揚陸ヴァージョン(Ka-29)が関わる。



通算9度目となるロシア北方艦隊北極圏への遠距離航海は、2020年8月5日に始まりました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船部隊は9回目の北極圏航海へ出発した]

指揮官は、2018年と2019年の北極遠征と同様の北方艦隊副司令官オレグ・ゴルべフ中将です。

[北方艦隊北極支隊](オレグ・ゴルべフ中将)
大型対潜艦「セヴェロモルスク」(619)
大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」(031)
大型揚陸艦「コンドポガ」(027)
海洋掃海艦「ウラジーミル・グマネンコ」(811)
救助曳船「パミール」
大型海洋給油船「セルゲイ・オシポフ」
サルベージ船KIL-143
砕氷船「イリヤー・ムーロメツ」


北極遠征部隊は、8月8日にカラ海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の北極遠征部隊はカラ海へ入った]

8月10日にタイミル半島ディクソン港へ到着しました。
[ロシア海軍北方艦隊の第9次北極遠征部隊はディクソン港へ到着した]
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その後、北極遠征部隊エニセイ川を南下してドゥディンカ港へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の第9次北極遠征部隊はエニセイ川を南下してドゥディンカ港へ向かった]

8月15日にドゥディンカ港へ到着しました。
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今後、北極遠征部隊ドゥディンカで上陸演習を行ないます。


なお、現在、「セヴェロモルスク」を含め、北方艦隊太平洋艦隊の計4隻のプロジェクト1155大型対潜艦が遠距離航海を行なっています。

北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、8月初頭から地中海への遠距離航海を開始しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはアルジェリアを去った]

太平洋艦隊大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」「アドミラル・ヴィノグラードフ」は、8月1日に東南アジアへの遠距離航海へ出発しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・トリブツとアドミラル・ヴィノグラードフは東南アジアへの遠距離航海へ出発した]
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