ロシア海軍黒海艦隊の為の最新小型ロケット艦グライヴォロンはノヴォロシースクへ到着した

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2020年8月17日14時23分配信
【黒海艦隊の新たな小型ロケット艦「グライヴォロン」は国家試験を実施する為にノヴォロシースクへ到着した】
新たな小型ロケット艦「グライヴォロン」は、国家試験を実施し、その後に黒海艦隊へ加入する為にノヴォロシースク海軍基地へ到着した。
現在、艦の船体の水上構造物へ機器を据え付ける作業が行なわれている。
準備作業の終了後、小型ロケット艦「グライヴォロン」乗組員と工場製造者の試運転チームは、複合国家試験の実行を開始する。
それが終了した後、「グライヴォロン」は黒海艦隊へ受け入れられ、武装として高精度兵器複合体「カリブル-NK」を有する第4の黒海艦隊の小型ロケット艦となる。
以前、艦の乗組員は、サンクトペテルブルクの海軍訓練センターで再訓練を行ない、その中で船員は、工業企業での実習を行ない、将来の操作が待ち受けている機器装置、艦載設備及び兵装を学んだ。
[参照]
小型ロケット艦「グライヴォロン」は、最新の風貌の砲、ミサイル、対水中工作防衛、高射及び電波電子兵装を装備する多目的艦である。
近代化された「ブヤン-M」シリーズの9番艦であり、黒海艦隊の為に建造された。
同プロジェクト艦は、増加した排水量と、海上および沿岸目標の撃破の為に意図されている最新の長射程高精度ミサイル兵器~汎用ミサイル複合体「カリブル-NK」で武装する。
プロジェクト「ブヤン-M」艦の用途は、国家経済ゾーンの保護及び防護である。
既に黒海艦隊の一員として、同プロジェクト艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」、「オレホヴォ・ズエヴォ」、「イングシェチア」が順調に任務を遂行している。
プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦の9番艦「グライヴォロン」は、ロシア内陸部ゼレノドリスクの『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で2015年4月10日に起工されました。
[ロシア海軍の小型ロケット艦グライヴォロンは2015年4月10日に起工される]
2020年3月下旬までに黒海艦隊から乗組員が集められました。
[ロシア海軍黒海艦隊はブヤン-M級小型ロケット艦グライヴォロンとカラクルト級小型ロケット艦ツィクロンの乗組員を編成した]
2020年4月に進水しました。
2020年6月10日に造船所の岸壁で係留試験を開始しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の最新小型ロケット艦グライヴォロンは係留試験を開始した]
「グライヴォロン」は7月31日に造船所の岸壁を離れ、ロシア内陸水路経由でノヴォロシースクへ向かいました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の最新小型ロケット艦グライヴォロンはノヴォロシースクへ向かった]

8月17日にノヴォロシースクへ到着しました。
今後、「グライヴォロン」は黒海で洋上試験を実施します。
「グライヴォロン」は2020年12月末までにロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入されます。
「グライヴォロン」以降の3隻の21631小型ロケット艦(「グラード」、「ナロ・フォミンスク」、「スタヴロポリ」)も黒海艦隊へ編入されます。
[ゼレノドリスク造船所はロシア海軍黒海艦隊の為に4隻の小型ロケット艦と4隻の哨戒艦を建造する]
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