ロシア海軍北方艦隊の第9次北極遠征部隊の軍艦はドゥディンカで公開された

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2020年8月20日14時53分配信
【北方艦隊北極グループの艦はタイミル住民の訪問の為にドゥディンカで公開された】
本日(8月20日)、北方艦隊の部隊の兵種間演習へ参加する為にドゥディンカ港へ到着した北方艦隊北極グループの艦は、タイミル住民の訪問の為に公開された。
軍事船員は、大型対潜艦「セヴェロモルスク」と大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」及び「コンドポガ」の見学旅行プログラムを用意した。
対潜艦のヘリコプター発着場では、訪問者の見学の為に捜索救助ヘリコプターKa-27が展示され、揚陸艦の中甲板の扉では射撃兵器の展示が用意された。
全ての艦では、写真撮影の為の特別な場所が提供された。
訓練を受けた士官は、艦の歴史、基礎的な技術的特性と戦闘能力についてゲストへ話した。
北方艦隊の艦の見学旅行は、伝染病の持ち込み及び拡大の排除へ指向される衛生-防疫措置に従って実施された。
見学旅行グループは10名で構成され、全ての艦の訪問者の為に、マスクモードと体温測定が義務付けられた。
北方艦隊の艦は、8月30日まで訪問の為に入る事が出来る。
北方艦隊船員のタイミルへの滞在は、地元住民に大いなる関心を引き起こした。
昨年、北方艦隊の艦の見学プログラム中、1万人以上のタイミル住民がドゥディンカを訪れた。
通算9度目となるロシア北方艦隊の北極圏への遠距離航海は、2020年8月5日に始まりました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船部隊は9回目の北極圏航海へ出発した]
指揮官は、2018年と2019年の北極遠征と同様の北方艦隊副司令官オレグ・ゴルべフ中将です。
[北方艦隊北極支隊](オレグ・ゴルべフ中将)
大型対潜艦「セヴェロモルスク」(619)
大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」(031)
大型揚陸艦「コンドポガ」(027)
海洋掃海艦「ウラジーミル・グマネンコ」(811)
救助曳船「パミール」
大型海洋給油船「セルゲイ・オシポフ」
サルベージ船KIL-143
砕氷船「イリヤー・ムーロメツ」
北極遠征部隊は、8月8日にカラ海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の北極遠征部隊はカラ海へ入った]
8月10日にタイミル半島のディクソン港へ到着しました。
[ロシア海軍北方艦隊の第9次北極遠征部隊はディクソン港へ到着した]

その後、北極遠征部隊はエニセイ川を南下してドゥディンカ港へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の第9次北極遠征部隊はエニセイ川を南下してドゥディンカ港へ向かった]
8月15日にドゥディンカ港へ到着しました。
[ロシア海軍北方艦隊の第9次北極遠征部隊はドゥディンカ港へ到着した]

北極遠征部隊は、8月18日にドゥディンカ周辺で上陸戦闘演習を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の第9次北極遠征部隊はドゥディンカで上陸戦闘演習を行なった]
その後、大型対潜艦「セヴェロモルスク」、大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」、「コンドポガ」の3隻はドゥディンカで地元住民へ公開されました。
なお、現在、「セヴェロモルスク」を含め、北方艦隊と太平洋艦隊の計4隻のプロジェクト1155大型対潜艦が遠距離航海を行なっています。
北方艦隊の大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、8月初頭から地中海への遠距離航海を開始しました。
[大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ遠距離航海(2020年8月-)]
太平洋艦隊の大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」と「アドミラル・ヴィノグラードフ」は、8月1日に東南アジアへの遠距離航海へ出発しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・トリブツとアドミラル・ヴィノグラードフは東南アジアへの遠距離航海へ出発した]
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