原子力水中無人機システム"ポセイドン"を搭載する特殊用途原子力潜水艦ハバロフスクは2021年に進水する
- カテゴリ:ロシア海軍の特務原潜

『タス通信』より
2020年8月23日20時10分配信
【『セヴマシュ』トップ:「ポセイドン」搭載原子力潜水艦「ハバロフスク」の進水は2021年よりも前にはならない】
クビンカ/モスクワ州、8月23日/タス通信
無人水中装置「ポセイドン」を搭載するプロジェクト09851原子力潜水艦「ハバロフスク」の進水は2021年よりも前にはならない。
日曜日、『タス通信』は『セヴマシュ』総取締役ミハイル・ブドニチェンコより伝えられた。
「2020年のハバロフスク進水は、全く計画されておりません」
彼は、国際軍事技術フォーラム『アルミヤ-2020』の控室で話した。
「ハバロフスク」は、第2の「ポセイドン」搭載艦である。
最初の「ポセイドン」搭載艦~プロジェクト09852潜水艦「ベルゴロド」は2019年4月23日に進水した。
その海軍への引き渡しは、今年9月に計画されている。
当初、これはプロジェクト949Aとして建造されたが、その後、特殊プロジェクトとして再起工された。
「ベルゴロド」と「ハバロフスク」は、6基の装置「ポセイドン」を搭載しなければならない。
その後に「ポセイドン」と命名された水中装置の作成は、ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンが2018年3月の連邦教書演説で初めて述べた。
大統領によると、このような無人機は、広範囲の目標の破壊が可能な通常弾頭あるいは核弾頭を装備する。
無人機は無制限の航行距離を得て深度1キロメートル以上で動作する。

プロジェクト09851特殊用途原子力潜水艦「ハバロフスク」は、2014年7月27日にセヴェロドヴィンスクの『セヴマシュ』で起工されました。
[原子力潜水艦ハバロフスクはロシア海軍の日に起工された]
[秘密のプロジェクト09851特務原潜ハバロフスク]
「ハバロフスク」の詳細や具体的なスペック(艦の大きさなど)は、一切公表されていませんが、無人小型潜水艇を搭載するようです。
[ロシア海軍の為の特務原潜ハバロフスクの3Dモデルが作成された]
2018年5月下旬には船体の水圧試験(強度試験)が始まりました。
[ロシア海軍のプロジェクト09851特殊用途原子力潜水艦ハバロフスクの船体の水圧試験が始まった]
「ハバロフスク」は、原子力水中無人機(大洋多目的システム)「ポセイドン」の搭載母艦としての機能も有しており、合計6基の「ポセイドン」を搭載します。
[スーパーキャビテーション原子力水中無人機システム"ポセイドン"は2021年にロシア海軍へ制式採用される]
以前には、「ハバロフスク」の進水は、2020年の春~4月か5月に予定されていましたが、2020年6月末以降に延期されました。
[原子力水中無人機システム"ポセイドン"を搭載する特殊用途原子力潜水艦ハバロフスクは2020年5月に進水する]
[スーパーキャビテーション原子力水中無人機システム"ポセイドン"搭載原潜ハバロフスクは2020年春に進水し、2022年にロシア海軍へ就役する]
[原子力水中無人機システム"ポセイドン"を搭載する特殊用途原子力潜水艦ハバロフスクは2020年6月末以降に進水する]
そして「ハバロフスク」の進水は更に延期され、2021年になりました。
なお、2019年4月23日には、「ポセイドン」搭載原潜「ベルゴロド」が進水しています。
[ロシア海軍の為の特殊用途原子力潜水艦ベルゴロドは進水した]
「ベルゴロド」は北方艦隊へ配備されるので(乗組員は北方艦隊から集められている)、「ハバロフスク」は太平洋艦隊へ配備される可能性が高いでしょう。
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