ロシア海軍のロケット艦ダゲスタンとブヤン-M小型ロケット艦は巡航ミサイル"カリブル"搭載数を増加できる
- カテゴリ:ロシア新世代水上艦
『タス通信』より
2020年8月27日14時10分配信
【プロジェクト「ブヤン-M」及び「ゲパルト」ロケット艦は「カリブル」装弾数が増加する】
モスクワ、8月27日/タス通信
プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦とプロジェクト11661「ゲパルト」警備艦は、近代化中に増加した装弾数の有翼ミサイル「カリブル」を受け取り、海軍は、このプロジェクトに関心を有している。
『タス通信』のインタビューに対し、造船団体『アク・バルス』のトップ、レナート・ミスタホフは述べた。
「私共は、2つのプロジェクト~21631と11661で、排水量を増加させるコンセプトを提案しました。
ブヤンの場合、例えば、私共は、8基に代わり16基の発射機の設置を提案いたしました。
ゲパルトでは、ミサイル兵器を24基の発射機に拡大する事を提案いたしました」
ミスタホフは述べた。
その結果、各々のプロジェクトは、有翼ミサイル発射の為の垂直発射管を有する汎用艦載射撃複合体が、もう1つ追加される。
「特に、11661について、私共は、2基の、それぞれ8つのセルの汎用艦載射撃複合体2基を、航行艦橋の後ろ、船体中部へ設置し、もう1基の汎用艦載射撃複合体を艦首部へ設置する事を提案いたしました。
この提案に、海軍は非常に関心を持っています」
『アク・バルス』のトップは説明した。
この場合、艦の船体は、排水量の増加を除き、実質的には同じままである。
「私共は、戦闘条件を含め、それ自身が証明された船体を基本にする事を提案いたしました。
何故なら、艦の船体は、航海能力において成功したものであるからです」
ミスタホフは話した。
「これにより、無論、排水量自体は増加します。
小型ロケット艦の場合、汎用艦載射撃複合体を追加した排水量は、900トンから約1300~1500トンに増加します。
プロジェクト11661をベースにした場合、その排水量で3基の汎用艦載射撃複合体を設置できます」
対談者は説明した。
[ロケット艦プロジェクト11661及び21631]
プロジェクト11661警備艦(フリゲート)「ゲパルト-3.9」は海上国境線と経済圏を保護及び哨戒し、海上作戦を支援し、国益を代表し、海域で旗のデモンストレーションを行なう為に意図されている。
プロジェクト11661フリゲートは、1990年から『ゴーリキー記念ゼレノドリスク工場』で建造されている。
艦の排水量は1500トンになり、砲、対艦、高射及び対潜兵器を装備する。
フリゲート「ダゲスタン」(カスピ小艦隊の一員)は、有翼ミサイルを持つ複合体「カリブル-NK」の改善プロジェクトの下で建造された。
プロジェクト21631(コード名「ブヤン-M」)小型ロケット艦(コルベット)は、ロシアの新世代多目的ロケット砲艦である。
海、大洋、内海、航行可能な河川の公海沿岸エリアを保護する為の哨戒勤務へ就くために意図されている。
主要打撃兵器(ミサイル「カリブル-NK」発射装置)は、敵の水上艦のみならず、海岸線から著しく離れた所に位置する地上施設を撃破できる。
主要兵装は、有翼ミサイル「カリブル」(8基のミサイル、射程距離2500km)垂直発射装置、口径100mmのA-190砲装置、高射兵器:「ギブカ」回転発射装置と砲複合体AK-630M-2「ドゥエト」である。
コルベットは、沿岸の対空防衛手段のカバーの対象となるが故に、重高射兵器(高射ミサイル複合体「フォルト」や類似の複合体)を有していない。

プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦は、プロジェクト21630「ブヤン」小型砲艦の拡大発展型であり、現在までにロシア内陸部ゼレノドリスクの『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で12隻が起工され、この内の8隻が就役しています。
[プロジェクト21631ブヤン-M小型ロケット艦]
プロジェクト21631の主要兵装は、有翼ミサイル複合体「カリブル」です。
「カリブル」には、対艦攻撃型(最大射程375km)と対地攻撃型(最大射程2500km)が有ります。

[打撃巡航ミサイル「カリブル」]

プロジェクト11661Kロケット艦(警備艦)「ダゲスタン」は、ロシア内陸部ゼレノドリスクの『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で1990年5月5日に起工され、2011年4月4日に進水し、2012年11月28日にロシア海軍へ正式に就役し、カスピ小艦隊へ編入されました。
[警備艦ダゲスタンはロシア海軍へ引き渡された]
「ダゲスタン」は、ロシア海軍の水上艦で初めて有翼ミサイル「カリブル」の垂直発射機(8セル)を搭載しました。
これらの艦を建造した『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』を傘下に持つ造船団体『アク・バルス』は、ロシア海軍に対し、これらの艦の「カリブル」の垂直発射機の増加を提案しています。
この場合、プロジェクト21631は有翼ミサイル「カリブル」が16基、「ダゲスタン」は「カリブル」が24基に増加します。
2020年8月27日14時10分配信
【プロジェクト「ブヤン-M」及び「ゲパルト」ロケット艦は「カリブル」装弾数が増加する】
モスクワ、8月27日/タス通信
プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦とプロジェクト11661「ゲパルト」警備艦は、近代化中に増加した装弾数の有翼ミサイル「カリブル」を受け取り、海軍は、このプロジェクトに関心を有している。
『タス通信』のインタビューに対し、造船団体『アク・バルス』のトップ、レナート・ミスタホフは述べた。
「私共は、2つのプロジェクト~21631と11661で、排水量を増加させるコンセプトを提案しました。
ブヤンの場合、例えば、私共は、8基に代わり16基の発射機の設置を提案いたしました。
ゲパルトでは、ミサイル兵器を24基の発射機に拡大する事を提案いたしました」
ミスタホフは述べた。
その結果、各々のプロジェクトは、有翼ミサイル発射の為の垂直発射管を有する汎用艦載射撃複合体が、もう1つ追加される。
「特に、11661について、私共は、2基の、それぞれ8つのセルの汎用艦載射撃複合体2基を、航行艦橋の後ろ、船体中部へ設置し、もう1基の汎用艦載射撃複合体を艦首部へ設置する事を提案いたしました。
この提案に、海軍は非常に関心を持っています」
『アク・バルス』のトップは説明した。
この場合、艦の船体は、排水量の増加を除き、実質的には同じままである。
「私共は、戦闘条件を含め、それ自身が証明された船体を基本にする事を提案いたしました。
何故なら、艦の船体は、航海能力において成功したものであるからです」
ミスタホフは話した。
「これにより、無論、排水量自体は増加します。
小型ロケット艦の場合、汎用艦載射撃複合体を追加した排水量は、900トンから約1300~1500トンに増加します。
プロジェクト11661をベースにした場合、その排水量で3基の汎用艦載射撃複合体を設置できます」
対談者は説明した。
[ロケット艦プロジェクト11661及び21631]
プロジェクト11661警備艦(フリゲート)「ゲパルト-3.9」は海上国境線と経済圏を保護及び哨戒し、海上作戦を支援し、国益を代表し、海域で旗のデモンストレーションを行なう為に意図されている。
プロジェクト11661フリゲートは、1990年から『ゴーリキー記念ゼレノドリスク工場』で建造されている。
艦の排水量は1500トンになり、砲、対艦、高射及び対潜兵器を装備する。
フリゲート「ダゲスタン」(カスピ小艦隊の一員)は、有翼ミサイルを持つ複合体「カリブル-NK」の改善プロジェクトの下で建造された。
プロジェクト21631(コード名「ブヤン-M」)小型ロケット艦(コルベット)は、ロシアの新世代多目的ロケット砲艦である。
海、大洋、内海、航行可能な河川の公海沿岸エリアを保護する為の哨戒勤務へ就くために意図されている。
主要打撃兵器(ミサイル「カリブル-NK」発射装置)は、敵の水上艦のみならず、海岸線から著しく離れた所に位置する地上施設を撃破できる。
主要兵装は、有翼ミサイル「カリブル」(8基のミサイル、射程距離2500km)垂直発射装置、口径100mmのA-190砲装置、高射兵器:「ギブカ」回転発射装置と砲複合体AK-630M-2「ドゥエト」である。
コルベットは、沿岸の対空防衛手段のカバーの対象となるが故に、重高射兵器(高射ミサイル複合体「フォルト」や類似の複合体)を有していない。

プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦は、プロジェクト21630「ブヤン」小型砲艦の拡大発展型であり、現在までにロシア内陸部ゼレノドリスクの『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で12隻が起工され、この内の8隻が就役しています。
[プロジェクト21631ブヤン-M小型ロケット艦]
プロジェクト21631の主要兵装は、有翼ミサイル複合体「カリブル」です。
「カリブル」には、対艦攻撃型(最大射程375km)と対地攻撃型(最大射程2500km)が有ります。

[打撃巡航ミサイル「カリブル」]

プロジェクト11661Kロケット艦(警備艦)「ダゲスタン」は、ロシア内陸部ゼレノドリスクの『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で1990年5月5日に起工され、2011年4月4日に進水し、2012年11月28日にロシア海軍へ正式に就役し、カスピ小艦隊へ編入されました。
[警備艦ダゲスタンはロシア海軍へ引き渡された]
「ダゲスタン」は、ロシア海軍の水上艦で初めて有翼ミサイル「カリブル」の垂直発射機(8セル)を搭載しました。
これらの艦を建造した『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』を傘下に持つ造船団体『アク・バルス』は、ロシア海軍に対し、これらの艦の「カリブル」の垂直発射機の増加を提案しています。
この場合、プロジェクト21631は有翼ミサイル「カリブル」が16基、「ダゲスタン」は「カリブル」が24基に増加します。
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