ロシア海軍太平洋艦隊の最新コルベット"グロームキー"と"ソヴェルシェーンヌイ"はチュクチ海で艦砲射撃訓練を行なった


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2020年8月29日8時59分配信
【太平洋艦隊のコルベットは初めてチュクチ海沿岸の目標への合同砲射撃を実施した】
遠海ゾーンにおける太平洋艦隊グループ戦力の戦術演習計画の下で、太平洋艦隊のコルベット「グロームキー」と「ソヴェルシェーンヌイ」は、初めてチュクチ海沿岸の起伏のある場所に隠れた視認できず、観測できない目標を制圧する為の合同砲射撃を実施した。

困難な位置の標的は、仮想敵の永久火点、戦闘車両、強化堡塁を模していた。
目標への艦の誘導及び砲撃の弾着修正は、無人飛行装置複合体「オルラン-10」を用いて行なわれた。

ロシア太平洋艦隊のコルベット「グロームキー」と「ソヴェルシェーンヌイ」は、2020年4月初頭から6月下旬まで遠距離航海を行ない、太平洋へ進出しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"と"グロームキー"は遠距離航海を終えてウラジオストクへ帰投した]
「グロームキー」は、2020年7月26日の『ロシア海軍の日』のウラジオストク(金角湾)の観艦式へ参加しました。
その後、2隻のコルベットは、2020年8月15日までにナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」、大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」、複合測量艦「マルシャル・クルイロフ」、小型対潜艦や支援船と共にウラジオストクを出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の主力水上艦はウラジオストクを出航した]
この艦船部隊は、オホーツク海、カムチャツカ半島およびチュクチ半島沿岸で演習を行ないます。
8月17日には、カムチャツカ半島のアヴァチンスキー湾で、ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」と大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」が、海上目標(海上曳航盾船)及び沿岸目標への砲撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグと大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフはカムチャツカ沖で砲撃訓練を実施した]
8月24日にはベーリング海北西部で複合測量艦「マルシャル・クルイロフ」がヘリコプター発着訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の複合測定艦マルシャル・クルイロフはベーリング海北西部で艦載ヘリコプターの発着艦訓練を行なった]
8月26日には2隻のコルベットがチュクチ沿岸のアナドイル湾で海上目標(海上曳航盾船)への砲撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新コルベット"グロームキー"と"ソヴェルシェーンヌイ"はベーリング海北部で砲撃訓練を行なった]
8月27日にはナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」と原子力水中巡洋艦「オムスク」がベーリング海で対艦ミサイルを発射しました。
同日、チュクチ沿岸から地対艦ミサイル「バスチオン」(オーニクス)の発射訓練も行われました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグと原子力水中巡洋艦オムスクはベーリング海で対艦ミサイルを発射した]
その後、2隻のコルベットはベーリング海峡を超えてチュクチ海へ入り、8月29日には同海域で沿岸の地上目標への艦砲射撃訓練を行ないました。

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