ロシア海軍黒海艦隊の為の最新小型ロケット艦グライヴォロンはノヴォロシースクで消磁作業を行なった

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2020年9月2日11時55分配信
【黒海艦隊の為に建造された最新小型ロケット艦「グライヴォロン」は第1次電磁処理を実施した】
黒海艦隊為に建造された最新のプロジェクト「ブヤン-M」小型ロケット艦「グライヴォロン」は、第1次電磁処理を実施した。
船体の磁力を減少させる過程は、非巻き付け消磁スタンドを使用し、ノヴォロシースク軍港の外部試運転基盤で行なわれた。
艦の電磁処理は、航法複合体の動作を改善し、高精度兵器システムからの艦の防護を向上させ、敵の非接触機雷及び魚雷の不具合を保障する為に実施される。
黒海艦隊のクリミア海軍基地の水域保護艦連合部隊で形成された新たな小型ロケット艦の乗組員は、既に艦内へ配置されている。
以前、艦の乗組員はサンクトペテルブルク市の海軍訓練センターで再訓練を行ない、その中で船員は造船会社で実習を行ない、プロジェクト「ブヤン-M」艦の機器装置、艦載設備及び兵装を学んだ。
2020年8月中旬、艦は工場試験及び国家試験を実施する為にノヴォロシースク海軍基地へ到着した。
「グライヴォロン」は、武装として高精度兵器複合体「カリブル-NK」を有する第4の黒海艦隊の小型ロケット艦となる。
既に黒海艦隊の一員として、同プロジェクト艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」、「オレホヴォ・ズエヴォ」、「イングシェチア」が順調に任務を遂行している。
[参照]
小型ロケット艦「グライヴォロン」は、近代化された「ブヤン-M」シリーズの9番艦である。
同プロジェクト艦は、最新の風貌の砲、ミサイル、対水中工作防衛、高射及び電波電子兵装を装備し、増加した排水量を有し、海上および沿岸の目標の撃破が可能である。
プロジェクト「ブヤン-M」艦の用途は、国家経済ゾーンの保護及び防護である。
プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦の9番艦「グライヴォロン」は、ロシア内陸部ゼレノドリスクの『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で2015年4月10日に起工されました。
[ロシア海軍の小型ロケット艦グライヴォロンは2015年4月10日に起工される]
2020年3月下旬までに黒海艦隊から乗組員が集められました。
[ロシア海軍黒海艦隊はブヤン-M級小型ロケット艦グライヴォロンとカラクルト級小型ロケット艦ツィクロンの乗組員を編成した]
2020年4月に進水しました。
2020年6月10日に造船所の岸壁で係留試験を開始しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の最新小型ロケット艦グライヴォロンは係留試験を開始した]
「グライヴォロン」は7月31日に造船所の岸壁を離れ、ロシア内陸水路経由でノヴォロシースクへ向かいました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の最新小型ロケット艦グライヴォロンはノヴォロシースクへ向かった]


8月17日にノヴォロシースクへ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の最新小型ロケット艦グライヴォロンはノヴォロシースクへ到着した]
その後、ノヴォロシースクで消磁作業が行なわれました。
今後、「グライヴォロン」は黒海で洋上試験を実施します。
「グライヴォロン」は2020年12月末までにロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入されます。
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