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ロシア海軍太平洋艦隊艦船部隊はインド洋で遭難したタンカーの救助へ向かった

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『タス通信』より
2020年9月3日19時5分配信
【ロシア連邦の戦闘艦はインド洋で遭難したタンカーの援助へ向かった】
モスクワ、9月3日/タス通信

太平洋艦隊戦闘艦支隊は、インド洋で遭難したタンカー「ニューダイアモンド」に援助を与える為、緊急に派遣された。
木曜日にロシア連邦国家防衛管理センターは報道機関へ伝えた。

「ロシア-インド合同海軍演習『インドラ・ネイヴィー』へ参加する為にアンダマン海への計画移動を行なっていた大型対潜艦アドミラル・トリブツ、アドミラル・ヴィノグラードフ、大型海洋給油船ボリス・ブトマで構成される太平洋艦隊戦闘艦支隊は、インド洋で遭難したタンカー"ニューダイアモンド"(定係港パナマ)の居る海域へ向かいました」
国家防衛管理センター
は指摘した。

船は、クウェートからインドへの移動を行なっていた。
現在、同船はスリランカ沿岸から180マイルに居る。
「チームは、2名の乗組員を除いて、タンカーを去り、救助手段と共に海上に居ます」
センター
は説明した。

太平洋艦隊艦船支隊は、既に遭難船が居る海域への移動を始めている。



プロジェクト1155大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」(1986年2月15日就役)は、2014年からウラジオストク艦船修理工場『ダーリザヴォード』で近代化改装を行ない、2016年7月に艦隊へ復帰しました。
[近代化改装を終えた大型対潜艦アドミラル・トリブツは2016年7月にロシア海軍太平洋艦隊へ復帰する]

改装後は積極的に遠距離航海や国際海軍演習へ参加しており、最近では2020年6月初頭にピョートル大帝湾で砲撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・トリブツはピョートル大帝湾で砲撃訓練を行なった]

2020年6月末には日本海で行なわれた潜水艦捜索演習へ参加しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の対潜艦部隊と対潜哨戒機は日本海で潜水艦捜索演習を行なった]


大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」(1989年5月1日就役)は、2020年2月上旬から3月末まで南アジアへの遠距離航海を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフはスリランカを去った]

スリランカを訪問した後に帰路へ就き、3月26日に対馬海峡を北上し、その後、ウラジオストクへ帰投しました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2020年3月27日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】


2020年7月16日、2隻の大型対潜艦ウラジオストクを出航し、海上での砲撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・トリブツとアドミラル・ヴィノグラードフは日本海で砲撃訓練を行なった]

7月28日、2隻の大型対潜艦日本海で対潜戦闘演習を行ないました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・トリブツとアドミラル・ヴィノグラードフは日本海で対潜戦闘演習を行なった]


そして8月1日、2隻の大型対潜艦は、大型海洋給油船「ボリス・ブトマ」(1978年10月30日就役)を伴い、東南アジア地域への遠距離航海へ出発しました。
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7月後半に何度も2隻で一緒に演習を行なっていたのは、今回の遠距離航海の事前訓練だったようです。

[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・トリブツとアドミラル・ヴィノグラードフは東南アジアへの遠距離航海へ出発した]

8月5日に対馬海峡を通過しました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2020年8月6日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

8月31日にスリランカ南部のハンバントタ港へ寄港しました。
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[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・トリブツとアドミラル・ヴィノグラードフはスリランカのハンバントタ港を訪れた]

9月3日にハンバントタ港を出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・トリブツとアドミラル・ヴィノグラードフはスリランカのハンバントタを去った]

この後に太平洋艦隊艦船部隊は、インド海軍との合同演習を行なう予定でしたが、ハンバントタ港出航直後、パナマ船籍のタンカー「ニューダイアモンド」スリランカ沖で火災事故を起こした為、急遽、同船の救助へ向かいました。
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